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【83】フードセーバー事件

ひさびさに、文章書こう。書きたい気分になった。

ここ1か月ぐだぐだ収縮期だったよ。
流れで、繰り返しきていたのは、

もう飽きた!

だったよ。
自分に。

声が小さい、自分の主張に自信がなく、必要以上に迷惑をかけてないか気になって発言を無意識に遠慮してしまう自分に。

飽きた。

違和感あるのに主張を遠慮してしまって
モヤモヤする。その積み重ね。
ほんとにあきれるけど小さいころからの癖で
わかったふり、賢いふり。
本当はもうどう思われてもいいし、オープンになりたいし、なっていい。


そして、声、っていうのもきててね。

声の大きさ、圧、はり、そういったもの。

わたしボソボソしゃべる癖があって、そういうときって全然相手に伝えようとしてないの。しかも、自分がこうしたい、で喋るというより、その場にあわせて無難な対応をする。自分の中だけで喋って、察してもらう甘えてるかんじなんだ。今までの癖で。質問ができないのも、そこの場所にいるとき。

旦那さんがわたしにいら立ってる場所も、そこ。

わたしが、自分がこうしたい、がないとき。
芯がないとき。
人に言われたからやった、結果文句言ってるってときや、自信なさげに返事してくるとき。とにかく、自分がこうだ、が弱いとき。

今日は、ようやく、そこをえいっと声出して言えた。
わたしは、聞かれたことに、瞬時に返事ができなくて遅くなったり遠回りする言い方しかできなかったりする。

で、旦那さんは頭の回転が速いし声が大きいしスピードがあるから、早くはっきり言って、そうならそうとはじめから言って、と、ぴしゃっと言われる。
しかし、わたしは頑張っても、すぐに返事が上手くできずあやふやなことしか言えないときがある。わざとではない。
それを、今まで、ごめん、と納得しないまま流してた。
そこを、ふんばって、大きい声で言い返して怒った。
わたしはこうだった、こうしかできない、こういう意味でさっきは発言した。と言い返した。

そしたら、すんなり、そうか、で終わった。

わたしの中は、ただただ清々した。

人からしたら、小さいことだけれど。
ああ、今まで、ここができなかったのね。この積み重ねで小さなモヤモヤが積み重なってたのね。


自分の主張ははっきりドーンとしていこう。
わたしは、こういう世界にいきたい、こういう未来にいきたいのだ、と大きな声で言う。

そこんとこ、すごい大事だって思い知らされた事件がもうひとつ。


義母から電話があり、フードセーバーがいるか?と問われた。フードセーバーの意味がわからなかったので尋ねると、それもあやふやで(彼女は説明が苦手)
でも、すでに購入済みで、我が家で必用なければ誰かにあげるとのこと。とりあえず、あやふやに、じゃあ・・・もらおうかな。とよくわからないまま言った。

数日後、どでかい荷物が届いた。
フードセーバー。
はじめて、こういうものだ、というのがわかって、予想以上に大きい機械で、びっくりしたのだ。ラミネーターみたいに、真空状態にして熱で封をして食品の鮮度を保つためのもの。

いらん。
いらん・・・
これ、いらんわ。

置く場所もない狭い我が家。
そして冷蔵庫にそんなに詰め込むのが好きじゃない
わたしは、買いだめして食品の鮮度を保つことも
そんなにしない。

いらん。
どう考えてもいらんわ。

これって、けっこう値段するんだろうなぁ、
たぶん通販だよね。


旦那さんと、唖然とした・・・

そして同時に、痛感した。

これ、わたしがはっきり主張しなかったからだわ。

わたしはこうだ。
わたしはこうしたい。

はっきりしなかったからだわ。

笑えるぐらい、それを痛感中。

くしくも今、選挙期間中。
日本の行く末。
わたしたちはどういう未来にいたいのか?
わたしは、どうしたい?
ひとりひとり、はっきり選ぶ、宣言するときがきてる。

わたしは、
あらゆる人が、生きやすい国に住んでいる。
そういう未来を選ぶ。
生きたいと思える面白い国に住んでいる。
そういう未来を選ぶ。

期日前投票に行ってくる。


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