最大のピンチへ 波状攻撃 その4…辞めてもらっていいですよ
コロナウイルスの恐怖がピークに達した頃、トイレ清掃のゴム手袋のアルコール消毒を巡って、ついに事件が起きた。
先日の若い能面社員にゴム手袋のアルコール消毒のために洗濯室に消毒液を置いて欲しい、とお願いしたら、自己責任の管理だし、もともとこの洗濯室に置くべきではないから!と取り付くしまがなかった。
私は納得がいかず、その足で事務所に向かった。
あるシフト担当の中堅男性社員に、同じお願いをしたら、面倒に思ったのか、もともと短気なその社員は、
「(グダグダ言うなら)辞めてもらっていいですよ」と冷たく言い放った。
私は咄嗟に「それってパワハラですよね?訴えてもいいですか。」と反応すると、その社員は小さな声でいいですよ、とのたまったのだ!奥には所長もいたし、他の社員も聞いていたはずだ。
私は、その足で労働基準監督署や様々な機関に電話をかけた。
所長にそのパワハラの話を伝え、反応を確認し、その結果をまた報告することになった。
私が電話をしている時、その張本人のパワハラ社員が様子を伺いにきた。
私はパワハラを訴える口調を緩めなかった。
その後、すぐ所長と個室でパワハラの件を話した。口早に事の経緯を話し、「私は辞めなくてはいけませんか?」と尋ねた。ハイ、という返事だったら、労働基準監督署にそう報告するつもりだった。
所長の答えは辞めなくてもいい、だった。予想通り、想定内の回答だった。
そこで、ゴム手袋の消毒液のお願いをしたら、洗濯室では火災の原因になるから消毒液は置けない、という回答だったが、すぐ否定した能面社員の件は侘びてくれた。
私はこの際だから、日頃から考えていたコロナ対策を所長に進言した。
①換気が出来ない休憩室のドアノブや冷蔵庫の把手、テーブルや椅子のアルコール消毒を徹底→今も社員がやっている…定期的にやって欲しい
②エレベーターの乗降ボタンのアルコール消毒→社員にやらせる
③トイレの使用後、流す時は必ず便器の蓋を閉めることの徹底→蓋のない便器もあるから徹底は難しい…せめて貼り紙で蓋を閉め、流すことを注意喚起して欲しい→建物に貼る場合、オーナーの許可がいるから難しい(はぁ、貼り紙にも許可がいるってどう言うこと???回答になっていない→本当にコロナ対策を真剣に考えているのだろうか?!)
なぜなら、用を足した後に蓋を閉めないで流すと、ウイルスが飛び、壁なとに付着し、9時間以上も生存する(ホンマデッカ出演の武田先生のユウチューブより)
まあ、休憩所やエレベーターボタンのアルコール消毒は約束してくれたのだから、8割方対処してくれることになったと言える。
余談だけど、コロナ感染者が出た時の発表に関しては、オーナーの許可もいるから、勝手に発表出来ないとのこと、だったが、情報格差、知っているグループと知らないグループがいることには上手くはぐらかされた。面倒になりこれ以上追求するのは諦めた。
結論 辞めなくてもよくなった。コロナウイルス対策を約束してもらった。
例の能面社員がすぐ駄目と断言したことは間違いだったと謝ってきた。
まずは勝利かな。
でも、この時の私はその後、パワハラ短気社員の反撃が来る ことには気づかなかった、のだ。
つづく