「好きなことを仕事にしないと」って思ってない?
こんにちは。「日本の女性のスキルと可能性を、新たな世界へ」をビジョンに転職支援を行う株式会社Luviの佐野このみです。
就活をしている人たちの相談に乗っていると、趣味や好きなことから逆算して仕事を考えることにより、選択肢の幅がぐっと狭まっている人によく会います。
例えば、よくありがちなのは、こんな感じ。
私は旅行が好き!
→旅行や旅に関わる仕事がしたい!
→旅行会社 or 航空会社に就職したい!
今はコロナで下火の業界ですが、コロナ前はこんな大学生や若い人たちがたくさんいらっしゃいました。しかし、実際に働いている人たちの話を聞いていると、満足度は低め。人気業界であるが故に、誰かが辞めてもすぐに後任を雇うことができるため、まあまあ過酷な仕事をさせられたり。
そう、簡単な自己分析しかせずに転職活動に挑んでしまうとこういう罠に陥ってしまいます。
好きなことから逆算する考え方でいいのか
答えはNOです。
転職活動では、好きなことだけではなく、「好きなこと」「できること」「世の中から求められること」この3つの要素を分けて、組み合わせて考えていきましょう。
「好きなこと」×「できること」=趣味
私は旅行が「好き」× 物書きが「できる」= 旅のブログを書こう!
好きなこととできることがかけ合わさっても、それを世の中から求められていなければお金を稼ぐことはできません。
上記の例でいうと、旅のブログを書いたところで誰もお金を払ってはくれませんよね。
つまり、仕事にすることはできず、オフの時間にすべき趣味になります。
「好きなこと」×「求められること」=夢
私は旅行が「好き」× 旅インスタグラマーの「求人がある」= インスタグラムの仕事はしたことないけど、旅インスタグラマーになりたい!!
好きなことと求められていることがかけ合わさっても、それが「できなかった」とき、とてもきつい思いをしてしまいます。
上記の例でいうと、あなたがインスタグラマーの職務を果たしたことがないのでおそらくフォロワーが伸びず、価値を返せずにきつい思いをしてしまうでしょう。
この仕事ができるようになるために、写真がうまくなったり、視聴者の求めるコンテンツを作れるようになったり、「できる」ことを増やさないといけません。
「できること」×「求められること」=労働
私は物書きが「できる」× 介護メディアライティングの「求人がある」= 介護ライターになろう!
「できること」と「求められること」が重なった時、あなたはその仕事で食べていくことができます。
「仕事は生きていくための手段である」と捉える人にとっては、この領域の仕事につくことはとてもよいことです。
ただし、上記の例のように「介護」という全く好きなこととはかけ離れた分野の職につくことは、人によっては苦痛になってしまうかもしれません。
3つが掛け合わさると「天職」
私は旅行が「好き」× 物書きが「できる」× 旅行メディアのライティングの「求人がある」= 旅行ライターとして就職しよう!
転職活動ではこの3つがかけ合わさっているものを探しましょう。
「好き」「できる」「求められている」の3つが交わると、あなたのいいところが最大限に生かされ、かつそれでお金を稼ぐこともでき、最高にハッピーな転職をすることができます。
好き!できる!求められる!の探し方
【ポイント】
・好きなこと→自己分析をきっちりする
・できること→周りの人に自分のいいところを聞いてみる
・求められること→キャリアアドバイザーとコミュニケーションを取り、最新の求人情報を入手する
転職活動は一朝一夕でできるものではありません。ゆっくりと時間をかけて、自分のことを知り、市場のことを知り、進めていく必要があります。
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