#WOW2024 Week29 Formatting & Intermediate Tableau Charts 出題概要&ヒント
2024年より、光栄なことにWorkout Wednesdayの出題者として参加させてもらえることになりました。
日本からの参加者ももっと増えてほしい!との思いから、
出題概要や要件を毎週和訳していきます。
自力で解きたいがちょっとヒント欲しい…という方向けの参考ページも載せています。
WorkoutWednesdayとは?
Tableauを中心としたBIツールコミュニティの有志が、
7年ほど前から開催しているイベントです。
Workoutの名の通り、筋トレしてBIツール力を鍛えるというのが趣旨で、
毎週水曜日にお題となるViz(グラフ)と要件が掲載され、参加者は可能な限り再現を目指します。
https://workout-wednesday.com/
難易度は総じて高めで、TableauだとDATA Saber合格したてぐらいだと、
解答見ずに解くには難しい問題が多めです。
ただ、試験ではなくスキルアップが目的なので、
まったく解答やWeb検索せずに自力で解く
Web検索しながら自力で解く
一定時間自力で頑張って後は解答見る
最初から解答見ながら写経してスキル習得する
等挑戦の仕方は自由です。
元々はTableauのみでしたが、近年は他のツールにも広がっており、
2024年1月時点で以下のツールの問題がほぼ毎週出題されます。
参加方法
Tableauに関しては、Tableau Publicという無料でほぼ全機能が使えるものがあるので、挑戦にあたって必要なものはPCだけです。
より詳しい参加方法は下記のArakawaさん(@yoshi_datavizjp)のブログ記事を参照してみてください。
https://www.yarakawa.com/single-post/how_to_workoutwednesday
Week29の出題概要
お題
Formatting & Intermediate Tableau Charts
(書式設定と中級チャート)
Week29は書式設定(レイアウト)と中級レベルのチャート作成がテーマです。
出題ポストに書いてる通り、複雑な表計算等は不要で、レベル分けもされてるので取り組みやすいと思います。
要件の和訳(全体)
ダッシュボードサイズ 1200*850
下記の要素をできるだけお題に近づける
余白
背景色
枠線/グリッド線
テキストの配置
ツールヒント
色は自由 お題は緑(#67c79c) 青(#879ccb) ピンク(#b87dc7)を使用
要件の和訳(Lebel1)
オーダー毎の数量(Quantity)をヒストグラムで表示する
要件の和訳(Level2)
「peas-in-a-pod」という名前で2022年から2024年までの「テクノロジー」カテゴリの売り上げを表示する
2022年から2024年までの売り上げの前月比を棒グラフで表示し、±で色分けする
要件の和訳(Level3)
1-1 Region「West」Category「Office Supplies」のサブカテゴリーごとの売り上げを2021年と2024年のデータでスロープチャートにする
1-2 2021年から2024年の間の売り上げの変化率で線を色分けし、売り上げの急減を強調する。
2-1 Region「West」Category「Furniture」のサブカテゴリーごとの売り上げを、2023年は背景として薄いグレー、2024年は前面にしbar in bar-chartで表示する
2-2 2024年の棒グラフは昨年度から売り上げが減ったものを色で強調する
3-1 Region「West」Category「Technology」のサブカテゴリーごとの売り上げを並べた棒グラフを作成する
3-2 インジケータ(●)で2023年よりも売り上げが減少したサブカテゴリーをハイライトする
参考ページ・ヒント・類題
今回はチャートそのものよりも、レイアウトの調整に苦労する人が多いと思いますので、いくつか先人の記事を紹介します。
レイアウト関係は覚えておくと実務でも時短&メンテナンス性の向上に役立つので、ぜひマスターすることをおすすめします。
・Truestar Tomokoさんの記事
・Arakawaさんの記事
・Ganekoさんの記事
・ヒント
参考記事にもありますが、下記画像のようなかたちで、まず浮動でレイアウトコンテナを作っておいて、そこに各Vizをはめてから固定に戻すのが楽です。(思ってたところにVizがはまらないことを避けられる)
おまけ
If you feel like your head is exploding from all the tricky calculations we've thrown at you lately, this challenge may be a relief.
最近、トリッキーな計算ばかりで頭がパンクしそうだと感じているなら、このチャレンジは救いになるかもしれない。
すいませんでした。。
(前週の私の出題回、実務で苦しんだものを要件に入れすぎた)