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創作とは恥をかきながら上達していくものなんでしょうが…。

ここだけの話ですが実は僕、小説を書いた事があるのです。PCではなくワープロで。なので本当に大昔の話です。多分94年とかそのくらい。

原稿用紙150枚程の短めの長編小説って感じでして、内容的には村上龍さんのコインロッカーベイビーズとかウィリアム・バロウズさんの裸のランチとかそういうちょっと尖った小説の格好良い文体や形式を真似してそれっぽく繋げてるだけって感じの酷いものなんです。

つい1〜2年前までクローゼットの奥深くに放置してありまして、ある日見つけて怖いもの見たさ&懐かしさでよせば良いのに読んでみたんです。

そしたらコレがまぁ記憶より更に酷い。

既存の作品の真似だし、台詞は気障だし、ストーリーは子供っぽいしで、とにかく全てが恥ずかしい。

しかもコレ確か何処かの文芸賞に応募したんですよね。もちろん全く駄目でしたけど…って当たり前です。あんな酷い小説。唯一の救いは他に誰も読んだ人はいないという事。

結局この小説は速やかにシュレッダーにかけました。

でも創作ってきっとそういうもんですよね。ある程度の恥は覚悟しないと何も表現出来ない。まぁ恥と言っても不名誉な恥って意味では無く、単純に恥ずかしいって意味ですけどね。平坦な道端でコケたところを人に見られたみたいなね。

音楽なんか時には歌ったりしちゃうから歌詞なんか本当恥かしい場合が僕にはあります。僕は自分はヴォーカリストだと思った事は一度もありませんので、正直歌声をレコーディングするだけでちょっと恥ずかしいです。

ベイビーとかオゥイェイイェーとかフゥーフゥーなんてフェイクは絶対入れられません。出来る事なら作詞と歌は専門の方に丸投げしたいです。

そんなこんなで今回は創作ってちょっと恥ずかしいなぁってお話でした。でもいつかまた小説書いてみたいなぁなんて懲りずに思っているのですけどね。えへへ。





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城南画報
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