わたしの好きなもの-②色
好きな色は白。
何ものにも染まらない、
何ものにも染まってしまう。
この真逆な感覚が好きの理由。
白、といっても
真っ白な雪景色の凛とした白さ
花嫁の純白な、バージンの白さ
雲の☀の光を反射した
立体感のある白さ
お豆腐の少し黄みがかった白さ
お米の少し半透明の白さ
本当にさまざまだ。
色には特有の感情がつまっている。
もし、この世に
色というものがなかったとしたら、
なんと味けないことだろう。
現代にはさまざまな色が溢れて、
氾濫、反射して、
その色の
本来の良さが相殺されてしまう、
そんなケースも少なくない。
古代の日本には
自然の色が
咲き誇っていました。
自然の植物から染められた色たちは
なんと優雅にたおやかに
その色自身をただ、
そこに輝かせていたことか
色を主張するのでなく、
それを纏う人を輝かせる。
それを包むものを、引き立たせる。
その色から無限の自然へ誘うのです。
あなたの
心をとらえてしまう色は
どんな色ですか。