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初期費用っていくら?安くなるの?
こんにちは、佐藤です。
さて、繁忙期です!
1月〜4月までは引っ越しシーズン。
午前中に出た新着物件は午後には埋まってしまう季節です。
今回はそんな繁忙期に良い物件へ入居するテクニックで、初期費用に関する記事です。
引越し初心者の方はもちろん、お部屋探し真っ只中の方から、
❶初期費用って安くならないですか?
ってご質問をいただくことも多いので回答します。
結論、
安くなりません!!
特にこの時期に安くする必要なんて貸主側からすると無いので、ほぼ交渉は通らないと思ってください。
なんなら安くせずとも入居者が決まるこの時期。
わざわざ安くするオーナーさん、逆に怪しくないですか?
それくらいこの時期は安くはならないと思っておいた方がいいです。
❷初期費用の目安を知りたい
「初期費用の目安を教えて欲しい。」
ってお声もよくいただきます。
確かにこちらも気になりますよね。
ただ、これを聞くと見積もり待ちになってしまうので時間のロスです。
冒頭に話しましたが、朝の新着が午後には無くなるこの時期にこのロスはもったいないです。
なので、今回は誰でも初期費用の計算ができる図面の見方をご紹介。
まず、以下がよく見る一般的な募集図面。
![](https://assets.st-note.com/img/1737360204-12xF37RpcXl4SuIC8eqnoT9y.png?width=1200)
今回はコンニチハオフィスの写真や図面を使って計算しやすく、
賃料:100,000円
共益費:5,000円
で作成しています。
さて、どこを見て計算するかというと、
敷金
礼金
保証委託料
火災保険
鍵交換代
その他
仲介手数料
の欄をチェックすると初期費用の計算ができます。
以下にそれぞれ、詳しく説明します。
1-2.基本の敷金と礼金の欄をチェックしましょう!
![](https://assets.st-note.com/img/1737360635-rO8iVGDlRHmxveawQI7stNbn.png?width=1200)
まずこちらが0ヶ月なのか1ヶ月なのか、2ヶ月なのか。
を確認しましょう!
※敷金は保証金と記載されている場合もあります。
敷金は何かあった際の費用に充てられるもの。
退去時のクリーニング代や滞納時など。
何もなければ退去時に返金される場合もあります。
礼金は基本的にはお礼金なので返金はなし。
今回の図面の場合はどちらも1ヶ月分ずつです。
敷金:100,000円
礼金:100,000円
3.保証委託料
![](https://assets.st-note.com/img/1737361104-X6Y9ayGUJWBx1LdPZtEzvIi3.png?width=1200)
こちらは連帯保証人さんのような役割をしてくれる、保証会社へ支払うもの。家賃の滞納をしてしまったときなどに一時的にオーナー様へ家賃の支払いをしてくれます。(そもそも滞納はやめましょう!)
住居利用だと賃料と共益費の合計の50%分が保証委託料となるケースが多いです。
今回の図面も50%なので、
賃料100,000円+共益費5,000円=105,000円
105,000円×50%で、保証委託料:52,500円。
ちなみにここに保証会社の社名が記載されていることもあります。
これで審査の難易度(クレカなど滞納履歴を見られるかそうじゃないかなど)がある程度はわかります。
4-6.火災保険・鍵交換代・その他
![](https://assets.st-note.com/img/1737361618-4qfjy5oGzsnE7RKYkLed69vm.png?width=1200)
①〜③以外の賃料の1ヶ月分とかかかるもの以外の細かい金額は小さく備考欄に記載されていることが多いので要チェック!
それぞれ解説しますがまず、上記の項目は
SNSで交渉できるポイント!!しなきゃ損!!
って紹介されていることも多い項目ですが、この時期の交渉はあまりオススメしません。
もちろん安くしないと住むことができない。
1円でも安くして入居したい。
って方は営業担当と話しあって交渉して欲しいのですが、
安くなればいいかな。って感じだと危険です。
オーナー様も人間です。
初めからグイグイ交渉されると入居してからもめんどくさいのかな、、、
って思ってしまい、審査落ちすることも。。。
軽い感じで交渉して入居したかった物件に入れないってことも全然あるので要注意です。基本はできないと思ってもらった方がいいです。
・火災保険
指定がなければ入居者側でも加入することは相談可能です。
保険会社の指定はなくても、保証内容の指定はある可能性もあるので要確認。
そもそも何かあった時の保険なので、適当な安いものに入るのでは意味がない気もするのでおすすめされたものでいいかなと思います。
高価な物を室内に保管する方などは保証内容をあげる方もいらっしゃいます。今回は目安の18,000円。
・鍵交換代
こちらもよくSNSで国土交通省のガイドラインで原則貸主負担。
と言って削除を謳っている方も多いですが、これもあくまでガイドライン。
一般的な基準で強制するものではないので貸主様の自由ではあります。
そして原状回復(退去時)のガイドラインなので、入居時はまた別の話。という考え方もできます。
今回の図面だと、
鍵交換代:15,000円
どの物件も20,000円前後が目安になるかなと思います。
・その他
その他の項目として、24時間サポートや口座引落し手数料などがあります。
24時間サポートも外してもらおう!という投稿ありますが、物件に付帯しているサービスなので外すことはできないことが多いです。逆に深夜に放置されるより24時間対応してくれた方が安心しませんか?
今回は目安の11,000円。
7.仲介手数料
ここは会社さんによって様々かなと思います。
コンニチハは賃料の1ヶ月分+税をいただいてます。
無料や半額のところも多いですが、安いのは安いなりの理由があります。
詳しくは過去の記事をご覧ください。
さあ、ここまできたら合計するだけです!
初期費用の目安は賃料の5ヶ月分
<月額賃料>
賃料|100,000円
共益費|5,000円
の場合の初期費用は、
<初期費用>
敷金(1ヶ月分)|100,000円
礼金(1ヶ月分)|100,000円
保証委託料(50%)|52,500円
火災保険|18,000円
鍵交換代|15,000円
24時間サポート|11,000円
仲介手数料(1ヶ月分)|100,000円
初月の家賃|100,000円
初月の共益費|5,000円
合計|501,500円
はい、目安は賃料の5ヶ月分です!
基本的には5ヶ月分がかかると思っていてください。
え、、、高いな。。
どうやって引っ越せば、、
って方に向けて、
❸初期費用を少しでも安くする方法
・敷金や礼金が0円の物件を探したいと仲介会社へ伝える。
先ほど説明した通り5ヶ月分が目安なので1ヶ月分でも安くしたい場合はどれかがなしの物件を探してもらいましょう。
もちろん0円物件だと物件数が限られてくるので、良い物件が出てくるとは限りません。
・仲介手数料が安い仲介会社を選ぼう。
1ヶ月分いただいてる弊社が言うと変ですが、少しでも安くしたいなら、
初めから無料や半額を謳っている仲介会社さんへ行くのが一番早いです。
・賃料発生日を遅らせる
唯一、交渉できるポイントかなと思います。
繁忙期なのでこれも上手く行かないこと多いですが、
目安が1ヶ月後の賃料発生が一般的です。
物件によりますし、今の時期は2週間後とか言われる場合も。
クリーニング前の物件だと1ヶ月後になる可能性もあるので、聞いてみましょう!
何度も言いますが、これも交渉なので気に入った物件に入りたいなら交渉はオススメしません。
以上です。
今回お話しさせていただいたのは、コンニチハで取り扱いが多い、8万〜30万円の価格帯の住居です。タワマンだったり、事業用だったりするとまた違ってきますので、今度書きます。
そしてあくまで『コンニチハトーキョー"てきな"』初期費用に関する記事です。
安くしたいと思うのは誰だってそうですし、悪いことではないです。
今回は良い物件に絶対入居したい!って方に向けての記事です。
お金って大切ですし、お金がなくて苦労する気持ちもめちゃめちゃ分かります。でもお金を使うタイミングや誰に払うかも同じくらい大切だと思います。
契約して入居してからがお客様の生活のスタート。
目先のお金に左右されず納得いくお引越しをしていただきたいと思ってます。