ほとんどのことは、下位の8割から生まれる
皆さん、こんにちは!
コウノミホです。
今年の関東地方は、もうまもなく梅雨明けとの予報。
例年よりも短い梅雨に、農業への影響も大きいようで心配ですね。
我が家の家庭菜園も、例年よりも成長が遅いようです。
それでも、トマトにきゅうり、ナスなどが育っています。自分で育てたお野菜は、また格別な美味しさです!
今からでも育てられるものはありますから、興味があればトライしてみてくださいね。
初心者の方は、バジルやミントなどのハーブもオススメです。
パレートの法則
さて皆さんは、「パレートの法則」をご存知ですか?
「パレートの法則」とは、19世紀にイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した法則です。
多様な国や時期の国民所得配分について調査したところ、「人口の20%が、富の80%を所有している」ことを発見したことに由来します。
「パレートの法則」は、法則とはいうものの、統計分析であり、経験則の類と言えます。
「パレートの法則」は、「20%対80%の法則または82の法則」などと呼ばれることもあるようです。
「パレートの法則」は、ビジネスの場では、具体的には以下のようなことが言われます。
なるほど、確かにそうかもしれない・・・そんな気がしませんか?
ロングテールの法則
他方、インターネットの発展に伴い「パレートの法則」を覆すようになった考え方として「ロングテールの法則」があげられます。
「ロングテールの法則」は、ネット通販のビジネスで起きやすい経験則を言語化したものです。
実店舗では持てる在庫数に制約があるため、「パレートの法則」で導き出した、売上の8割を占める2割の人気商品を中心に扱うことにせざるを得ません。
それに対して、ネット通販は在庫や流通コストの低減が可能です。
そのため、大手ネット通販サイトなどでは、1年に1個しか売れないような多種多様な商品も取り扱うことが出来ます。
そして、このような商品の売上を合計すると、実は莫大な売上・利益が生み出され、いわゆる「死に筋商品」の売上が全体の8割を占める事態になる、ということが起きるようになりました。
まさに、過去の常識を覆すような事態が、インターネットの出現で起きている好例ですよね。
ちなみに、「ロングテール」という名前の意味は、商品ごとの売上を並べるグラフを作成すると、1点しか売れない多数の「死に筋商品」が、まるで恐竜の尻尾(テール)のように長く見えることから名付けられたそうです。
言葉だけではイメージがわかない方は、ぜひググって見てみてください。
あなたは、どちらに「共感」しますか?
さて、あなたは「パレートの法則」と「ロングテールの法則」、どちらに共感しますか?
これは、直感的なことであり、「考え方の癖」とも言えると思いますので、意外に自分では気付かないうちに、どちらかに寄った考え方をしがちな人が多いように思います。
また、世代間での隔たりも多いと思います。
多様性が重視される時代に育った我が家の娘たちは、言葉にはしないけれど「ロングテールの法則」が原則にあるようですね。
「どうして、上位2割に入らなければならないのか?」
ピンとこないことが多いように見えます。
無意識のうちに「パレートの法則」を原則と考えている私たち親世代は、無意識のうちに、「上位2割でなければ、いないのと同じだ」というような考え方になりやすいです。
特に受験やスポーツなど、結果が数値化するようなシーンでは親子の考え方に差があって、揉め事に発展することも多いように思います。
私が「今」意識しているのは…
私は、見た目はともかく、頭の中はいつまでも若々しくありたいと考えているので、最近は「ロングテールの法則」を意識するようにしています。
どんなことでも、いわゆる「指定席」である上位2割を目指すことを「当然」と思わない。
これからの時代、ほとんどのことは、それ以外の8割から生まれるのだ、と考えると、急に気が楽になったり、本当にやりたいことにまっすぐに向かえたりします。
いつも頑張りすぎてしまう方、ぜひ恐竜のながーい尻尾を頭に浮かべて、少しだけリラックスしてみてください。