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2025年冬野菜(黒キャベツ・カーボロネロ)

どんな野菜?

 黒キャベツは、イタリア中部のトスカーナ地方の代表的な郷土野菜です。イタリアではcavolo nero(カーボロネロ)と呼ばれており、イタリア語でcavolo(カーボロ)はキャベツでnero(ネロ)は黒という意味なので日本語だと直訳して黒キャベツと呼ばれています。
 12月から翌年3月ごろまでが旬の時期となります。寒い時期に収穫される黒キャベツは、甘みが増してより一層深い味わいが楽しめます。
 葉キャベツの一種でアブラナ科のケールと同じ仲間にあたり、見た目もケールに似ています。
 黒キャベツは葉の真ん中に太い葉脈があり固いので、普通のキャベツのように生で食べるのにはあまり向いておらず、煮込み料理に向いています。普通のキャベツよりも苦みや香りが強く繊維質となっています。しかし、煮崩れせず火を通す程甘みが増すので、様々なレシピで楽しめる万能な葉野菜です。
 栄養の宝庫とも呼ばれるほど栄養価の高く、豊富に含まれているのがミネラルやビタミンで、抗酸化作用はケールの約2倍やキャベツの10倍ほどもあるといわれています。

どのように食べるの?

 黒キャベツは、煮込み料理が最適です。一般的なキャベツよりやや繊維質が固いので本場イタリアでは「煮込み時間は2時間以上」といわれています。もう少し調理時間を短縮する方法としては大きく葉の場合、一度さっと下茹でしてから調理すると柔らかく仕上がります。20㎝程度の小さく柔らかい葉はそのまま調理しても短い時間で美味しくできます。しかし、短時間といっても30~40分以上は煮込むことでその本来の美味しさが出てくるので焦らずじっくりと調理してください。
 黒キャベツと相性がいいのは豆類で特に白いんげん豆との煮込みは美味しいです。代表的な料理はトスカーナの郷土料理、リボッリータです。いかにも「イタリアのマンマの味」といった感じのホッとする美味しい煮込み料理です。
 その他主な食べ方は小さく切った黒キャベツを15分ほど柔らかくなるまで塩茹でし、それをフライパンでオリーブオイル、にんにくと炒めて食べるのも手軽に黒キャベツを味わう方法です。

 黒キャベツのレシピは、【カーボロネロとは?】本場式!おいしい食べ方とレシピ集 | BACCHETTE E POMODOROをご覧ください。

https://chisou-media.jp/posts/5219(ちそう)
https://gourmet-note.jp/posts/10534(グルメノート)
https://bacchetteepomodoro.com/ja/about-cavolo-nero/(BACCHETTE E POMODORO)
を参照、引用


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