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【住民と議会の懇談会レポート①】隠岐温泉GOKAについて

サムネイル画像 しまね観光ナビより

今日は隠岐の島町住民と議会の懇談会に出席してきました。
午前と午後に分けて2地区で行い、
僕自身は議員として初めて町民の方々と
接する機会でとても勉強になりました。

午前の部 テーマ:隠岐温泉GOKA、創生館、郷土館の活用について

📍隠岐の島町農村環境改善センター(五箇)

隠岐温泉GOKA(通称 五箇温泉)についての話題が多かったので、
その中でメモに書き留めたことをシェアします。

隠岐温泉GOKAの事業目的

隠岐温泉GOKAは、町内唯一の温泉として住民の健康増進・福祉の向上を目的としています。また、温泉資源を活用し、町民の触れ合いの場や観光客の方にも愛用される施設となるように運営を展開していきます。

年間利用者数(R5年度)

大人:7,017人
子供:738人
高齢者:5,555人
合計:13,310人

隠岐温泉GOKAの現状

  • コロナ禍の影響で年間利用者9,000人まで落ち込んだ利用者数は13,000人まで持ち直している

  • しかし物価高騰の影響を受け、毎年度1,600万円前後の赤字が出ている

  • つまり採算性は極めて低い

  • R5年に行った泉源調査の結果、温泉の持続的な提供は可能。ただし、建物や設備は老朽化が進んでいる。

  • 今後大規模改修が必要になった際には、改修を行わない方針

参加者の方から出た意見

  • 週に1回、2日に1回通っているという方が多数

  • 近隣の福祉施設と連携して残してほしい

  • 悪かった膝が温泉に通うことで改善されて今では正座ができるほどまでになった!(70代男性)

  • 地元の人はほとんど利用していない

  • 大浴場の水着着用が面倒

  • 入浴するために2階に上がる階段が大変

  • 観光客や移住者がほとんどになってきている

  • 近隣に宿泊施設や飲食店が少ないのが問題

  • 宿泊施設からバスで送迎するなどして利用者を増やす方法を考えてほしい

というような、多数の意見がありました。

中でも印象的だったのが、悪かった膝が良くなり正座ができるようにまでなったという話は個人的に衝撃で、事業の目的でもある健康増進と福祉の役割を果たしているということを知りました。

一方で毎年採算がとれず赤字が出ているという現状もあり、このまま誰も何も動かなければ大規模改修が必要となった時点で五箇温泉は看板を降ろさなければいけないという、そう遠くない未来が待っています。

まずは個人的には温泉に入りにいく機会を増やそうと思いました。
(実は僕も隠岐に移住してこの2年、数えるほどしか温泉入ってません)

お風呂の中で、地域の人たちと裸の付き合いをしなければ見えないこともきっとあるし、なにか活用のヒントが出てくるかもしれません。

その他郷土館や創生館についても、たくさんの意見交換を行いました。
(郷土館にシアター室があって映画を上映できることを初めて知った)


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