#6 温もり ~600文字作文~
皆さんこんにちは。
とある国立大学に通う医学部生 kou です。
人は平均1秒あたり10文字ほど読め、600文字だと1分でサクッと読めるそうです。
今日も皆さんの1分を頂きます(*- -)(*_ _)ペコリ
#6 温もり
突然ですが皆さん、「温もり」感じてますか。
日本はいい国だ。
落とした財布もちゃんと交番に届いているし、中身も無事。
ただ今回の話はそういった温もりではなく、命に関するようなお話。
皆さんは医療ドラマ観ますか。
もしあなたが監督なら、人の死をどう描きますか。
例えば心電図の波形が次第に弱まり、心臓が動かなくなることを描写したり…
ここで取り上げたいのは、「亡くなった方の手は冷たくなる」という描写です。よく映画やドラマでもこういうシーンが表わしますよね。
人は温度で事態を把握できるのです。
東北大震災。
決して私たちが忘れてはいけない事実です。
津波により、昨日まで元気だった方々の多くの命が失われました。
病気による死は、ある意味家族も覚悟を決める時間がありますが、震災は一瞬です。
突然の別れは受け入れがたく、動揺し「これは私の子ではない」と主張する方々も多かったそうです。
復元納棺師。
震災で亡くなった方々を可能な限り生存時の容姿に戻し、家族の方に死と向き合ってもらうことを一つの仕事としています。
前述した通り、中々大事な人の死を受け入れてくれません。
ではどうするか。
家族の方々に亡くなった方の手を握ってもらいます。
ただ握ってもらうわけではありません。
初めに納棺師が遺体の手を握り自分の体温で温めて握ってもらう。
最初は温かいが、だんだんと冷たくなる。
こうして死を受け入れてもらうそうです。
手の温もりが持つ力は偉大です。(600文字)
サポートしてくださる方々の存在は偉大です! もし何らかの形で貢献することが出来ましたら、、、💦 カフェイン代を恵んでください(笑)(*- -)(*_ _)ペコリ