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紛らわしい英語 其の弐 L と R と A と U

前回の記事で L と R が日本人英語学習者の最大の敵であることはお話しました。今回はその更に先にあるボスキャラについて小言を言いたいと思います。

今日の敵はズバリ、日本人英語学習者にとってのラスボス「ラム」です。このたった1つの言葉のためだけに僕が何回辞書を引いたか(今でも辞書を確認してから書きます。口頭ではもう間違ってたら仕方がないという感じで諦めてます)。

前回の記事では L と R がいかに紛らわしいかに注目しましたが、今回の記事では L と R に加え、A と U の複雑さがのっかってきます。覚悟してください。

どうして「ラム」という単語が日本人英語学習者の最大の敵なのか?

まずは書いて見ましょう。ラムには日本人視点で4つの書き方があり得ますよね。

Ram, Rum, Lam, Lum

一つずつ見ていきましょう。

Ram - 雄羊, 杭打ち機, ピストン, 牡羊座
Rum - ラム酒
Lam - (杖などで)打つ, 殴る
Lum - (苗字で) ラムさん


4つの書き方の可能性があるということは、4つの別の発音があるということです。これが最強に紛らわしい。例えばラム酒の話をしている時に、ラムの「ラ」は L だったかな、Rだったかな、その後ろの母音は A だったかな、Uだったかな、と2回も選択を迫られるのです。適当に選んで正解を引く確率は1/4…そんな危険な賭けはできないですよね。

で、何が一番ヤバイってこのボスキャラ「ラム」なんですが、「羊肉」を意味する時だけ事もあろうに最後に「B」がつくんですね。「Lamb」ですよ皆さん、Lam"B"。英語は世界一簡単な言語だとのたまう一部の人と一度トコトン話してみたいですね。それ以外にも「ラム」がつく言葉は全て注意が必要です。例えばドラムとかグラムとかクラムとか etc...。

実際 non-native の英語話者がどれだけこれらの違いを気にするかは人によると思います。全く気にせず話す人もいるでしょうし、僕のように頑なに間違った発音はしたくない人もいるでしょう。まぁぶっちゃけると A と U の発音についてだけ言えば、例えばアイルランド人はほとんど同じ音を発声をしていると僕は感じていて、L と R だけしっかりやって、A と U はごまかしてもいいでしょう。笑

以上、独り言兼英語に対する愚痴でした。

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