【HSP/繊細さん】あの時適応障害だったかも?つらい時期にやったことと、学んだ「相手との境界線の引き方」
お久しぶりです。こんくろです。
更新をしばらくお休みしている間にあったことを、記事にしています。
自己判断なので正確なものではありませんが、社会復帰してから半年経ったとき、適応障害のような症状に悩んでいました。
原因は上司の高圧的な態度でした。
周りのサポートもあり、今は元気に過ごせています。
今回はつらい時期にやったこと、この経験から学んだ「相手との境界線の引き方」をシェアします。
・上司の高圧的な態度がキッカケで、動悸・息切れ・頭まっしろ状態がなってしまった。
・動悸・息切れ・頭まっしろ状態な自分に対して、自己否定がとまらない。
・こんな状態から抜け出すにはどうすればいいか知りたい。
という方の参考になればと思って書いています。
社会復帰するときに恐れていたことが『高圧的な態度をとられる』ことでした。
そんな人のことは放っておけばいいと、頭では分かっているのですが、心が拒否してしまいます。
社会復帰して半年が経とうとしていたとき、恐れていたことがおきました。
高圧的な態度をとられてからは、動悸・息切れ・頭まっしろ状態で仕事の段取りもうまく組めなくなってしまったのです。
会社・同僚からのサポートもあり、上司の態度は改善されましたが、動悸がなくなるまではそれから3か月はかかりました。
このような経験をしたワタシが、つらい時期にしたことといま大事にしている心の持ち方のご紹介です。
まずは現状把握を。医療機関への受診も視野にいれる。
原因がハッキリとしている場合は『適応障害』なのかもしれない。
まず、動悸・息切れ・頭まっしろ状態についてです。
ここでは簡単に説明させていただきます。
『適応障害』は、ストレス原因がハッキリしていて、原因から離れると症状があわられなくなります。
症状はストレスで起こる心身の不調で、不眠やイライラ、動悸、めまい、集中力の低下など様々です。
逆に、なんの前触れもなく、発作が起きるのが『パニック障害』です。
動悸や発汗、吐き気、手足のふるえなどの症状に、強い不安感を伴います。
ちなみに適応障害とパニック障害は併発することもあるそうです。
「まだ頑張れるから」「頑張れない私は価値がない」と自分を追い込まず、医療機関に頼ってください。
ワタシは「多分ワタシは適応障害なんだろうな」となんとなく自己判断していました。
しかし家に帰っても精神的な辛さをかなり感じていたので、医療機関に頼ればもう少し早く楽に過ごせていたかもしれません。
参考リンク:パニック障害・不安障害|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
【精神科医が解説】適応障害の症状・診断・治療 | こころみ医学元住吉こころみクリニック【内科・呼吸器内科・心療内科】 (cocoromi-cl.jp)
相談できる人がいるなら、しっかり頼る。
もし話をきいてくれる人が身近にいるのであれば、迷わず相談してほしいです。
直接解決してくれそうな人でなくても構いません。
体も心も辛い時に弱音や愚痴は、とても一人じゃ抱えきれないです。
「相談相手に迷惑かけちゃうし。。」と思う気持ちも痛いほどわかるのですが、自分自身を保つためにも、しっかり頼ってほしいなと思っています。
いまの自分の思考状態を紙に書いて、ちょっと客観的になってみる。
体に出る症状とともに辛かったのが『自己否定がとまらないこと』でした。
どんな場面でも
・私って足手まといだな
・人に迷惑をかけるから、いないほうがいいな
・こうやって落ち込んでるのも、実はかまってちゃんだからでしょ?
と、無限に自分を否定しまくってました。
さすがにこの内容は人に吐き出すのもためらったので、ワタシは紙に書き出しました。
こんな気持ちを書き出すのは、正直しんどい作業です。
ネガティブな思考にネガティブを上乗せする感じがして、気持ちも落ち込みます。
書き出したからって、すぐになにかが変わるわけではありません。
ここでの目的は、自分が何を思っているのか把握すること。
あくまでも把握です。
「あらー、私ネガティブになってるなぁ」
「こんなこと考えてるんだ」
と、知ってるだけでOK。
そこからまた「こんなこと考えてる自分なんて…」と落ち込まないでください。
人間って、漠然としてもの(=気持ち)が実体化(=書き出す)すると客観的になれます。
ものごとが新しい目線でみえるキッカケになったりします。
もちろん、しんどくて何にも考えたくないときはやらなくて大丈夫です。
でもちょっとでも「この現状がどうにかならないかな」と思ったら、試しにやってみてください。
相手が『箱の中で生きていること』をイメージして、境界線をひく。
まず、『箱の中で生きている』とは?
人は、自分がいた環境・出会った人たち・起きた出来事の中で体験して考えたこと、感じたことを自分の世界観として持って生きています。
その世界観という箱を頭にすっぽりとかぶって生活しているとイメージしてみてください。
もちろん自分自身も、自分の世界観を頭にかぶっています。
なんだかヘンテコなイメージですがが、
「あの人はあの人の世界観、価値観で生きている。私と違う世界が見えているかもしれない」
と、少し距離がおける感じがしませんか?
「きっと疲れているんだろうな」
「プライベートで何かあったのかも」
「どんな経験からでてくるは発想なんだろう」
なんて思えたら境界線がみえている兆候です。
境界線がはっきりしてくると、自己否定も少しずつですが薄らいでいきます。
この『箱の中の世界』は、こちらの本を参考にしています。
一気に解決することに期待しない。必要なことを淡々と黙々と。
ワタシが辛い期間に一番気をつけたことです。
辛くてしんどいので、いち早く解決してほしい!楽になりたい!と強く思っていました。
しかし、対人間で起きたことなので解決するにも時間がかかります。
もし上司から謝罪があったとしても、ダメージを抱えている自分も回復するのに時間が必要。
出勤して業務ができそうであれば、淡々と黙々とこなしていく。
極力関わらないようにする。
休む必要があれば、休めるように手続きをする。
必要であれば、医療機関へ受診して診断書を書いてもらう。
自分の体と心を守れる範囲で会社や人と関わっていくことに、罪悪感をもたないでほしいなと思います。
だって、あなたはめちゃくちゃ頑張ってきたし、頑張ってるんだから!
まとめ
今回はここまでとなります。
たかがキツく当たられたくらいで大げさだな。と思われる方もいらっしゃると思いますが、やはり心が耐えられないものは、耐えられません。
本当に苦しかったです。
しかしこの出来事はワタシにとって、
自分の『いままでの考え方・ものごとの見方のクセ』と向き合う大切なチャンスでもありました。
『自分の箱』を大きくするチャンスです。
辛い経験を乗り越えた心と体も元気は、新しい優しい自分を連れてきてくれると思いました。
ただ、本当に無理だけはしないでください。
のんびり、ゆったりいきましょう。
この記事がお役に立てていれば、本当にうれしいです。
これからも経験したこと、学んだことなどをシェアしていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!