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日比谷ハレの日(1)。

おばんです。
前回のnoteで
夢を見るのが下手になった
と書いて
自分的にもうーん、と思う事があり。

日比谷に出かけました。
日比谷に着いたら
先ずはミッドタウンの地下のスタバ。
恐らく、人生で回数的に一番入っているスタバ。

2025年スタバ始めでした。
マラサダ美味し。
ハワイ行きたし。

ここで、もう一度
人生でやりたい事を思い出したかった。

私の人生の夢。
生きている間にに叶えたい夢。

それは
日比谷の劇場街のステージに立って
パフォーマンスすること。
ソロで歌うこと。

壮大過ぎるでしょ。
身の程知らずな事は自分が一番よく解っているよ。

でも、必ず叶えたいんだから
しょうがないじゃないか。

だから、私の究極の憧れのステージは
Blue NoteでもBillboardでもなく

シアタークリエか日生劇場か

帝国劇場である。


一介の、しかも無名のジャズシンガー・シンガーソングライターが
何でそっちに辿り着いたのか

少し話が長くなるが
(もしよければお付き合いをば)

中学生の時
年に2回
母が東京に旅行に連れていってくれた。
そして、舞台を1日に何本も観た。
それが私の当時の人生の一番の楽しみであり
喜びだった。
何て素敵な世界を知ってしまったんだろうか。
東宝系
劇団四季
日生劇場
厚生年金会館
シアターアプル
天王洲アイル
青山円形劇場
沢山の劇場を経験した。

だから、高校の頃の私の夢は
舞台女優だった。
あれだけの感動を味わってしまった。
私も観る側から演じる側にいきたい。
だから、バレエも声楽も演劇も習った。

本気で、舞台に立って
舞台で生きたい

と心底思っていた。

ミュージカル女優が夢で
レミゼやエリザベートやRentといった
歌が中心の作品に特に憧れた。

エリザベートとRentは
今でも全曲どの役の歌も
アンサンブルも歌えると思う。

ミュージカルしか知らなかった私は
芝居を習う事で
ストレートプレイの面白さにものめり込んだ。
日比谷や新宿といった
東京のメインの大きな街の劇場しか
知らなかったが

下北沢や新井薬師という演劇の街を知り

劇場と言えば
それまでは1000キャパ以上の
ホールしか知らなかったが

シアタートラムや
シアターモリエールといった
劇場の存在を知った。

また、小劇場に初めて観に行った時は
劇場の椅子がパイプ椅子だった事に
甚大なカルチャーショックを受けた(笑)。

それだけのめり込んだ舞台を
どうして諦めたかというと

劇団内の人間関係と
人間のタイプに
自分はここでは無理だな、と
悟った。

自分は引っ込み思案だし
強く自分を出せないし
我の強い人たちと一緒にいると
萎縮してしまう。
(これは音楽をやっても悩まされる事になるが)

そして劇団内の派閥とやりとりというか攻防戦に心底うんざりしてしまい

こんな事で自分を擦り減らしたくない

と思い、舞台という生き方と世界を諦めた。

まぁ、結局それで諦められるのだから
その程度の気持ちだったのかもしれないし
自分には適性がなかったのだと思っている。

ただ、舞台を経験した事
主役から脇役、子供からおばさんまで
男性から女性まで演じさせて頂いた事。

そこでかけて頂いた沢山の言葉や経験は
確実に自分の人生の財産になっている。

特に

「コンノは若いけれども(10代の頃なんで)
どのポジションにいても舞台全体を見れるし、
その中で自分(の役)の役割を把握して
バランス良く演じる事ができる。これは才能だよ」

と言って頂いた事が本当に嬉しかった・・。


ちなみに
舞台やっていた頃の
一番のハマり役は
性別不詳・実は人間じゃない不思議ちゃんの
宗教家
だったそうだ(笑)。

台本決まった時
この役は間違いなくアッコちゃんだね
と運営陣の中ではほぼ決まりだったらしい(笑)。


閑話休題。

それで諦めて
スッパリ舞台から足を洗って
学校の先生になるのを目標にしていたが

社会人になって
アフター5の楽しみにお稽古事でも・・
と歌の体験レッスンにいったら

その時の先生に
「あれ?ひょっとして宝塚受けた??
それか舞台やってる??」
と開口一番言われたり
(その先生とは20年以上のお付き合いをさせて頂いております。ご縁の有り難さよ・・)

何かにつけ、自分の中に残っているもんだな〜
と思いつつ、それから20年くらい
舞台やっていた事なんてすっかり忘れて人生を生きていたが

2021年
2nd albumの収録時
音楽からのアプローチに限界を感じて
芝居・演劇・朗読というアプローチから
自分の歌に落とし込んでいった。
この話の詳細は過去に何回か記載しているので省略。

この時、芝居をしていた頃の
沢山のかけて頂いたお声とご感想を思い出した。

そうだ

素人同然の芝居だから
全然大した事ないんだけど

自分の個性は

聴く人の印象に残る
中性的で低音気味スイートな声質と
(高校演劇部だった頃ね、部員の男子たちが
「世の中には3つの性別がある。
男と、女と、アキコちゃん。」
とよく言っていてww
「私は別枠の生き物らしい・・」
と思っていたが
十数年後、自分の推し様も
同じように言われていらっしゃったと知り
推し様と同じだ・・とプチ嬉しくなってしまう始末ww)


台本やストーリーをとにかく読み込むので
淡々とした演技の中の
細かい心情表現が得意だった
(要するに天才でもなくカリスマ性もなく
華があるタイプの役者でもなかったんで
そうやって使ってもらえる道・オーディションで引っかかる方法を考えた訳さ。
10代の私すげーww)

その個性を自分の歌に全て落とし込むようにした。

そしたら、今までコンプレックスに
ずっと悩んでいたのが晴れ 
自分の歌を見つけられたし
歌う事を楽しめるようになってきた。

そこに、更に決定打が訪れた。

・・のだが、懐かし過ぎて
話が長くなり過ぎたので
続きはまた次回。

昔語りが止まらなくなるなんて
トシだな私もww

でも、自分の中で
ほんのちょっとの期間だったけど
舞台役者という経験が
これ程に人生の中で宝物で、輝いている
という事に気付けて
良かったな😊
幸せだったね😊
と今思えて、今現在の私も救われた。

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