最大の波状攻撃 その3…コロナの嵐。事実がすぐ発表されない!

コロナの罹患者がついに私たちの職場である、あるレストランの従業員から出た!

朝礼では何も発表されず、この事実はある先輩女性から聞かされた。

会社に不信感を持った。なぜ、一部のパートさんたちにだけ、この事実を伝え、私たちの勤務帯のグループには、この事実が発表されなかったのか。

また、隣のオフィスビルの社員がコロナに罹った、と噂話から聞こえてきた、

階数を聞いて、私は事実確認のため、事務所に詰め寄った。

「あなたの隣のビルだから大丈夫ですよ」若い男性社員は能面のように表情ひとつ変えず、言い放った。

そういう問題かなぁ?!
事実をしっかり伝えないで、噂話で聞くことほど、不安で不愉快なことはない。

会社への不信感が募る。

清掃業務なのに、コロナ対策の甘さにも不安が増していく。

事務所や休憩所は地下3階の窓がない閉め切った空間にあった。

24時間稼働で200人弱の従業員や宅配業者などが出入りしている。

一番リスクがあるトイレ清掃や、不特定多数が蜜に乗るエレベーター内も感染リスクが高い。

そんな職場環境に恐れを感じていた私は、トイレ清掃の際、使うゴム手袋が一番、ウイルス付着の可能性が高いと感じていた。

そのゴム手袋の管理が自己責任になっていた。本当は自分のロッカーで管理することになっていたが、皆、抵抗があるのか、ほとんどの人が同じ地下3階にある、風通しの悪い洗濯室の入口付近に吊るしていた。

つづく

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