「デイサービス」と「デイケア」

「デイサービス」と「デイケア」
似ている言葉ですが、サービス内容や目的が違います。

どちらも施設に入居せずに通う「通所サービス」になります。

「デイサービス」は「通所介護」と呼ばれる介護保険サービスです。

利用するには要介護認定が必要で、要支援の方は利用できません。(介護保険は利用できませんが、全額負担することで利用可能となる場合もあります。)利用者が可能な限り自宅で自立した生活が送れるよう、心身機能の維持や家族の介護の負担軽減を目的としています。利用者が楽しく通うことができるように、レクリエーションを豊富に取り入れたりしています。

「デイケア」は「通所リハビリテーション」と呼ばれる介護保険サービスです。

利用するには要介護認定が必要ですが、要支援の方も可能です。社会復帰や機能回復を目的とするため、専門のスタッフによるリハビリテーション中心のサービスとなっています。医師が専門的なリハビリが必要と判断した方が利用することができます。

「デイケア」「デイサービス」共にそれぞれ特化したサービスを行っており、利用される方の目的に応じて選択しますが、要介護度１～５に認定されていればどちらのサービスも併用することが可能です。

在宅介護が必要となってきた時、介護や機能訓練の負担を軽減する方法としてデイケアやデイサービスは有効なサービスです。利用する本人や家族が何を求めているのかを明確にし、それぞれに合ったサービスを選ぶことが重要です。

担当の医師やケアマネジャーに相談し、可能であればいくつか見学をしてから通所先を選ぶことをお勧めします。