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自己紹介+比叡山ITR50mile備忘録


〜自己紹介〜

どうも。
pepeと申します。
先日、比叡山インターナショナルトレイルラン50mileの部に参加してきました。
レースの備忘録ということでnoteのアプリを使って初めて記事を書いてみたいと思います。
誤字脱字が多くて頭が悪いのバレますがその点は悪しからず。

まずはお前誰やねん。
って感じだと思うので軽く自己紹介から。
味噌カツ県在住30代前半の二児の父をしながら隙間時間で走ってる人間です。
心掛けていることは「妻と子どもが就寝中又は不在の間に走り終え、走った疲れは家庭で見せない。」です。
学生時代は陸上をかじってて
PBは1500m 4分09秒 5000m15分27秒
という感じです。
好きな女性のタイプは木村多江です。

トレラン歴は2018年の養老トレイルの記録が残ってたのでたぶんその辺りです。
その頃はがっつり練習してた訳ではなく職場の方たちと年2回程レースに出て(養老トレイル、新城トレイル等)レースが近づくと月間100kmぐらい走る感じ(山練ほぼなし)で結果も三桁順位とかでした。

なんとなくトレランを続けてきた中で2021年の養老は月間200kmぐらい走り込んで出場し足攣りながらも36/726位
この辺りからもっと練習すれば上位イケるんじゃないかと。

翌年2022年に下のムスコが幼稚園に入園し、平日休みが多い私は山にも少し練習に行けるように。月間走行距離も300-400Kぐらいに増えました。

2022年度の記録はこんな感じ
•フェアリートレイル40K 25位
•オンタケ100K 40位
•峨山道トレイル73K 6位
•忍者トレイル48K 5位
•養老トレイル41K 6位
•木曽三川マラソン 2時間41分12秒

前置きが長くなりました。
いつ比叡山の話するんだよ?
自分語り長ぇんだよブ◯が。
というお声が聞こえてきましたので
そろそろ比叡山の話に。

2022年に調子のってレースエントリーし過ぎてメンタル的に疲れてしまい、2023年は自分がときめくレースに絞ってエントリーしようと考えました。

ということで
•比叡山50mile
•ONTAKE100mile
•伊豆トレイルジャーニー(予定)
の3本をターゲットレースとして出走することを決めました。

痛い!!石投げないで!!
今から本当に比叡山の話するからお願いします…
ということでここからようやく本題の比叡山の話です。

〜比叡山インターナショナルトレイルラン50mile〜

結果からお伝えすると
50km関門7時間30分に2分ほど間に合わず
7時間32分47秒関門通過のDNFです。
そうです。クソDNF野郎です。
なので当該記事は同じような準備、展開、フィジカルで臨んだら結果DNFになるんだなぁと生暖かい目で読み進めてください。

〜何も知らずにエントリー〜

「比叡山50mile完走したら本当にすごいぞ」
と職場のトレラン通の方から聞いており、そんな厳しいレースなら面白そうじゃないかと正直あまり調べもせずビール片手にアイヤーポチッと50mileの部にエントリー。
その後TwitterのTLを見てると想像以上に厳しそうな情報ばかり。
これは気合い入れて練習しなければ…。
一番不安だったのは80kmで5500upの累積、今まで出たレースは多くても3000up程度。自分の貧弱な足で最後までもつのかと。

〜ざっくりとした練習内容〜

比叡山に向けた直近2-4月の練習はこんな感じです。
2月455K D+7500
3月414K D+9300
4月447K D+7300

2月は週一で美濃國山城トレイル100Kに出場する先輩方と試走を兼ねての山練。山行けない週はトレミ。その他は通勤jogが基本。気が向いたらインターバルとかペース走とか。

3月も週一で山練、あとはjog後の階段練(300-400up)でコツコツと累積を稼ぐ感じ。3月末には練習の一環でOSJ新城11Kと32Kに出場。苦手な走れないコースで1日目11K 1時間34分44秒(27位)。2日目32K 5時間5分06秒(31位)。欲を言えば32Kを5時間切りしたかったけど雨でズルズルだったのでこのぐらいかなと。ここで足攣る気配がなかったのが逆に比叡山での対策不足に繋がります…。

4月はバタバタ…
弊社年度変わりあるあるで4月は全く休み取れず。
+ムスコたちの小学校入学と進級直後の時短で帰ってきてくれるおかげで平日休みも山どころかジムに行く時間さえ中々取れず…。最後の追い込みをしたかったけど4月末に峠走1、山練1、トレミ1をねじ込んで終了。限られた時間の中でも最低限はできたかなという感じ。

5月に入ってからは調整、短めの階段練で足の筋力落とさないようにしながらも疲労抜き。3日前の刺激的な感じで6kmペース走。キロ4でいくつもりが3分50でいけてしまったので多分調子は良かったと思います。

〜レース前に胃腸を壊す〜

GW暴飲暴食したせいで胃腸を壊し、まさかの1週間弱お酒が飲みたくても飲めない状態に。しかしそのおかげで逆に体が今までにないぐらい絞れてくる。特にお腹周りがスッキリして腹筋が久しぶりに割れてきました。

〜カフェイン抜き〜

2日前から一応してみるかと思いカフェインを抜いてみる。するとひどい頭痛に。え、風邪ひいた??と思うほど。この頭痛を抱えながらスタートラインに立つのは逆効果なんじゃないかと不安を抱えつつも当日は意外と頭痛がなかったのでそのままカフェイン摂らずにスタートしました。(今後は全くカフェイン抜きしないかもっと事前にやろうと固く誓う)

〜暑熱順化〜

この比叡山ITRは5月の暑熱順化できていない時期に高出力で進むレースということで足攣りが続出するとの噂。対策しなくちゃいけないなぁと思っているとGW辺りに暑い日が続いてjogでも毎日滝汗。お風呂も長めに入るようにしてたしそれだけでいいかなと。レースが近づいてくると当日雨予報みたいだったのでそれほどしっかりと暑熱順化っぽいこともせず当日を迎える。

〜補給計画〜

補給計画といってもそんなに大そうな計画ではありません。
持っていったもの
•ジェル①×12(100kカロリー)
•ジェル②×3(170kカロリー)
•カロリーメイト的な固形×5(100kカロリー)
•塩熱サプリ×10
•アミノバイタルプロ×6
•カフェインピル2錠
•経口保水液の粉末×多数
基本的にはジェルでの補給、40分に1本ジェルを摂っていき飽きたり急登で歩いたりするところ等は固形を摂ろうと考えてました。エイドも等間隔であるし、エイドで積極的に固形物を摂ればいいかなという感じ。2時間に1本アミノバイタルプロ、電解質等も経口保水液で補給できるし当日は比較的涼しそうなので塩熱サプリも2時間に一個ぐらいかなと。
補給食等は取り出しやすいようジェル以外はインナーファクトのウエストベルトに入れていきました。
あと想定と違ったのは3月の新城でOSJ脳になってたせいでエイドの水分は水だけだと思い込んでいたこと。普通にありました、スポドリ。なので水分はスポドリで賄ったおかげで経口保水液の粉末は使用せず。あとから考えたら少し時間かかっても粉末溶かして経口補水液作った方が足攣りには良かったのかも。。

〜装備〜

こんな感じです。

あと靴下はインナーファクトの
アクシオウールの足袋型短いの履きました。
インナーパンツもインナーファクトの変態パンツです。
レイン上はティートンブロスのやつです。
ざっくりですんません。

〜レース当日スタート前〜

当直勤務明けで昼寝を我慢したおかげか21時半頃から4時まで爆睡。6時間半しっかり寝ることができました。
そしてう◯ちする前にプロテクトJ1をアヌ◯に塗り塗り。うん◯したあとア◯スに触りたくないからね。あとアナルは形容詞らしいから皆さんアナルって言わないようにね。

朝ご飯はスタート4時間前にコンビニおにぎり2つ、豆大福1つ、HOTルイボスティー。(スタート1時間前にゼリー飲料200kカロリー×1)朝食べ過ぎで臨んだレースのスタート直後で気持ち悪くなった経験からあんまり朝は食べ過ぎないようにしてます。(前日夜はがっつり食べてます。)

そして50Kの部に出場される職場の先輩方と車乗り合わせてドナドナドナ…

ドナドナドナ…

比叡山延暦寺到着。

…空気が澄んでる!!気がする。
…この空気は伊勢神宮と同じ!!な気がする。
…なんか絵がいっぱい並んでる!!
…不滅の法灯はこちらって書いてある!!

…なんてことしてる間にスタート時間が迫る。
急いでPRローションを足全体に塗り塗り。

〜デポバッグ〜

比叡山50mileの部は50kmのA2根本中堂にデポポイントがあり、補給食等、ドリンクに限りデポバッグに詰めて置くことができます。
デポバッグは探すのに時間をかけたくなかったので前日にキラキラに加工。

これで一瞬で分かること間違いなし。

中身は
•用意した補給食の三分の一(入れ替え用)
•コカコーラ500ml×1
•成城石井10倍ジンジャー500ml×1
•コンビニおにぎり×1
•PRローション(小分け容器両足一回分)
です。
あんまりこれといって特別なものは入れてません。
PRローションに関しては補給食等に入るのか分からず現地でスタッフに確認しようと思って完全に忘れててそのまま入れた状態でした。
まぁ装備品ではないし足で食う補給食と考えたら補給食だよね。
どっちにしろ関門オーバーしたからデポバッグに触れることすらできてないんですけどね

〜レースプラン〜

レースプランとしては50mileの長丁場なので得意(?)な走れるとこも50Kまではとばし過ぎない。自分はパワーウォークがそんなに速くないので急登は周りの選手に無理してついていかない。走れるとこは割と多いみたいだからそこで稼ぐ(頑張り過ぎない範囲で)。というざっくりプランです。

〜いよいよスタート〜

スタート地点に並ぶと皆さん周りの選手と談笑してらっしゃる。関西の猛者同士はみんな知り合いなんだなぁ。怖いな怖いなぁ。

3.2.1 プワーン

レーススタート!!

スタートしてから少し登ってそこからクダリ基調か続くコース。クダリも足に優しいトレイルという訳ではなく石階段等の硬いサーフェスが続いていたと思います。かといって永遠にクダリが続く訳ではなく少し登ってまたクダるみたいな感じだったような。(記憶力が悪いのでコースはざっくりとしか覚えていません。ラップタイムを見てもキロ4分台のラップが序盤は2km地点の4分56秒のみだったのでたぶんそんな感じです。)
序盤かなり足に優しくない感じのサーフェスですが、なんせ猛者の皆さん走力があるのでポンポン進んでいきます。自分自身もそんなに無理をしている感じもなくその流れについていきます。

〜A1ロテルド通過〜

ここで子連れ親子のちびっ子からの声援で
「20ばーんだおー」
みたいな声が聞こえた気がします。幻聴だったのかもしれません。
ただこの頃は調子がいい感じはありました。
ただ思ったより発汗量が多く、ノースリーブの肩口から流れ落ちるくらいの汗をかいていました。
ちょっとやばいかもなと思って塩熱サプリを一粒摂ったのを覚えてます。

〜17kmからの急登〜

15km地点のコスプレエイドで思ってたようなハプニングも起きずすんなりと通過(ポロリはありませんでした。)。
そして序盤の17kmと24kmに急登があると聞いていたのでまず一つ目17kmの難所がやってきました。
予想どおりの急登。パワーウォークで他の選手に頑張れば着いていける感じでしたが、ここで自分は頑張っちゃだめだと少し出力ダウン。急登といっても走れる登り返しが何回かあり、走れるとこで出力を上げなくても自然に前の選手に追いつく感じ。なんかすごくうまく流れにハマってんなーというのが走ってた感覚でした。

〜A2根本中堂〜

序盤の一つ目の難所を越え、根本中堂へ一旦帰還そこでタイマーを横目に見ると2時間35分台の表示。
ぴったり目標どおりぐらいで帰ってきたぞ。とちょっと感動。(実際はエイドで補給して折り返してからの計測で2時間38分台でした。)
この時はとばし過ぎているという感覚はありませんでした。

〜その瞬間は突然に〜

根本中堂を通過するとなかなかのクダリが出現。
そこをクダってる途中にいきなり…

ピキッ!

前腿が攣る。
やばい。こんな序盤に??
嘘だろ…。
そんなとばしてる感覚はなかったのに…
酷い攣り方ではないからここはゆっくりクダッて足を回復させよう。後続の選手に道を譲りながらクダッていく。どうぞ〜。先行って下さい。
…!!!(十人ぐらいの集団に一気に抜かれる)
まさかこれが界隈で有名なニ◯トレイン!?
と感動するのも束の間
これで一気に順位下がったな…と凹む。

〜第二の難所横高山〜 

クダリが終わって第二の難所、急登の横高山に入る。急登のパワーウォークなら使う筋肉が違うから攣らずにいけるかなと思ったけどなかなか怪しい感じ。しばらくはマイペースで行くかと後続選手に譲りながら進んでいくスタート直後に少しお話させていただいたナミネ◯さんともう一人の方が一緒に後ろから来てドッキング。
ナミネ◯さんは横高で稼ぐ的なことを言い残し、ここ走れるの??っていうところをあっという間に走って去っていきました。 
もう一人のダンディーな方のゼッケンをよく見るとTwitterランナーのサ◯さんだということに気づく。サ◯さんもオーバーヒート気味だということで同じく前腿オーバーヒートだった私は後ろに着かせていただき、だいぶ楽をさせていただく。そのおかげで横高山はリズム良く進め、悪名高き横高山はそんなにキツかったという印象は残っていないです。サ◯さんありがとうございました。

〜地獄の始まり〜

リズム良く行けたとはいえ、長い急登をパワーウォークしたおかげで確実に足へのダメージは蓄積されていたのだと思います。
横高山後、比較的走れるサーフェスになるのですが、「足攣っている以外元気だけど足攣りのせいで出力が上げられない」状態が永遠に続きます。
そう、永遠にです。
この辺りで一緒になった選手はほとんどが足が攣りそうか、何回か攣っているとおっしゃってました。猛者の皆さんも同じなんだなぁ。若干暑かったせい?オーバーペース?そのときは理解できてなかったですが、同じ状況の方たちが頑張ってるので自分も頑張ろうと思えました。
けれども出力は上げられず、攣っては立ち止まり、また走り出す。の繰り返しです。

正直このあたりから記憶が薄くなっています。
ずっと同じことを考えていました。
「足攣りさえ良くなれば他は元気だからいける」
しかし、その足攣りが問題なんです。
正直、涼しい予報だったので足攣り対策を怠っていました。3月の新城で足が攣る気配がなかったのも油断に繋がっています。携行していた塩熱サプリは使い切り、水分も毎エイド満タンに補充していつもより多めに摂っていても全然足攣りは改善しない…。

この辺りでカフェインピルを一錠摂っていると思います。頭はギンギンに冴えてきますが、

足なんだよ。足を冴えさせてくれ雅之…。

〜気持ちが折れる〜

恵みの雨で若干クールダウンできても一向に足攣りは良くならない。それもそのはずです。この比叡山のコースは足が休まるような区間がほぼないからです。
それでも完走することは諦めずにいましたが、元三大師ウォーターステーションの折り返し舗装路を登ってるとき、普段は一番得意なサーフェスで「ガンガンいこうぜ」でいけるのに攣るせいで「いのちだいじに」でしかいけない。これは運良く50K関門通過できても残り30K走り切ることができないんじゃないか。
そのとき初めて途中棄権が頭をよぎりました。
ずっと「足攣りさえ良くなれば他は元気だからいける」と思い続けてきましたが登り返しの繰り返しで確実に体力は消耗。
何より足攣りしながら20km弱無理やり進んできたことでメンタルがかなり消耗していました。

〜最後の急登〜

50K関門の手前に結構な登りがあります。
その登りに入る頃には完全に気持ちで負けており、もはや関門に間に合いたいという気持ちも失せていました
トボトボと歩いてると体調不良で途中棄権したNSMRチャンプが通過するランナー全員に声掛けをしていました。「まだ関門間に合う。走ろう。」と。
いや、登り走ると攣るので走れません
NSMRチャンプはその手前でも声掛けをしていて、人間性が素晴らしい方です。そんなチャンプからの声掛けでも「いのちまもろう」から「ガンガンいこうぜ」への設定はできませんでした…。

〜クソDNF野郎爆誕〜

ラスト1km地点の誘導の方から頑張って走れば間に合うよ、とお声掛け。
もういいんだ。俺はたとえ関門間に合っても残り30km走る足も気力もないんだ…。

根本中堂に戻ってきてKBRKさんの実況が聞こえてきます。最後だから走るか。と思い走り出します。するとコース脇から「あの選手ここまで走ってきて可哀想だね…。」という声が。

…あれ?目からオシッコが
チョロチョロチョロ

違う、違うんだ。俺は関門に間に合いたくて必死に走ってきた訳じゃないんだよ。ずいぶん前に心の火が消えたトレイルランナー風の男なんだよ俺は…。

俺は泣けるほどトレランに対してこのレースに対して真剣だったんだな…自分でも知らなかったよ。

安西先生ェ…。
また比叡山走りたいです…。
またリトライさせてください…。

50K根本中堂7時間32分47秒通過
関門時間2分47秒オーバー
クソDNF野郎の爆誕です

ゴール後、触れることすらしなかったキラキラデポバッグを回収しにいきました。
自戒のためにもう一度画像をアップします。 

10倍ジンジャーは帰りの夕飯前に飲んで
効果テキメンでした。

〜まとめ〜

•足攣り対策が完全に甘かった。ツーラン、コムレケア、携行用PRローション等、持っていけるものは全て持っていった方が良かった。
•ロードのスピードが多少あってもクダリ基調のサーフェスだとスピード出ている分単純に足へのダメージはでかい。(平地なら同じスピードで出力低く走れるから余裕度はあるけど。)50mileという距離を鑑みてのペース配分が必要。
•単純にクダリ方が下手過ぎて他の選手より足のダメージがでかい。伸び代しかない。
•完走者の多くが4月の累積一万超えの方がほとんど。1ヶ月前の仕上げ方が大事。
•後半ガスが溜まってお腹が張ったので長めのレースだとジェル頼りじゃなくて補給も真剣に考えないと…。

〜あとがき〜

といった感じです。
どうですか?全然参考にならなかったですよね?
あくまで備忘録的な感じなので悪しからず。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました♪

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