人生の思い込みからの脱却(110)
こんにちは、紺野うみです。
私たちは案外「自分を縛っている自分」の姿には鈍感で、そんなことをしていることにも、気がついていなかったりするものでして……。
人から縛られることに対しては敏感である人も、自分が自分の心を思考の檻で閉じ込めているようなことは、よく起こりうることだと思います。
私も昔は、そんなことを無意識のうちに繰り返していました。
そこから脱することができた今だからこそ、伝えられることを書いていきたいと思います。
「ここじゃないとダメ」な場所なんてない
私たちは誰もが、生きる上で自分の「居場所」を探し求めるものです。
あくまでも緩く自由に、複数の可能性を追いかけられているのならいいのですが、それを自分自身の脳内で一ヶ所に懲り固めてしまうのは、あまり良いことだとは言えません。
たとえば、学生時代に学校でいじめを受けると、生活のほとんどの時間を過ごしているそこが「苦痛なだけの場所」になってしまえば、自分の人生すべてが絶望に覆われてしまったように感じてしまうこともあります。
でも、たしかなのはその「学校」という場所が、世界のすべてではないということ。
そこに居場所がなくなってしまったとしても、世界のどこかや、別の誰かのところに、まだまだ居場所はあるはずなのです。
「ここを出てしまったら人生の終わり」
冷静に考えれば本当は「自分の唯一の居場所」なんてことはないはずなのですけれど、自分の人生で重要度の高い場所や、多くの時間を過ごしてきた場所に対しては自分自身が執着を持ってしまうのも頷けます。
それなら、自分がそういった「思い込み」を抱いていないかどうか、冷静に振り返ることができる機会は必要です。
時には自分の思考を、さまざまな可能性の方向へと、自由にはばたかせることをしていってほしいのです。
「無限の可能性」は思考の外にある
自分の思い込みというのは、取り払うこと自体が難しいものです。
「固定概念に囚われている」という事実を、自覚するところから始めないと、なかなか新しい視野で物事を見つめることができませんからね。
だからこそ、「なるべく自分の心を懲り固めてしまわない」ための努力が必要だと言えるでしょう。
体で言うならコリをひどくしすぎないために、日頃からストレッチをしたりマメなマッサージをしたりして、十分にほぐしておく癖をつけるようなことですね。
それでは、意識的なコリを作ることがないようにするためには、どんなことを心がければいいのでしょうか?
・たくさんの人の話を聞くこと
・いろんな生き様を否定せずに受け入れること
・人生を全力で楽しもうとすること
・知識の食わず嫌いをせずさまざまな世界に触れること
こういったことを意識しながら過ごすだけでも、まず心の器がどんどん広がってゆくはずです。
世の中を少しでも明るくする言葉たちを、心を込めて多くの方に届けていきたいと思います。 紺野うみの活動を応援していただけますと、大変うれしく思います!