唐獅子仮面を観た‼️
永井豪原作の映画、唐獅子仮面 LION GIRLが1月26日に公開されました‼️おめでとうございます✨
永井豪汁を浴びたいよ〜〜〜ということでこりゃ観なきゃいかん!と朝イチで観に行きました。ちなみに読み方はからしし仮面でした。
⚠️ここから批判的にも捉えられるコメントあり
感想
まず、総評として本作は察せられますが所謂B級映画というジャンルに分類されると思います。永井豪漫画の特徴として挙げられるバイオレンスかつセクシーな描写が盛りだくさんでした。女性の裸、血、暴力、明るく笑える下ネタなどがバンバン映像として流れます。凄い。このご時世の鬱屈とした縛りから解き放たれるような感覚になりました。この時代にこんなめちゃくちゃな映画を作ってくれて感謝‼️
また、本作を手がける光武蔵人監督が永井豪作品の大ファンだということで映画内で永井豪の様々な漫画の名シーンをオマージュした画、セリフが出てきます。永井豪ファンへのサービスのようで気づけるファンだけくすりと楽しめるものとなっていました。遊び心がある……。
レーティングがR15に設定されているだけあり無修正の裸、苦手な人にはショッキングなゴアシーンも多々あります。
ストーリーについて
作品の設定としてはバイオレンスジャックが土台にあると感じました。突如地球に降り注いだ隕石群により地上はなくなり人類は700万人まで減ってしまう。名の通り水の星となった地球最後の土地、関東では戦国時代のような暴力的な統治が行われるように。
……結構バイオレンスジャックですね。先ほども書いた通りこういったファンサービスが沢山出てくるので楽しいです。
観る前までは弱きを助け、強きを挫く唐獅子仮面がバンバン敵を倒す勧善懲悪ヒーロものだと勘違いしていたのですが実際はバトルシーンはかなり少ないです。そのかわりストーリー的描写が強く間がある映像が続きます。
意外なことにみな見た目がいかついのに肉弾戦をあんまりしません。
主人公や敵の設定は超能力者に近いのでバトルシーンも肉弾戦ではなく超能力勝負が殆どを締めています。あんなにプロレスしそうなのに‼️(一応、主人公はあらゆる武術を習得しています)
ぶっちゃけ、世界設定はなかなかシビアですが肩の力を抜いてみる映画だと思います。
和風な世界感、表現が外国人キャストの方からバンバン飛び出す倒錯感が夢を見ているようで心地良かったです。
豪先生原作なので当たり前ですが話的にはやっぱ映像より漫画が映えそうな感じでした。
あと、永井豪作品ではよくあるラスボスまできっちり倒さずに物語が終わる、俺たちの戦いはこれからだ!endです。希望とワクワクを感じる締め方で良かったです。
演出
この映画は良い意味でも悪い意味でもかなりチープさが目立ちます。小道具然り演出然り……
必殺技を出すたびに技名のテロップが入ったり突然別次元の第三者がストーリーに対する解説を入れたりして驚きました。間延びしている感じるシーンも正直あります。カメラワークや演技も少し笑ってしまうところもありますがそれを含んで楽しむものではないかと。
特に笑顔になったのがあしゅら男爵のような半分が女性、もう半分が男性のキャラクターが裸で踊るシーンです。作り物のチンコがこれでもかとブランブラン揺れていて変な笑みが…。陰毛も凄いし…
至って真面目なシーンなのですがね。
また、デビルマンの美樹ちゃんの最後を思わせるシーンと主人公がジンメン戦の明とほぼ同じセリフを発するシーンはデビルマンのファンとしては内心大盛り上がり‼️良かった‼️
舞台挨拶
私が観に行った回では偶々舞台挨拶があり主演のトリ・グリフィスさん、マリオン・永田役岩永丞威さん、監督の光武蔵人さんが登壇しました。
短い時間だったのですがキャストさん、監督の話が聞けて良かったです。
トリ・グリフィスさんめちゃ可愛かったしキャストさん同士の絡みの話には笑ってしまった。
光武監督が「いずれはデビルマンを!」と言っていたのが印象的でした。デビルマンの映画というと…………色々なものが駆け巡るため割愛します…どうなることやら。