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高齢者が機敏に動けなくなるのには理由がある

今日もご訪問いただきありがとうございます^^

先日、高齢者疑似体験のお話をお伝えしました。

若い時からずっとご家族のそばにいる方は、ご両親の加齢による変化にはさほど驚きはないかもしれません。

長い間別々に暮らし、久しぶりにご両親にお会いされると「親も年をとったな」と感じることがありませんか?

一つの動作にとても時間を要していたり、質問に対してすぐに返事が返って来なかったり。

高齢者が機敏に動けなくなるのには理由があります。

加齢により体力、筋力、筋肉量、骨密度、内臓機能などの身体機能が低下すると、立位・歩行の障害、バランス能力の低下、巧緻性・協調性の低下、易疲労性、食欲低下などが起こります。

それにより動作や歩行時にふらつきが見られたり、転倒しやすくなる、箸が上手に使えない、ボタンかけが困難になったりします。

例えばお会計の列で、前に並んだ高齢者の方がお支払いに時間がかかり、急いでいるあなたはイライラしたり、ご家族だったら後ろに並んでいる人の視線が気になり、慌てて自分が代わりに支払いを済ませたりなんて経験をされた方は、お読みいただいている中に多少なりともいらっしゃるのではと思います。

私も、母がお会計に時間がかかり、後ろに列ができた時は焦った記憶があります。

しかし、ここで「お母さん、早くしてちょうだい」なんて言ってしまうと、母の自尊心を傷つけてしまいます。

最近はキャッシュレスの時代ですから、高齢者も右に倣えとなればお財布から小銭を出すこともモタモタしなくて良いのかもしれませんが、お金を支払うという行為は高齢者にとって頭の計算にもなったり、人と関わる大切な要素だったり、何より社会的にも認められた立場でもあるのです。

何かと忙しない世の中、高齢者や障がい者優先の考えは難しいとは思いますが、もしもあなたの周りでゆったりとした行動の高齢者や障害者を見かけたら、このことを少しでも思い出していただけたら幸いです。

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