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神さまの声を聴く方法

「話は全身で聴きなさい。耳だけでは声を聴いたに過ぎない」
武家の娘だった祖母の教えです。
全身で聴くことを
理屈で考える前に教えられてよかったと思います。
幼い頃から人の話はもとより
身の回りの音、自然の音を体で感じる癖がつきました。
つい最近、それが神さまの声を聴くための訓練だと
本に書かれているのを見つけたのです。
昔の日本人は
おそらく「体」で話を聴いていた。
だから「虫の知らせ」もわかったし
「枕元に立った」のも気づいたし
「お告げ」を確かに受け取れたのです。
耳だけで聞くようになり
イヤホンで閉ざすようになり
多くの人が妖精の声も神さまの声も
無視するようになったのが、今。
一方で、必死に情報をかき集めている。

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石川真理子
みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。