計算ではなく語学と思うと
こんぷーのPC講座は、市販のテキストを使っているわけでもなく、年間スケジュールが組まれているわけでもなく、PCをあまり触ったことがなかった人が少しずつ使えるようになって、基本操作を覚えて、就労活動の助けになればいいなという内容でございます。
ほぼ行き当たりばったり(毎週、来週何やろうかと悩む)に近いので、たまーにスタッフの方にお願いして、通所されている皆さんの希望を確認していただくことがあります。
そうすると。
やはりダントツで出てくるのがExcelの関数。
VLOOKUP関数とIF関数を使えるようになりたい、という希望が多いです。
こんぷー、普通に事務職についていたこともありますが、VLOOKUP関数とIF関数、実務で使った記憶、そんなにないですよ。。。?
VLOOKUP関数とIF関数ができると就職できるとかいう都市伝説になってしまっているのでは。。。と少し心配になります。
ただ、「関数できるようになりたいのにわからなーい」という方に向けて、お伝えしていることがあります。
関数=計算、関数=算数や数学ができないといけない、なんて思うかもしれませんが、関数は、そのどちらでもありません(と言い切るとちょっとやりすぎで、専門的な関数は、それこそ専門の統計などの数学の知識が必要ですが)。
関数は、その内容を言語化できる処理をしているので、例えばIF関数なら、
=IF(A1>1,"〇","●")
と書かれていたら
「もし、A1セルが1より大きかったら『〇』、そうじゃなかったら『●』」
という言葉に置き換えることができます。
けれど、人間向けの言葉ではExcelは理解できないので、関数にどのように書くのかを、少し算数みたいな書き方で伝えているだけで、結局は「言葉の置き換え」=「翻訳」と言えます。
算数と思わずに、国語や英語のような語学と思って、言葉を覚える気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。
ついでに言うと、「IF」という言葉は、様々なプログラミング言語で条件分岐に使われます。
1つずつ処理を確認して、条件を分けながら進めるという考え方を身に着けると、「プログラミング」の考え方も自然と身につきます。
文系・理系なんて、本当は関係なくて、要は順序立てた考え方ができるかどうか、というところが肝ですよー。
。。。間違った説明ではないよねとどきどきしつつ、たぶん来週もPC講座で似たようなことを話すこんぷーがいると思います。ほほほ。
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