MDFでセメントの型枠を作ってはいけない【モノづくりログ移行記事】
【Notice】この記事はモノづくりログ(https://media.dmm-make.com/)のサービス終了に伴って、そこに投稿した記事を移行したものです。一部加筆修正もございます。
本記事は2017/08/01にモノづくりログに投稿したものです。元記事リンク
最初に
初めてのセメントでのモノづくりに挑戦し、そして失敗した記録です。
作ろうとしたのはペン立てです。
型枠を作る
まずはレーザーカッターでます形の型枠を作ります。
値段を考えて型枠の素材はMDFにしました。これが失敗でした。なぜダメなのかは後述。
DMM.make AKIBAのロゴを入れたかったので反転させて彫刻しています。
離型剤としてホームセンターのカー用品コーナーにあったシリコンスプレーを型枠に吹きつけます。
このシリコンスプレー、離型剤コーナーにあった他の離型剤とくらべてかなり安くて不安になる。
セメントを流し込む
材料と道具は家に余ってたものと100均でほぼ揃います
・100均のボウル(セメントを混ぜる器)
・セメント500g(ダイソーで売ってた)
・プラコップ(ダイソー)
・割り箸とスプーン(家にあった使い捨てのもの)
セメントはアルカリ性なので直接触らないようにゴム手袋をします。この手袋もダイソーです。
水を加えて混ぜます
流し込みます。流し込むという表現でいいのだろうか。
そこまで流動性があるわけではないです。型枠がなければ流れちゃうけど。
今回使ったセメントは固まるのに24時間かかるので24時間待ちます。
24hour later...
固まっているはずなので、型枠を外してみます。
どきどき。
固まってない!!!!!
写真だとわかりにくいですが、固まってませんでした。
MDFと接していない上面は固まっていますが、それ以外のMDFと接していた部分はちょっと湿っている砂のような状態です。
まとめ
なぜこんなことになってしまったのか。
セメントは乾燥で固まっているわけじゃないからなんですね。
水との化学反応で固まるので、MDFのように水を吸う素材と接しているとMDFに水分を持って行かれ固まることができないようです。
MDFの表面をきちんと処理すれば、こんなことにならなかったかもしれません。
でもめんどくさいので水を吸わない素材でやり直します。
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