今日、『整体対話読本 ある』という本を読み終えた。すごい本と出会えて、うれしくて頭がくらくらしている。今わたしが考えよう、書こうとしている、身体のこと痛みのことを表現することばが、ぎっしり、箱寿司のように詰め込まれていた。
「打撲の効用」という章から引用する。
身体が痛むつらさも、体が新しくなりたがっているしるしと思えばこらえ甲斐があるかもしれない。「体は新しくなりたい」ということばは、勇気づけてくれるいいことばだ。
あちこち痛いと言っている間はいきいきと生きていられるのか、と思うと、ふっと自分を笑ってやりたい気持ちが兆した。
この箇所に限らず、語り手の川﨑さんの考え方が生きる方向、動く(運動する)方向にフォーカスしているところがとても好ましかった。