🍙4歳になりました🍙米栗カレンダ■06/28
おひさしぶりの更新です。
うちの息子は4歳になりました。お弁当のおにぎりは3個になり、身長はまもなく1メートルになります。ますます『俺の世界』が確立されてきて、好き嫌いがはっきりとしてきました。子の魂って、親と似てるところなんてないですね。
4歳の彼は幼稚園の年少組に通い、なぜが11人中9人が男子という男子高のような環境で、たくましく、時に翻弄されつつ毎日を過ごしています。
これからこの4歳日記を書いていきます。
少年時代を目撃するって、魂に喝が入ります。
■6月某日
幼稚園から借りてきた絵本に、日本の神話の八俣の大蛇が出てきた。
その昔、「姫を喰わせろ」と要求する8つの頭を持つ大蛇がいた。そこに現れた旅する勇者・スサノオは、オロチに酒を飲ませ、酔ったところで退治した……という物語を読んでもらった4歳児の質問がこちら。
「ヤマタノオロチって、肉食?」
そうだけど、お酒も飲むから雑食かなあ。
■6月某日
名曲『大きなのっぽの古時計』の歌詞をあらためて吟味した4歳。おじいさんが死に、時計も動かなくなったという歌詞のところで考えたらしい。考えてから、ハハにクイズを出してきた。
4歳「死ぬってどういうことか知ってる?」
ハハ「どういうこと?」
4歳「骨になるってことだよ。恐竜もだし。」
ああ、そうだね。心臓がとか、魂がとかじゃなくて、骨になるってこと。そうだよね。君のおじいさんも言ってたよ、「死んだらカルシウムの塊になるだけだ。墓なんてどうでもいいよ。」
わたしは『死んでも見守っているよ』という言葉が好きじゃないので、4歳の骨になるという言葉がいたく気に入ったのです。霊の見守りって、優しいような監視のようで嫌だし、霊を引き止めてる感じも苦手。
骨って過去そのもので、死をモノとして表している。そう、死ぬって骨になることだよね。
■6月某日
なぜか突然、幼稚園の女の子のツインテールに興味を持った4歳男子。
オヤとしては、男子だから短髪とか青い服とか思い込まないで欲しい。ピンクの服もみつあみも試していいんじゃない?と思っていたから、さっそく髪を結ってあげた。ついでに、ヘアドネーション(病気で頭髪を失った人に、髪を伸ばし、それをカツラに提供する髪の寄付のこと)についてもおしゃべりした。
髪を2つに結った自分を見て、やたら照れている彼。
じゃあ、ひとつだけ結ったらどうかな?とやってみたら、若殿のちょんまげのようになった。
ハハ「よきにはからえって、言ってみて。」
4歳「よきにはからえ」
ハハ「くるしゅうないって、言ってみて。」
4歳「くるしゅうない」
……なぜか、ツインテールだと照れるばかりだったのに、一つに結ったら俄然芝居っ気が出て、若殿を演じてくれた彼。前世はおさむらいかい?
取材、執筆のためにつかわせていただきます。