ワイルドリフト マクロ基本講座 part.0

※この基本講座では具体的なマクロ知識についてほとんど触れていません。これからマクロを詰め込んでいくうえでの基本的な考え方について主に書いています。ただマクロ知識だけが知りたい!という方は飛ばして貰って大丈夫です。

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ワイルドリフトで勝利するために必要なことをゴールから逆のぼって考えていきましょう。

ワイルドリフトにおけるゴール。つまり勝利条件は敵陣地にあるネクサスを、相手よりも早く破壊すること。これだけですね。

極端な話、もし相手のネクサスを破壊できるのであれば1000000デスしても良いですよね。ネクサスを破壊するためのゲームであるはずなのに、気づいたらキルを取ったり、ファームをすることが一番の目標になっているプレイヤーが意外と多く存在します。今一度再認識しましょう。

このまま勝利のための必須条件を洗い出します。

ネクサス破壊

インヒビタータワー破壊(最低1本)

インナータワー破壊(最低1本)

アウタータワー破壊(最低1本) 
つまり、タワー3本を折ってネクサスを折るのが勝利への最短ルートです。

じゃあ次は、どうすればタワーを折ることができるのか考えてみます。

タワーを破壊するためにやること。
・ファームをして装備を作る
・有利なミニオンウェーブを作る
・視界を取る
・敵の視界を壊す
・敵チャンピオンを倒す
・ドラゴン、ヘラルド、バロンを取る

基本的に操作しているチャンピオンが強くなればタワーを壊す難易度が下がっていくのでこういった行動が求められますよね。先程も言いましたが、敵のチャンピオンを倒すというのはそのうちの1手段に過ぎません。敵を倒すために戦うのではなく、タワーを折る(守る)ために戦い、敵を倒すのです。

もっと細かく見てみます。
タワーを攻撃するためにはどうするのか?

1.敵を倒してフリーでタワーを攻撃
このためには、お互いのマッチアップを理解して、1vs1もしくは2vs2で勝利したり、味方のガンクを利用して敵を倒すなどで可能ですね。

2.敵を帰らせて(or下がらせて)フリーでタワーを攻撃
1と同じ要領で体力を削ってレーンに残ることを不可能にするか、圧倒的戦力差や別レーンのアクションで敵がタワーの近くにいることのできない状況を作ったりすることで出来ます。

3.敵がタワー付近にいても無理やりタワーを攻撃
相手をタワー下で無視できるような差を作ったり、相手がミニオンを処理している一瞬の隙をついたり等がありますね。

4.有利なミニオンウェーブを作ってミニオンだけでタワーを攻撃
ミニオンウェーブを作るためには、ミニオンの特性を理解し、ウェーブの作り方を学んで、それを活かす立ち回りが必要になります。

5.ヘラルドでミニオンを攻撃
まずヘラルドを取るための動きと、ヘラルドを取れたときにいかに効率的にヘラルドを活用するかを考える必要がありますね。

この様に、ネクサスを破壊するというゴールから逆算していくと、自分は何を学んだり、練習する必要があるのかというのがハッキリしていきますよね。

こうやってより細部まで落とし込んでいくことで、実はキルって大事だけど必須ってわけではないんだってことに気づけるはずです。ワイルドリフトよりも圧倒的に1試合が長いPC LoLのプロシーンでさえ、30-40分の試合で1試合の合計キルが一桁で終わることがあります。
もちろん、お互い勝利を目指す上で集団戦は必ずと言っていいレベルで発生するので、戦闘で勝つための知識と腕が不要というわけではありません。

最後に、試合中と開始直前に考えるべきことも挙げておきます。


1.リソースを割くべきレーンはどこか
2.育っているのは誰か
3.じゃあどうするか


このゲームは基本的に5vs5ではありますが、試合ごとに主役がいます。
それはレートゲームのために用意したジンクスかもしれないし、バロンレーンの1vs1で勝ちまくったフィオラかもしれないし、ドラゴンファイトで運良く5キルを取ってしまったサポートセラフィーンかもしれません。

3列のレーンに絶え間なくミニオンが流れ、ジャングルのクリープも一定時間ごとに復活するこのサモナーズリフトにおいて、全てのレーンにリソースを注ぐことはできません。必然的にリソースを大量に注げるレーンと注げないレーンが生まれます。そのため、どのレーンを重点的に育て上げるのかを考えなければいけません。(リソースというのは日本語でいうと資源のことで、各々のスキルやサモナースペル、体力等のことを指します。)

もちろんそれも常に思い通りに行くわけではありません。
有利に試合を進めているときと、不利な時でまた考え方を変える必要が出てきます。
そこで特に重要になってくるのがチームのスケールサイズです
スケールサイズというのは後半装備が揃ってきたときにどれほどチームが強くなるかを表すもので、後半強いチームはスケールが大きいということになります。勝っている場合、自分達のチームのスケールが相手を上回っているのであれば、焦る必要はありません。(試合が長くなればなるほど相手より勝手に強くなっていくので)作れた有利を活かして、そのままゆっくりと試合を進めていけば自然と試合に勝利できます。しかし、相手のスケールが大きい場合は、積極的にドラゴンやタワーなどのオブジェクトにプレッシャーを与え、可能な限り早く試合を終わらせなければいけません。

不利なときは全く逆の発想をするだけで大丈夫です。
自分たちのスケールが相手よりも上回っているのであれば、少しでも試合時間を伸ばすための行動を考えましょう。ミニオンをただひたすらに処理して、とにかく戦闘を拒否したり、ドラゴンを捨てて、タワーを折る等ですね。

相手と同じ金額を稼ぐことは、お互いの差を縮めることになります。
(例)Aチーム 1000ゴールド Bチーム 500ゴールド  差は2倍
   お互い500ゴールド稼ぐ
   Aチーム 1500ゴールド Bチーム 1000ゴールド 差は1.5倍

スケールで負けていて、試合も不利を背負っている。これはもっとも最悪なパターンで、そのまま行けば自動的に敗北です。こうなってしまった場合はどこかで起死回生の1発を狙ってハイリスクハイリターンな行動を選択して逆転の機会を伺うしかありませんね。例えばバロンスティールだったり、草むらに隠れて奇襲をかけて集団戦に勝利する、孤立している敵を上手くキャッチするなど、普通に戦っては負けてしまうので特殊な戦い方が求められます。

今までやろうとしたことを少しでも簡単にするためには、どのチャンピオンを使い、どのアイテムを購入し、どのルーンで行くのかを試合前に選択する必要がありますね。

ピックの手順としては、
1.自分が使うチャンピオンを決める
敵や味方との相性、そのパッチでの強さ等をふまえて判断
2.試合での自分の役割を把握する
お互いの構成の強みと弱みから、この試合自分が何をしないといけないのかを把握する
3.その役割を果たすためのルーン、ビルドを選択

この時点で、両チームのスケールサイズや相性が把握できるので、試合の組み立て方を確定します。簡単に言っていますが、大量の知識が必要になりそうですね。

ここまでで超基本的な思考については理解できたかと思います。
ここからやっていかなければならないのが、今まで分類して来たことを実際に試合中に判断するためにどうすればいいのかを一つずつ理解し、実行できるようにすることです。

タワーを折るために視界を取ろうと書いてあったけど、具体的にどこの視界を、なんで取るんだろうか?
タワーを3本おれば試合に勝てる?じゃあなんで4本以上折るんだ!
有利なミニオンウェーブを作ってミニオンだけでタワーを攻撃?どうやってその状況作るの!

こういった、逆算から生じた疑問に対する答えが既に定まっているのであれば、その部分に関してのマクロ知識は既にあるということです。わからないという方も安心してください。操作技術等のミクロと違って、マクロというのは、一度理解してしまえば内容自体はそこまで難しいものではありません。(試合中にとっさに判断するのは簡単ではありませんが...)

これから一つ一つ理解して自分の力にしていきましょう。

ゲームで勝つために、「別に飛ばしても大丈夫だよ」と書いてある3000字以上のノートを読んでいる時点で、あなたは相当やる気があるプレイヤーでしょう。そんなあなたならこれから説明していくマクロ知識を詰め込んでいけばワイルドリフトの総合力がグングン上がっていくのは間違いないです。

一緒に頑張っていきましょう !!    Konny







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