欧米人のコミュ力から学ぶこと
こんにちは、藤井このみです。
私は今、都内の観光スポットに位置する人気店の経営に携わっています。
店頭にいると、世界中から来られる訪日旅行客の方々にたくさん出会うのですが、そんな中、特に欧米の方のコミュニケーション力(コミュ力)の高さから学ぶことがたくさんあります。
ところで、みなさんは、街中でチラシ配りに遭遇したらどのように反応するでしょうか?
私は、配られているものが気になるチラシや使えるティッシュなら、お礼を伝えて受け取ります。逆に不要と感じるものなら、会釈だけして受け取らないこともあります。
どんな反応が良いかという善し悪しの話をするつもりはありませんが、チラシ配りひとつとっても、多種多様な反応があります。
私も店頭の大事な仕事の一つとして、チラシ配りをすることももちろんあるのですが、個人的な体感で言うと、日本人の方は、私と同様、会釈だけして受け取らない方もいれば、「有難うございます」と丁寧に受け取ってくださる方もいます。しかし、中には、「あれ?私のこと見えていないのかな?」と疑うくらい、全くの無反応な方もいらっしゃいます。
一方、欧米人の方の反応は、もちろん千差万別ではありますが、特に「無反応」な方は見たことがないという点で、特徴的だと感じます。
無反応どころか、自分から目を合わせて笑顔で声をかけ、チラシを見ながらお店について質問してくれることもありますし、仮にチラシは受け取らなかったとしても、" No, thank you " と目を見てハッキリ言われる、わかりやすいリアクションが多いのです。
どの反応が良い悪いという話ではありませんが、
私が欧米人のリアクションから感じたことは、「一人の人として尊重されている気がして、嬉しい」という感情でした。
もちろん、無反応な方は尊重していないという訳ではないと思うのですが、
日本人のコミュニケーションの傾向として、「相手が知り合いか否か」で対応が変わることが多いように感じます。
つまりは、相手が知り合いであればリアクションも大きく分かりやすくなるのに対して、相手が知り合いでなければ、リアクションは薄く、控えめなコミュニケーションになりがちなのではないでしょうか?
欧米人は、この相手が「知り合いか否か」であまり変わることがないように思います。常に一貫したコミュニケーションが癖づいているから、チラシを配る人に対しても、自然と分かりやすくリアクションができるのだと思われます。
この日本人と欧米人の違いはどこからきているのかというと、
学校教育や文化的な背景が色々とありそうですが、その考察を始めるととんでもない長作になってしまいそうなので(笑)、今日はこの辺で止めておきます。
欧米人のフレンドリーさと、日本人の控えめで慎重なコミュニケーションはそれぞれ良さはありますが、どんなコミュニケーションを心がけると自分だったら気持ちが良いか、嬉しいと感じるか、常に考えながら自分の行動も選択できると良いですよね。
良好な人間関係は、コミュニケーション力によって築かれます。
私も欧米人のコミュ力に学びながら、常に磨きをかけていきます!
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