🍙未来をチラ見🍙米栗カレンダ■08/25
■8月某日
「ママのママのママのママのママのママは、だれ?」
最近の4歳男子の興味は、自分の家系のこと。
しかしそんなに遡っての先祖は、庶民ゆえに家系図もなく、わからないのだ…すまん。
まあしかしママのママに尋ねてみると、江戸後期以降だけでも、
「エスペラント語の辞書を作っていたひと」「映画評論家」「ろくでなし」「某宗教の教祖」「詐欺師」「女優」…などなど。善悪入り混じっていてなかなか興味深い職業が並ぶ。
パパのパパや、パパのママの先祖には「材木商」「法学者」「骨董商」「儒学者」「詩人」…など、こちらも有名無名入り混じって面白いライナップ!
…といったところで、4歳の君は将来どんな仕事をするんだろうね。と問いかけてみる。すると…
「恐竜のケンキューをして、トレーラーとジープをうんてんするの、オーストラリアで。」とおっしゃる。…考古学系か!
■8月某日
ログハウスの住宅展示場をひやかしに行った。
子供の夏休み、この暑さのなか、外遊びばかりしていられない。公園遊びばっかりじゃ、付き合う親だって「体力の限界!(千代の富士の引退のことば…古いっ)」が来てしまう。だから、屋内での遊びを考えないといけない。しかし子供が集まる屋内施設にはいけない(コロナで)…となって考えたのが住宅展示場!
換気は良いし、人は密集しないし、個性的な家をいっぱい観られて子供はおおはしゃぎ。
うちの子はマンション育ちなので、吹き抜けのリビング、梁からつる下げられたブランコ、薪ストーブのある土間、屋根裏部屋に興味津々。
子「このおうち、くれるって言われたらどうする〜?」
親「そりゃあ、遠慮なく躊躇なくいただきますよ!」
いやしかし、土地をまず探さなくちゃ。ひやかしでも、非日常的な空間に身を置くって悪くない。あるかもしれない未来を双眼鏡で覗き見する感じ…悪くない。
■8月某日
よんどころない理由で、子連れで日が暮れてから公園に来た。
そして用事を済ませて帰ろうとしたところ…
「遊具で遊びたい!」と4歳がおっしゃる。
あたりは暮れて真っ暗。車中に常備している懐中電灯を手に、遊具のコーナーに行った。いつもならオフロに入って寝る支度をする時間であるからして、ちびっこはおおはしゃぎで、懐中電灯の明かりをたよりに滑り台、ロープの吊橋などを堪能。
それだけ。
それだけの短時間、いつもなら寝る時間の夜の公園。子も楽しかったと言うが、オヤも(夜に公園を歩く)という、大学生の頃ならよくやったことが、子育て中ゆえにできなくなったことの一つなんだなあ、としみじみ。
何がきっかけで「これまで当たり前に享受していた、散歩のようなもの」ができなくなるかわからない。子供がいてできなくなったことがあるということは、子供が小さい時代しか味わえないこともあるわけで。
時間や空気は、その時だけ。惜しみなく堪能しておきたい、なんて思ったのでした。
取材、執筆のためにつかわせていただきます。