美しくあるための習慣vol.26解決しようとしない

問題が生じたとき
なんとかして解決しなければと
一所懸命になることが多いものです。
けれど、それこそが悩みを深くしていることに
気づいているでしょうか。
そもそも「これは問題だ」と定義したものの
それは本当に「問題」なのでしょうか。
こうしてひとつひとつ考えていくと
たとえば相手の立場になってみれば
必ずしも問題ではないのかもしれないと
思えることもあります。
誰が見ても明らかな問題であるならば
一人で解決しようとしなくてもいいでしょう。
すべてを掌握し、なんとかして解決しようとするのは
なにもかも自分でコントロールしたいという
欲求のせいかもしれません。
そして、コントロールしたいという欲求は
おおむね恐れから生じているのです。
もし、解決すべきがあるとするならば
潜在意識に潜んでいる恐れや怒りのほうなのでしょう。
「問題だ」と思った時、これからは一瞬
立ち止まってみましょう。
「でも、本当にそれは問題なの？」
そう問いかけてみましょう。
さらには、数歩引いて俯瞰しながら
どのように流れるのか見てみると
案外、たいしたことではなかったと気づくかも知れません。