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ぺこちゃんとりゅうちぇるの件を見て、結婚ってなんだろうと思った話


ぺこちゃんとりゅうちぇるが、夫婦ではなくパートナーとして歩んでいく旨の報告を出して、ニュースになってましたね。

私も両者の文章を読みましたが、

結局何がどうなったの?

って感じでよく分かりませんでした。
まず、りゅうちぇるに関して。
公表された本人達の文章をかいつまむとこんな感じ。
「妻や子供のことは愛しているが、夫として生きることは同時に「男」として生き続けなければならないことで、それが自分には耐えられなかった。2人で相談し、夫婦では無い新しい家族のかたちで生きていくことを決めた」

それに対するぺこちゃんのコメントがこんな感じ。

「大事なことを打ち明けてくれてありがとう。夫婦でなくなることよりも、りゅうちぇるが自分らしくいられないことのほうが耐えられなかったと思う。今まで誠実にいてくれたから、りゅうちぇるに対して酷いとか裏切ったとかの気持ちは全くない。家族の形は変わるがこれからも大事なパートナーとして、共に歩んでいきたい」

夫婦としてではなくパートナーとして、同居は続けていくし、大事な家族であることは変わらない…?

→エッ…それ、今までと何がちゃうのん…?

「夫婦の形が変わる」って…何?
なんというか、お互いの文章に対して、全ての表現がもよっとしてて分かりづらいな、という印象を受けました。
で、案の定ネットは大荒れ。
見た感じ家族を持ったにもかかわらず「個」を優先してワガママを通した(と解釈された)りゅうちぇるに対する批判の言葉で溢れていました。

で、で、でもちょっと待って!!!アタシまだ皆に追っつけてないのッッ!!

え、そもそも2人は離婚したの…?

りゅうちぇるは性自認が女なの…?

ぺこちゃん以外の人のことを好きになったの…?

自由な恋愛がしたいから家族を捨てたの…?

女は愛せないのに今まで嘘ついて騙してたの…?

これ、全てネット上で2人のニュースに対して言われていたことなんですけど、公開された文章を読む限りでは

一言もそんなこと書かれてない

んですよね…ぁあ…
あの文章からは 私たち、「夫婦」ではなくなったけど、大好きな家族のままだよ、ということしか読み取れないので、上記の憶測は「夫婦でなくなった=離婚」と捉えた方々が、離婚したってことはこういうことなんでしょ!最低!と勝手にストーリーを膨らませて怒っているにすぎません。

解釈の余地がありすぎるほやんとした文章が世に放たれたことにより、ツイッターランドはさながら「ぺこりゅう離婚騒動大解釈パーティー」状態になってしまっているッッ!!

ツイッターランドではよくあることさ。

あ、あとから時間差で離婚した旨の所属事務所からの公式発表がありましたね。
ただ、離婚が事実だったとしても、上記の意見は「離婚」という事実から連想された個々人の憶測にすぎませんからね。

 お互い話し合って、離婚してもファミリー!で納得してるのなら、外野がとやかく言う必要は無いんや…

って思うけど、ぺこちゃんやリンクくんのことを大事な家族と思ってるなら、りゅうちぇるがわざわざ離婚して「夫」の肩書きから降りる必要ってあったのかなっ…て
どうしても、大変な年頃の子供を抱えたまま、トランスジェンダーの夫と離婚したあとも同居し続けないといけないぺこちゃんの方に気持ちがいってしまう。
ぺこちゃんはカムアウトを受け入れはしたけど、ほんとはりゅうちぇるとずっと夫婦でいたかったはずだし。

りゅうちぇるは「男」の役割である「夫」でなくなることにこだわっているけど、夫でいることに疲れたからLGBTカムアウトして離婚します!ができるのも結構「男の特権」であるように思ってしまう。
子供できたら母親はそんなこと言ってらんないし。
やっぱり男の人って子供を持つことに対してどこか他人事なんだなって。
いや、育児に参加するし同居も続ける、親としての責任を放棄したわけではないのはわかるんです。けど、人生半分くれた大事な人にそんな十字架背負わせんなよ!!って思っちゃう。

りゅうちぇるが自由になりたいのと同時に、ぺこちゃんを自由にしてあげたいってのはあったのかもしれないけど。ぺこちゃん的には「夫」はずっとりゅうちぇるが良かったわけだしね…難しいね…

結婚ってなんなんだろうね…幸せの象徴のようであり、墓場でもあり…したことないからわかんないや…


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