ドラキチ合宿『エルドレインの王権』②3-0と0-3デッキ写真とマナカーブ・グラフ
Text by このゑ@Moriyasu
『エルドレインの王権』ドラキチ合宿記事(便宜上、戦績分析編)の記事、とても好評いただいております。ありがとうございます。
今回も前回の『基本セット2020』編同様、記事2本立てで記録をお伝えしたいと思います。
ドラキチ合宿ではデッキタイプと当たりの他に、3勝と3敗(0勝)のデッキ写真もLineにて共有しています。それぞれの勝ち方や負け方、成功と失敗両方から環境を分析しようという目的です。
今回も記録できている写真を公開したいと思います。(戦績分析の方ではしていない項目として、)写真のあとに「デッキ」「カード」の評価も簡単に述べてゆきたいと思います。
さらに写真のデッキリストの「マナコスト」をカウントし、統計をとっています。「勝ったマナカーブ(コスト編成)」「負けてしまったマナカーブ」を割り出すことで、「勝ちやすいマナカーブ」を見出していってもらえればと思います。
戦績分析編を読まなくても分かる内容にしています(もちろん、戦績分析編もこちらを読まなくても完結するようになっています)が、両方をお読みいただければ互いに補完しあう内容にもなっています。
前回よりも写真、グラフともに多くなっています。写真は約60枚のうち10数枚を無料部分で公開しています。
※本来は来週公開予定だったのですが、明日からのグランプリ・バンコクに合わせて取り急ぎ今日の発表としました。
それでは本文にはいっていきます。
・3勝デッキリスト(写真)
5色に系統分けし、色ごとに[採用率の高いカード(レアリティ不問)][(リスト全体に対する)所感][採用率の低いコモンカード][※(採用されていない理由などの所感)]の4項目で補足しています。
※マナコストをカウントしたマナカーブグラフとそれに対する補足は3勝項目と0勝項目のそれぞれ最下段に用意しています。
[3勝デッキ 白系(白単、白単+、均等2色(白X))]
・白系 1
・白系 2
・白系 3
・白系 4
・白系 5
・白系 6
・白系 7
※白系の共通点
[採用率の高いカード]《フェアリーの導母》、《銀炎の従者》、《塔への閉じ込め》、《尊きグリフィン》、《アーデンベイルの聖騎士》、《揺るぎない騎士》、《羽ばたき狐》など
[所感]押し込みに長ける軽い出来事や除去と場持ちの良いクリーチャーに人気が集まった。最終的には飛行で勝つのを前提にある程度スピーディな展開が可能なよう心がけられています。
[採用率の低いコモンカード]《真実の愛の口づけ》、《籠城の準備》、《交換される牛》、《敬愛される王女》
※防御的なカードは倦厭されがちです。アーティファクト・エンチャントが比較的多用される環境だがデッキ的に《真実の愛の口づけ》は重いと判断されている様子があります。
[3勝デッキ 青系]
・青系 1
・青系 2
・青系 3
・青系 4
※青系 共通点
[採用率の高いカード]《選択》、《湖のドラゴン》、《具眼の主、エレノラ卿》
[所感]青は「妨害(カウンター、バウンス、タップ)」「ドロー」「アーティファクト・シナジー」の3パターンに分かれたカード群であり、完成型が大きく異なるため色単位の共通点が見出しにくいです。ただドロー付きクリーチャーの点数はデッキタイプを問わず高いです。
[採用率の低いコモンカード]《ミストフォードの亀》
※青には防御的な役割のカードを必要とするアーキタイプが多いが《マーフォークの秘守り》がおそらく最高評価で重くなるごとに評価が落ちます。《ミストフォードの亀》は防御に回る上では無能力であり、同ポジションは《鋼睨みのグリフィン》などが中心にあります。
[3勝デッキ 黒系]
・黒系 1
・黒系 2
・黒系 3
・黒系 4
・黒系 5
・黒系 6
※黒系共通点
[採用率の高いカード]《パイ包み》、《魂裂き》
[所感]システムクリーチャーの多さから、除去の人気が普段通り高いです。2色で組む場合はクリーチャー側は他色側が中心になっていることも多く、スペルカラーとしての評価がされています。サイズのある緑との組み合わせが最多ですが、騎士テーマの色として赤黒などでも採用されています。
[採用率の低いコモンカード]《目玉収集家》、《記憶盗み》
※1マナは(アンコモンながら)《大釜の使い魔》と《魔女のかまど》という、お手軽にして強烈なシナジーカードで埋まりやすく副次的なシナジーの《目玉収集家》は後回しとなっています。数種ある手札破壊で唯一カードアドバンテージを確保できない《記憶盗み》も低評価ですが、《夜の死神》に関しては2枚採用も受け入れられています。
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