「本心」は人の心に届く
こんにちは、紺野うみです。
いきなりですが、私が「書くこと」をなかば自分の「使命」のように意識するようになってから、今さらながら気が付いたことがありました。
それが、言葉には「重さ」があるな、ということです。
「本心」がこもっている言葉には、重みがあります。しっかりと芯があるから、相手の心まで飛んでいくのです。
対して、うわべだけ、もしくは人の言葉を借りているだけの言葉は、どうでしょうか。
中身が詰まっていないので、ふわふわと綿のように、投げても遠くへ飛んでいきません。相手の心に届かないし、響かないのです。
私自身、格好つけて「こうあるべき」という「建前」でばかり話していた時期がありました。
振り返ってみると、そんな時は、大事なことを言っているはずなのに、なぜか相手から返ってくる反応が薄いのです。
私はその時、自分がまだ未熟な立場だから「言葉が軽くなってしまう」のだと思っていました。
それならもっとみんなに認められるように、立派にならなくては! とさらに格好つける……という連鎖。
当然ながら、物事がうまくいくはずもありません。
しかし今になって考えてみると、はっきり言って「肩書き」や「立場」なんて、「言葉の重み」とはあまり関係がなかったのです。
立派な肩書きがあっても、話が上滑りしている人なんてたくさんいます。
(よく挙げられるのは「校長先生のお話」とかですかね。もちろん本心からの言葉なら、子どもたちはちゃんと聞いているものですよ)
話の組み立て方やテンポ、抑揚など……そういった技術の上手い下手も多少は影響するかもしれませんが、中身を訴えるうえで大切なのは、話す言葉に「本心」という「魂」が込められているかどうかなんです。
伝えたいことがあって、それが自分の本心から出ている言葉なら、それはたとえ相手が反発していたとしても、心のどこかに残るもの。
たとえば……子どもを叱る親も、ただイライラの感情をそのままぶつけるのではなく、「なぜ」叱っているのかや、「その子のために」という想いを本気で投げかければ、きちんと「届く」はず。
信じて、意識してみてください。
かく言う私も、人に何かしら「言葉」で伝える以上は、本心以外のことを書かないように心がけています。
特に心理学の内容に関しては、「突飛」で「奇抜」なことを書いているように思われてしますかもしれませんが……いたって「本気」です(笑)
書くことを生業にする以上は、もちろん技術も意識的に磨いていきますが、ハートだけはしっかりといつでも込めて書いていくことを誓おうと思います!