ハリーポッターと呪いの子 1/19
小学校の時の遠足の電車で映画を観て面白さがわからなかったこと、本のほうもみんながこぞって借りるからいつも出払ってるし、そもそも分厚いからという理由でハリーポッターに触れることなく育ち、大人になったらなったで作者が嫌いという理由でミリしらで生きてきたのだけど優待的なやつで安く見れる機会があったので行ってきた。
全体的に魔法の演出がすごくて本当に魔法なんじゃないかと思うほどだった。
全く知らずに行ったので、まず、中心人物はハリーポッターじゃなくて息子たちなのか、っていうのとハーマイオニーとロンって結婚してんだ、ってところでちょっと驚いた。
話が進んでいくと、まあ、息子のアルバスがクソガキ。ハリーポッターの息子っていうプレッシャーに振り回され続けてひねくれてしまっている。そんな彼と友達になってくれるのがドラコの息子のスコーピウス。この子はヴォルデモートの息子だっていう噂に困ってる心優しい子。
たぶん、ハリーとドラコの息子の性格はちょうど反対の親に似るようになっているんだと思う。
2人ともスリザリンで落ちこぼれ気味ゆえにかすごいことを成し遂げたいという気持ちに負けて無茶をする。
一方、いとこでロンとハーマイオニーの娘のローズはグリフィンドールの優等生として描かれていた。
アルバスとスコーピウスは本来死ぬべきじゃなかった、ヴォルデモートに殺された青年をタイムターナーとかいうタイムマシンで助けに行くんだけど、彼は助からない上にバタフライエフェクトでどんどん未来が悪化していき、ついにはハリーポッターが負けて死んでいる世界にたどり着いてアルバスは消えてしまう。まあ、展開としてはよくあるものだけど、残るのは脇役のほうなんだ、と思った。
その世界ではスネイプ先生が生きており、彼とこっそり生き延びたロンとハーマイオニーの力を借りて変えてしまった行動を発動しないようにして元の現実に戻るが、その話をガチのヴォルデモートの子孫に聞かれてタイムターナーを奪われて、一緒にハリーポッターの両親が死んだ日に連れていかれ、しかも、タイムターナーは破壊されて帰れなくなってしまう。
ここで薬品の反応で文字が出てくるようにしたのは面白いな、と思った。
結局、隠されていたタイムターナーを使ってみんなで来た保護者全員相手にヴォルデモートの娘1人で勝てるわけもなく、過去は変えられることなく未来に戻る。
しかし、まあ、スコーピウスが可愛かった。頑張ってるねー、ってよちよちしたくなる。最も程々に振り回してくれるアルバスといるのが彼にとっては幸せなのだと思うけど。