キーボードのホームポジションは、実は好きに決めていいのだ

いきなりなんてことを書いているのだ。

いやしかし。やっぱり人それぞれに決めていいのではないのか、と最近思うこんぷーでございます。

ことの発端は、PC講座やっている就労移行支援施設のスタッフの方からの相談でした。

「通所者の皆さんが、毎日、一定時間タイピングの練習をしているのに、なかなか早くならないし、キーのホームポジションも覚えられない。なんとかならないか。」

皆さん。。。皆さん???
3回くらい頭の中でぐるぐると言葉が回りました。
なぜかって。。。片手しか動かない人もいれば、両手を別々に動かすことが難しい方もいるし、キーボードをガン見しないと文字が入力できない人もいるのです。
いや、普通にホームポジション覚えましょうなんて。。。言えない。。。

「文字を入力するコツがあったら教えてください」と言われ、次の講座でちょっとこんぷーが考えたキー入力の考え方を、ここでお伝えしたいと思います。

タイピング検定みたいなものの上級クラスを受けようとか思ったら、それは確かに指をホームポジションに置いて、キーボードを見ずに画面と原稿を見て、がしがしキーを打っていく必要があります。

でもしかし。
仕事でPC使っている人の何割が、キーのホームポジションを守って入力しているでしょうか(。。。いや、正確な数はしりませんが)。
今でも、右手と左手の人差し指2本で、華麗にキーを打つ人は一定数おります。
というお話をしたら、通所者の皆さん、びっくりされておりました。
がしがし両手指10本全部を使って入力できないと、仕事に就けないと思っていらっしゃった気がします。(うわ、それは大変)

人によって、入力しやすい方法は違うので、日本語の特徴を考えて、キーの組み合わせを覚えるように工夫してみましょう、というお話を続けてお伝えしました。(かな入力ではなく、ローマ字入力でのお話になります)

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日本語は、母音の5文字(A・I・U・E・O)がついてまわります。
まず、この5つのキーの場所を覚えて、これはなるべくキーを見なくても打てるようにしましょう。
それができるようになったら、子音の場所を覚えましょう。
母音よりは数が多いですが、それでも9文字(K・S・T・N・H・M・Y・R・W)です。
濁音や半濁音を入れると、さらに5文字(G・Z・D・B・P)追加され、計14文字になりますが、出番はぐっと減りますので、後からゆっくり覚えましょう。
この9+4文字の場所を覚えて、文字を入力するときに探さなくてもいいようにしましょう。
これに、先に覚えた母音5つを組み合わせれば、日本語は入力できます。
「ホームポジション」は、英文タイプを元に考えられた位置です。
日本語ではあまり使わないVやLも打ちやすいように指の位置が決められています。
キーを打つ人それぞれの得意・不得意な指の動かし方があるはずなので、「日本語では、母音と子音の組み合わせで文字を入力する」と考えて、自分の勝手のいい位置をゆっくり探してみましょう。
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あまり大きく外れたことは言っていないと思います。
よろしかったら参考にしていただけたらうれしいです。

え、こんぷー?
昔々のワープロ検定受験者なので、ホームポジションは覚えていますが。。。数字とか記号は、もはや適当にしか入力しておりません。そんなものでございます。おほほ。

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