オセアニア向けの輸出前熱処理をお忘れなく!
~車両/建機の熱処理について~
2018年9月1日から、日本から輸出されるオーストラリア・ニュージーランド向け車両・機械類に対して現地輸入検疫措置が強化されました。
(果物・野菜等に害を及ぼすクサギカメムシが車両・機械類を経由して侵入する事への警戒が背景です)
措置の内容として簡単に申し上げますと新品/中古品に分類し、下記の通りとなります。
(1)日本から輸出される新品の車両・機械及び部品については、9月1日から4月30日までの期間※1、輸送経路等の事前申請又は輸出前処理(熱処理又はくん蒸)
(2)日本から輸出される中古の車両・機械及び部品については、9月1日から4月30日までの期間※1、輸出前処理(熱処理又はくん蒸)を求めています。
※1:9月1日以降の出港から4月30日までの到着となります
※詳細においては、ニュージーランド第一次産業省及びオーストラリア農業・水資源省のホームページ等を御参照ください。
Find treatment options and providers | ニュージーランド第一次産業省
~熱処理が必要な理由/クサギカメムシの特性~
クサギカメムシは、成虫や幼虫がマメ科植物の子実を吸汁して加害する他に、山間地の建物や製造品の中で寒さを避けて集団で越冬します。
屋外で内部に集団越冬したまま車体が輸出され、夏の両国での輸入検査時に覚醒し、分散しようとするところを発見されたものと考えられ、この対策がはじまった模様です。
~熱処理作業工程(一例)~
貨物を専門業者の熱処理施設へ入庫
↓
貨物全体が必要な温度を満たすまで熱風を送り込み処理
↓
熱処理完了後、出庫し、害虫防止のための薬剤を貨物全体に噴霧
↓
作業完了後、電子版の熱処理及び洗浄証明書を発行
~現状~
熱処理作業にはオーストラリア第一次産業省(NZMPI)より定められた要件として、船積みの120時間以内の熱処理の実施が必要となるため、船積み予定本船に対して作業時間が限定されています。
RO-RO船、コンテナ船での輸送に際して、作業依頼が殺到しており、かなり逼迫している状況です。
当該作業が必要な案件がある場合は、早めの手配をお勧めします。
専門業者をご紹介させて頂くことも可能ですので、是非お問合せ下さい。
【会社概要】
商 号: コウノイケ・シッピング株式会社
設 立: 2001年9月26日
代表者:藤原 宏司
事業所:
■東京本社
〒104-0033 東京都中央区新川2-3-1 セントラルスクエア2階 MAP
TEL : 03-6738-2960 / FAX : 03-6738-2970
■大阪営業部
〒541-0053 大阪市中央区本町2-1-6 堺筋本町センタービル9階 MAP
TEL:06-6263-3835 / FAX:06-6263-3922
URL: https://www.konoike-ship.com/
資本金:3,000万円
従業員数:42名(2022年6月時点)
事業内容:
NVOCC
LCL混載
貨物利用運送事業
海運代理店
Door/Door一貫輸送(取次ぎによる)陸上輸送
許認可:第一種利用運送事業(外航海運・貨物自動車)
(国土交通省 : 国総貨複198号)
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★本コンテンツの作成者 国際統括本部 「KONOIKE 海外便り」編集部
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