上五島勉強:赤ダキ断崖
新上五島町にUターンするにあたって知らないことがめちゃ多いので、自分の勉強用に調べたことを書き出していきます。
今回は、新上五島町でも有数の絶景、長崎県の天然記念物「赤ダキ断崖」について!
五島の青い海と、その名の通り赤い土肌の崖。
コントラストが美しいこの場所ですが、どうしてこんな絶景が生まれたんでしょうね?
標高443メートルの番嶽と322メートルの小番嶽の鞍部に玄武岩質の噴火丘があり、火山の地形でホマーテ(臼状火山)に属し、火口は北西に開いています。
この南側が海蝕で著しく削り取られたところが赤ダキ断崖でよく成層した火砕屑物の見事な断面を現しています。
地表にも広く分布している赤色のスコリアと山の緑、海の青とのコントラストは自然景観としても素晴らしいものがあります。
なるほどわからん!!!!(゚Д゚)
順番にグーグル先生に教えてもらおう…
えーとまず、番岳と小番岳との位置関係は…
小番岳
https://goo.gl/maps/CbfL9WxufDSASWuR7
(小番岳ってここなんや、知らんかった)
そして聞きなれない言葉を調べるよ!
鞍部(あんぶ)
峰と峰、山と山を結ぶ稜線上で尾根が一番低くなっているところ。
噴火丘(=火砕丘)
繰り返し小規模な噴火を起こした火口の周りにできる、円錐形の火山体
ホマーテ(臼状火山)
爆発的な噴火により放出された火山砕屑物(さいせつぶつ)が火口の周りに積み重なってできた、円錐形の小形の火山。
スコリア
火山の噴火で放出された火山砕屑物のうち,多孔質の内部構造をもつ黒色,暗褐色のもの。また,同じ多孔質であるが色が白色,淡灰色のものを軽石という。
つまり、赤ダキはもともと火山で、赤いスコリアという軽石に似たものを多く吹き出して臼状火山といわれる地形を作り出したが、海の侵食によって長い年月をかけて今の形になっていった…
という解釈でおk??
さらに長崎県の文化財ページによると
噴出時には直径およそ1㎞の基底面をもっていたものと推定されるが、南側は海食により著しく削られて「赤ダキ断崖」となり、よく成層した火山砕屑物の見事な断面をあらわしている。
(中略)
五島列島の形成を語るうえで重要な火山噴出口が残っており価値がある。
上五島にも火山あったんかい!そしてその名残が偶然、海の侵食で現れたものが「赤ダキ断崖」であると…
大きさや色合いの迫力もさることながら、長い時間と幾つもの条件が組み合わさってできた景観だと思うと、さらに魅力的なものだと思えますね〜。