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美しい歩き方と物を置く時の基本

歩く時、特に室内では気をつけます。
時々、かかとを打ち付けるようにして歩いている人がいますが、
これでは大きな音が出てしまいます。
むしろ足先から進むようなイメージで、
足の裏の指の付け根と土踏まずの間の膨らんだ部分がつくようにすると、
床でも音が立ちにくくなります。
この歩き方なら畳のお部屋でも失礼になりません。
また、歩く時は、きちんと背筋を伸ばします。
かかとを打ち付けるように歩いてしまうのは、
もしかしたら姿勢のせいかもしれません。
物を置く時、特に器をテーブルに置く時は、
決して音を立てないくらいのつもりでちょうどいいです。
これには指先、特に小指を上手に使うのがコツです。
たとえばグラスを置く時は、グラスの底の部分に
少し小指が掛かるようにします。
その状態でテーブルに置くと、
小指がまず触れるので音が立ちません。
それから自然に指を外すようにしてグラスを置きます。
その際、左手を添えるのを忘れずに。

 ~『女子の品格』(致知出版社)より

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石川真理子
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