タイミーは「接点課金」の採用プラットフォームになりそうな予感…！
こんにちは、採用代行を行うマルゴト株式会社の今 啓亮です。タイミーはスキマバイトを超えた「採用プラットフォーム」になる予感がしています。
スキマバイト募集サービスで、「働きたい時間」と「働いて欲しい時間」をマッチングするモデル。企業は来て欲しい時間や求めるスキルを設定するだけで、条件に合った人材に来てもらうことができます。
ただ、最近ではタイミー内の募集を見てみると、
・体験入社
・インターン説明会
・新卒セミナー参加
・面接に来たら時給を払う
など候補者と会うための募集が増えています。
タイミーでの新しい募集の事例
実際にタイミーを見ていると、以下のような募集が出ていて驚きました。
もともとは「単発バイト」として課金している形なのですが、企業の使い方によっては「接点課金」（実際に人材と会えた分だけ課金される仕組み）と考えて、支払った分だけ確実に人材と会えると活用している企業が出てきています。
既存の採用サービスのコストと比べてみる
掲載型の求人広告は先払いです。例えば30万円払っても何人応募がくるかわかりません。クリック課金型は予算を決めて何クリックされたかで課金されます。
人材紹介型は高い成果報酬です。面接してもお金はかかりませんが、入社したら年収の35％を払います。紹介派遣型は、派遣している間は派遣会社にもマージンを払いながら、もし社員として入社した場合は入社時に年収30〜40％を払う形です。
タイミーの課金システムをみてみる
タイミーの料金体系は、単発バイトの方の時給＋30％です。最初は1日だけのスポット勤務として働いてもらえます。ただ、双方が「継続して働きたい・働いてほしい」とその現場での話し合いにより合意した場合には、追加の紹介料が一切不要です。つまり、スキマバイト経由で正式採用につながっても成功報酬は発生しません。
最初の稼働は時給にタイミーへのサービス料30%が上乗せされます。たとえば4時間5,000円の仕事の場合、サービス料1,500円を加えた6,500円を支払います。
ただ、翌日以降も来てよ！という形で声がかかって同じ人が直接働く場合は、サービス料は発生せず、通常の時給5,000円だけを支払えばOKです。さらに、その人材が正社員として入社することになっても、人材紹介会社のような紹介手数料は一切かかりません。
タイミーが異常に安い採用チャネルになることも
接点課金型として考えると、1人あたり1,500円のサービス料を払うことで1人と体験入社として面接できていると考えることができます。こう考えると紹介派遣などと比べると、異常に安い採用チャネルになっています。
スポットのアルバイトは派遣でも紹介予定派遣でもありませんが、かなり紹介予定派遣に近い企業ニーズを捉えていると思います。
いまはタイミーは物流・製造・小売・飲食が多いようですが、普通に営業職やバックオフィス職などでも、スポットバイトとして1日働いてから、社員として働くか考える転職活動や採用活動の動き方が出てくるかもしれません。
単発バイトを断れないのが割り切るべきポイント
一方でデメリットとしては、面接がないので、採用ターゲットではない人でも来てしまうことです。純粋な採用媒体ではないので、ここはスポットバイトとして時給を払うことも致し方なしだと割り切る必要はあります。
いずれにせよスポットバイトから始まる「接点課金型」という採用方法が、既存の採用チャネルにどのような変化が起きてくるのか、企業の立場から見てどのような活用方法があるのか、日々チェックしていこうと思います。
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