農薬大国『にっぽん』
こんにちは。
今回は農薬のお話をしていきます。
農薬とは、皆さんもご存知だとは思いますが野菜や果物が
虫に食べられたりしないように、もしくは草を枯らすために撒く薬のこと
を言います。
農薬の使用に関しては世界でも規制の厳しい国とゆる〜い国があります。
規制のゆるい国では自然と農薬使用率が上がってきます。
世界で最も農薬を使用している国は何処でしょう?
タイトルでおわかりになったと思いますが我が国、日本なのです。
これを知った時は本当に衝撃的でした。
農薬の歴史
少しだけ農薬の歴史を見ていきましょう。
日本で主に使われている農薬はネオニコチノイド系、グリホサート系、有機リン系
の3つでどれも人間の身体に有害なものです。
まず農薬ネオニコチノイド系は「人への毒性は弱い」という謳い文句で
どんどん消費量が増えていきました。
しかし、2006年に「蜂群崩壊症候群」が世界規模で問題になります。
「蜂群崩壊症候群」とは蜂が巣まで帰れない、もしくは帰れたとしても弱っている
といった事態のことを指します。
良質なハチミツが取れないことはもちろん、蜂は野菜や果物が実るための受粉も
行っていますので大問題です。
またネオニコチノイド系農薬は子供の脳や神経などへの発達性神経毒性が
懸念されております。
これらのことから世界各国はネオニコチノイド系の農薬を徐々に規制するように
なり、EUでは2018年に禁止、アメリカ、カナダ、韓国などの他国でも続いて
禁止となっています。
世界規模でネオニコチノイド系農薬を規制していく流れに逆行し、
残留農薬基準値を緩和したり、新しいネオニコチノイド系農薬を
新規登録をした国があります。
それが日本なのです。
次にモンサント社の商品であるグリホサート事件について紹介します
グリホサートは除草剤でベトナム戦争で使われ多くの方に健康被害を及ぼした
枯葉剤の親戚です。
モンサント社は「40年以上にわたり安全に使われてきている」と主張し
今でもグリホサートを作り続けています。
そんな中、2018年にアメリカで事件が起きました。
学校の校庭整備をしていた男性が、「仕事で使っていた除草剤でガンになった」
とモンサント社に対して訴訟を起こしたのです。
この裁判では男性が勝訴しモンサント社が賠償金を払うことになりました。
そのやりとりの中で次々と事実が明らかになっていきました。
グリホサートの安全性を主張していたハーバード大学の学者や、グリホサートの
発ガン性を否定していたマクスター大学の学者がモンサント社から多額の謝礼を
もらっていたことが判明したのです。
「自社の商品は身体に害がない」という自信があればこのようなことは
しませんよね。
そして個人的にはすごくショックなことですが
このグリホサートの使用量も日本がトップレベルなのです。
ちなみにEUの基準値と比較すると
リンゴ 3倍
いちご 6倍
トマト 60倍
ピーマン 60倍
ブロッコリー 50倍
きゅうり 100倍
茶葉 100〜300倍
となっています。
恐ろしいですよね。
日本人は日本の食べ物は外国に比べると安全と考えている人の割合が多いですが、
日本の野菜は海外では「汚染物」扱いだそうです。
農薬を最小限にするには地産地消
では、そんな農薬大国日本でもどうしたら農薬を避けられるのでしょうか?
それは「地産地消」です。
全国に出荷するような野菜や果物は見た目をかなり重要視します。
そうすると農薬は避けられません。
地元のスーパーでは、地元の野菜や果物には袋に顔写真が貼ってあったり、
名前が書かれたりしています。もしも気になれば直接、問い合わせもできます。
そのように顔写真やフルネームを公開することで生産者も無茶苦茶なことは
しにくくなります。
このような点から地産地消をオススメします。
特に小さなお子様がおられる家庭の方々には、お子様の将来のためにも
このような事実は知っておいていただきたいのです。
最後までお読みいただきありがとうございました☆
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