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ヴィーガンフードとクラフトビール。海まで歩いて15分、逗子の古民家カフェ

 観光客でごった返している鎌倉と比べると、週末でも逗子はわりとのんびりしています。
 所用を済ませた私の脳裏に浮かんだのはこちらのカフェでした。以前、何年か逗子で暮らしていたことがあって、このお店も何度か利用しました。ほんとうは海辺のカフェがあると最高なのですが、「これ」という海カフェが逗子にはないのです(がっかり)。
 「ビーチ・マフィン」は外から見ると「掘っ立て小屋」みたいでビックリするけれど、中はものすごく素敵。コーヒーやティーだけでなく、ローカルなクラフトビールも扱っていて、お酒が飲める人、ビール好きな人にも好まれているようです。
 昼間からビールを飲んでいる人は、たいてい近所からぶらりと歩いてやってきた人。逗子にありがちな光景です。

 

窓が多く日射しが降り注ぐ店内。大正時代にできた築九〇年以上の建物で、もともとは仕出し屋さんだったそうです。


 お気に入りの席にご案内いただけました。
 お店の奥まった方、隅っこが好きな私は、このソファ席が落ち着きます。

 フードメニューは、すべてヴィーガン対応。オーガニックなものばかりです。今回は、初・ヴィーガンプラントバーガーに挑戦。飲み物はホーリーバジルとジンジャーのハーブティ。


ゆったりとくつろげる店内。逗子は人ものんびりしています。
手織りなのかな?無造作に置かれた布達は、販売されています。
夏になると通りに面した窓を開け放して自然の風を入れています。クラフトビールを飲む人の姿をよく見かけます。
オーガニックな焼き菓子。紅茶でも、珈琲でも。
オーガニックコーヒーとティー。パッケージも可愛いので欲しくなってしまう。


ホーリーバジルとジンジャーのハーブティー。飲んでいたら、体の中からあたたまってきます。

 バーガーを食べるなんて、いったい何年ぶりだろう。
 もしかしたら、十何年ぶりくらいかもしれません。
 とはいえ、この挟まっているのは大豆ミートのハンバーグ。私もたまに大豆ミートを使うので、お味には慣れています。
 ウスターソース的なスパイスの効いたソースがたっぷり。
 いつも思うのだけど、こんな分厚さがあったら、顎を外さない限りは食べられない。
 結局、ナイフとフォークで適宜バラバラにして食べることになる。
 バンズが思ったよりもフワフワしていました。
 お腹が空いていて、たくさん食べたい人には向いていません。
 小腹が空いたな、くらいなら、ちょうどいいです。


 ビーチ・マフィンから逗子海岸までは、目の前の通りを歩いて行けば出られます。普通に歩いて15分、のんびり歩いたら20分くらいかな。
 
 目の前に富士山と江ノ島を望むことができる逗子海岸。夕陽が沈むので、夕方になると海を眺めに来る人がたくさんいます。
 ただ夕陽を眺めるために過ごす。
 こういう時間の使い方をするひとが、このあたりはわりと多い気がします。
 のんびりした雰囲気の理由かも知れません。


ほぼ正面に富士山が見られますが、この日は湿度が高くて見られませんでした。

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石川真理子
みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。