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【婚活ハック】冴えない彼氏の育て方/クソ旦那の改善法~対男性ストレスを無くすための「5W1H2M」

本稿は、友人、上司、部下、彼、旦那、子ども等あらゆる「~してくれない」男性に悩む女性向けの情報です。恋愛や婚活視点で展開していますが、仕事でも、育児でも同様の手法を使う事が可能です。

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恋愛中、婚活中、また既婚者の皆さんに3つの質問です。
①婚活で出会った相手に不満を持ちやすいのは男女どちらだと思いますか?
②彼氏彼女の間柄、相手に不満を持ちやすいのは男女どちら?
③夫婦の間柄、相手に不満を持ちやすいのは?

全て女性です。

婚活垢や婚活ブログに怨嗟の声を投稿するのは9割が女性
エッセイ漫画で異性への不満やストレスを書くのは9割が女性
だんなデスノートのような闇のサイトを作っている
ように、女性は男性に対して不満を抱きがち

そしてその不満をため込んで、相手と関係を壊さないよう消化するために文章化して昇華させるのです。(男性は鈍く、また不満の外だしはせずに内部消化しがち)

でもよく考えてみると、鬼舞辻無惨を倒さなければ永遠に鬼が生み出され続けるように、不満の原因となっている男性自身に変わってもらわなければ、そのストレスを抱えながら生きることになってしまいます。別れるのならただの時間の無駄になってしまうし、結婚に進むと家事育児ワンオペという地獄。

だけど女性って、人との関係性を重視する傾向があるからとにかく受動的で、ガス抜きと問題解決下手がめちゃめちゃ多い!!
男性を取り替えようにもなかなかピッタリ合う人がいないし、みんなどこかしら不満要素を持っている。歳を重ねるとさらにそう、良い男はすぐに婚活から卒業して、残っているのは癖が強い人ばかり。

そこで今回は、皆さんの男性交際ストレスを無くすための交渉術を伝授いたします。同時に交渉術だけでなく、皆さんが無意識的に行っている「ストレスを誘発する姿勢」にも言及して参ります。

※昨今、男性性・女性性の定義や役割に係る捉え方の見直しが進んでいますが、本稿はある種それに反するものです。そのようなステレオタイプ的な定義分類に対して強く思う所のある方は、この時点で引き返し下さい。

女性は減点法の総合評価で人を見る

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突然ですが皆さん、こんな男性と付き合いたいと思いますか?

顔はイケメンの23歳。ただし服装がだらしなく、頭は悪く、将来設計も軽薄で、低年収で、実家暮らしだけど家にお金を入れないばかりか家事も一切しない。趣味はネトゲで、デートは早々にすぐにラブホに行きたがる。

おそらく95%の方は「NO」だと思います。ただこの人の性別を逆転させて男性に聞いていくと…おそらく90%近くの男性が「付き合ってもいい」と答えるのです。

これは男女が交際・結婚相手の条件尺度の違いで起こるギャップです。

いくつかの要素の一点突破で女性を評価し、自分に都合のいい情報があれば他のマイナスには目をつむる男性と異なり、女性は男性を総合評価し、様々な情報を鑑みて減点方式で採点していきます。

具体的に言うと例えば

デートで色々な所に連れて行ってくれたが、夜の食事のお店を取っておらずに、歩きまわされたし、結局長い時間待たされた。この男性はちょっと違うかな…と思った
居酒屋デートに誘われて、一緒に飲み食いした。5,000円の支払いを男性3,000円、女性2,000円で割り勘させられた。この男性はちょっとないな…と思った

こういう事例、あるあるの女性が大勢いらっしゃるのではないでしょうか。男性が稚拙なことは大前提でございますが、ここには女性側にも4つの問題が隠されています。
①プラス要素に目を向けない(デート企画、多めに支払い等)
②結婚後の長い生活に全く意味を為さない部分を含めた判断が入っている
③予防策と改善に係るコミュニケーションがない状態で切ろうとしている
④自分はオモテナシされる、立場の上の試験官なのだという姿勢である

そうして女性は自らの手で多くの恋と結婚の機会を逃しており、自分の姿勢に何の疑問も持たずに同じことを繰り返すうちに、ONEPIECEを得ようと大海原に出たはいいが出会うのは素敵な景観や心躍る冒険、魅力的な仲間ではなく、ただひたすら続く海に、命の危機の連続とクソみたいな海賊ばかりで疲弊。今自分はどこを航海していて、どう航路を決めるべきか、そもそも何のために海に出たのか分からなくなり、暗い暗い海を漂ううちに気が付いたら深い海の底へと徐々に沈んでいくのです。
想像したことがありますか?見上げたら光る海面は見えるのに、自分がどんどん底から離れて行き、身を刺すような冷たい暗闇に孤独に包まれる恐怖を。

この「将来に無関係な要素を含む評価傾向、短絡的な減点評価傾向、予防と改善への主体的関りの欠如、根本的評価者姿勢」が、男性と交際する上で女性が男性のあり方に対してストレスを抱えてしまう背景の一つなのです。

ノンストレスの「いい男」は二次元にしかいない思考

そもそもですが、女性の皆さんがノンストレスで済む男は地球上に存在しません。皆さんが良い男だと思っているあの人の恋愛遍歴を聞いてみてください。

複数と付き合っているのなら、「別れる理由を持っている男」であり、交際経験がないのなら「付き合わない理由を持っている男」なのです。数人としか付き合っていない既婚者は「妻に矯正された姿」でしかありません。

良い男と付き合っている女性はいくつかのストレスをうまく受け流しているか、ストレスを最小化する努力を行っている女性、気に入らない部分をコントロールしている女性なのです。そこが、婚活で出会う男性を切っては捨てて切っては捨てて沼行きになる女性(≒想定読者の皆様)との決定的な違いです。ノンストレスの男性をゲットしたのでなく、ストレスと付き合う覚悟があり、ストレスとの付き合い方が上手いのです。

残念なことに、人は脳の作り的に「嫌な記憶が頭に残りやすい」と言われています(将来の同様の状況へのリスクに対する防衛本能)。皆さんは多くの人に出会う事で「良い要素への着目感覚」が麻痺し、未熟な部分ばかりに目が行ってしまうのです。その状態になるとあれもだれこれもだめ、婚活でいい男に出会えない…という状態に陥ってしまいます。
それと同時に、恋愛や婚活が長い間うまくいっていない女性の特徴として、「目の前の男性の良い要素にはさして着目しないが、出逢った人の良い要素は記憶に累積させて標準化していく傾向」があります。私の経験的に、ではありますが。

どういうことかというと、皆さんの求めるの「良い男像」は、過去の彼、過去に婚活で出会った人、メディアの中の芸能人に抱く勝手なイメージ、漫画や女性誌で形成された良い男のイメージ、自分たちが勝手に男性に期待している事、その上澄みの集合体です。

それと同様の現象が「普通の男」の定義。

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しっかりと統計を取って行けば「0.1%」しかいないのに、上澄みだけを選び、上澄みだけを標準化していくから「普通」の誤認をしてしまいます。

そのため婚活で「私の理想を全て体現してくれる王子様」に出会えることは少ないとお考え下さい。良い男は野良にいないのです。バトルで勝てるポケモンはその辺をうろついている訳でなく、捕まえてちゃんと努力値を振り、技を覚えさせてあげないと手に入れられません。

理想の王子さまはあなたと出会う前に誰かに取られますし、常に他の誰かとの激しい競争が発生します。出会うための運と、その激しい競争を勝ち抜く婚活価値が付いて来ないと、今の切って捨てて切って捨ててのやり方のままでは婚活成功など望めません。
理想の王子様を求めて男性を乗り換えていくよりも、男性を自分好みに教育していく方がよっぽど成功率が高い方法です。

減点対象の仕分けをしよう

そのため、自分がどういう要素を減点しているかを明文化し、それを本当に必要なものか、そうではないかに仕分けし、自分の基準を変えていくことがまず必要になります。
その上で変えていきたい部分を教育するのが王道です。

必要か、不必要かの判断基準は以下2つだとお考え下さい。
①結婚した後の人生に決定的に響いてくる要素かどうか
②根本的人間性の良しあしに関係あるかどうか

人生に大きな意味をなさず、人間性の悪さに直結していない要素はなるべく減点評価対象から外し、教育項目に据えていきましょう。そう考えると例えば

・バリバリ財布
・クソダサリュック
・デートでフードコート
・デート段取りが悪い
・車道側を歩かない
・ちょっとズレたサプライズ
・割り勘の細かさ

なんて些細な事、それで切るのは愚の骨頂的な事柄になってきます。細かいこだわりによる判断、恋愛感情に焦点を当てた判断は良い男性を逃がす最大の障害なのです。目先の3年か、その後の60年か、どちらが重要なのかを自分に問いかけましょう。

男性の教育のしかた「5W1H2M」

では「原石たる男性を自分の納得できる存在に仕立て上げるにはどうしたら」という本稿の主題に移ります。

詳細な解説は控え、さらっと重要な事を書きますが、男性の傾向として

合理性を重視する結論型の生き物です。
・目先の目標が見えないうちの動きは鈍く、見えたら推進力が出てきます。
プライド高めであり、精神的に幼い部分を永遠に持ち続けます。
・意外に脆く、精神的な攻撃が苦手です。
・自分の行動の成果を重要視します。
承認欲求の帰結は具体的称賛であり、配慮や着目ではありません。
視野が狭く、一般性や公共性は女性よりずっと低い生き物です。
自分軸思考であり、他人の考えや感情を察する力に疎いです。
非言語領域を自ら考える力に疎く、言語化されたことを行動します。
加点評価傾向があり、強い喜び・楽しみ・期待感があると他のストレスに疎くなります。
・自分のテリトリーへの愛着と恋愛感情を結び付け、状況や体験のシェアに喜びを見出します。

それを意識して改善を促していきましょう。

5W1H2Mとは

男性の言動改善の5W1H2Mが表すことを解説します。

WHEN:男性がいつ、いつまでにすべきかの具体的指示
WHAT:
男性が何を変えるべきか、代わりに何をすべきかの具体的指示
WHERE:男性に対しどこで、どこにの具体的指示
WHY:なぜそれをしなければならないかの合理性の説明
WHO:誰が、誰のためにやらなければならないかの説明
HOW:どのようにしたらいいのかの具体的指示
MEMORY:成功体験への感謝の言葉
MOTIVE:行動へのインセンティブへの期待を持たせる言葉

特に欠かすことのできない項目が太字部分で、細字は省略しても構わないセンテンスです。では、これを基本フローに落とし込んでいきます。

男性の言動改善のための基本フロー

男性改善の基本フローは以下の順序だとお考え下さい。

MEMORY

5W1H

MOTIVE

先ほどの男性の傾向と照らし合わせて考えると、
MEMORY:プライドの高い男性に対し、改善対象それ自体でもある過去の行動の成果を褒めて自分の言葉を聴いてもらう環境を作る
5W1H:男性のすべきアクションを合理的に過不足なく理解させる
MOTIVE:明るい未来・ご褒美を与え、改善アクションを義務や、不満に対する後ろ向きな理由でなく前向きな目標化することで前に進ませる
という役割になります。

では、ケーススタディを使って具体的に見ていきましょう。

ケーススタディ①~デートぐだぐだ童貞男~

婚活していると、女性との交際経験の全くない男性とよく出逢うと思います。(話が反れますが、男性は大学まで”上位レイヤー”のみで恋愛市場を牛耳っているからです。女性が思う以上に)
そんな男性のあるあるが「女性との交際経験が欠如しているがゆえに自分の役割への不理解や皆さんの考えを察することが出来ず、結果デートの段取りが出来ず、行先も相手任せのことが多く、レストランの予約など少し考えたら分かりそうな細かいことにまで頭を回す余裕もない」です。
ただし女性との交際経験欠如を言い換えると「不倫リスクの低さ」、相手任せは「相手の意志を尊重」ですから、それだけで切るのはあまりにも短絡的=婚活沼女子の典型思考ですから「ぐだぐだで配慮のない部分」を改善してみましょう。

①MEMORY: 今日は計画たててくれてありがとうね、楽しかったよ♡

男性は結果重視の、精神的攻撃に弱くプライドの高い生き物です。そのためまずは「がんばり」ではなく「計画」という成果それ自体を褒めてポジティブな感情が芽生えたと報告することで"承認"し、こちらの言葉を聴く環境を作ります。

②5W1H

WHY: 今日はレストラン込んでてちょっと焦ったよね(笑)
WHEN: 次から
HOW: 2人で行くところも先に色々出し合って大まかに決めて、
WHAT: ディナーは基本的に予約するようにしようか

男性は合理性を重視し、視野が狭く、流行や風潮的な一般情報に対して女性の思う10倍疎く、他人の考えや感情・非言語的事物を察する力に疎い生き物です。そんな生物にとって重要なのが、「何をすべきか」「なぜすべきか」「どのようにすべきか」の答えを明示することです。

また精神的攻撃に弱いため、不満顔や攻撃的声色で言うのでなく、努めて明るくポジティブな雰囲気で伝える必要があります。

③MOTIVE: 次のデートは今日よりもっと話せると思うし、楽しみだな。今日行った~~はめっちゃ良かったね!次も期待してるよ♡

男性は強い期待感でストレスを緩和し、体験のシェアが大好きで、目標化するとぐいぐいと進むことが出来ます。

そのため「次のデートがある」「次のデートで一緒にこんなことができる」「楽しんでくれる」というような期待値≒インセンティブ=目標を提示し、5W1Hで示した合理性を補強する(MOTIVEもWHYの位置づけの1つです)、ことで、改善を、目標を達成するための目的化することが重要です。
明るい未来も期待の対象も「あなたの成果」次第なんだというのを認識させることで、多くの男性は褒められる流れを学習し、より自分の行動の成果を認めて欲しいために改善に動きます。特に、褒め部分を若干オーバーにする、喜びや嬉しさを明確に分かるようにするとより効果的です。

心理学的には「ピグマリオン効果」と言われるものですね(他者からの期待を受けることで学習や作業などの成果を出すことができる効果のこと)。

ケーススタディ②~家事が出来ない"こどおじ"君~

次に、婚活中の女性が頻繁に出会いストレスの元になる「こどおじ」君、既婚者女性がものすごく頭にきている家事育児参加頻度の少ない「クソ旦那」に、しっかりと家事育児に参加してもらうためのコミュニケーション例で見てみましょう。ここでは「職場から近いしコスパがいいから、うちの親がやっちゃうから」と自立から逃げ続けるこどおじ君を例にとり、彼に家事をするように提案します。

前提:自分たちであれこれしないといけないコテージにお泊まりデートに行きましょう

①MEMORY: 料理を手伝ってくれてありがとう、二人で作るのとても楽しかったね!〇〇君、絶対料理センスあるよ!(成果を褒めて、ポジティブな感情だと示して承認し、言葉を聴く環境を作ります)

②5W1H:

WHY: もし同棲とかになったら二人で家事を協力しないといけないし
WHEN・WHERE: 今度うちに泊まりに来るときも
WHO・WHAT・HOW: 二人で献立決めて買い物して一緒に作るようにしようよ!
誰が何をどのようにするのか、それは何故なのかを努めてポジティブに明確に伝えます)

③MOTIVE: 〇〇君が色々頑張ってくれて、今回のお泊りめちゃめちゃ楽しかったな。〇〇君ってめちゃめちゃいいお父さんになりそうだよね♡今度いつデートする?うちに泊まりに来ない?(具体的インセンティブ期待感を示し、体験のシェア要素を組み込み、改善事項を目標化します)※男性は性へ積極的な生き物なので、セックスを想起させるワード自体がインセンティブになります

女性がやりがちな最悪の言葉と姿勢

ここまで方法論や具体的事例を提示させていただきましたが、今度は「絶対にやってはならないこと」を明記させていただきます。絶対NGなのに女性はものすごくやりがちです。特に①が多すぎます。

①具体的結論や代替手段の指示の欠けた否定だけの伝達
②合理的伝達でなく感情を理由とした伝達
③「普通」や「常識」と言った言葉を使って責める精神攻撃、モラハラ

具体的に見てみましょうか。
以下が男性の最も嫌う改善コミュニケーションです。

・なんで~してくれないの?
・私が~な理由、自分で考えてみてよ!!!
・人の気持ち考えてよ!
・普通ちょっと考えたら分かるでしょ!

いえ、コミュニケーションではありませんね。一方通行、ぶん殴ってすぐに走り去っているだけなので。皆さんが自分達との会話やデートで「自分達のやり方に合わせて欲しい」と思うように、相手のやり方に目線を合わせることが必要です。

そもそもこう言ったコミュニケーション不全に陥らないために、交際前から、普段の会話の中から、ストレスを誘発するであろう状況を潰しにかかる以下を実践しておくことが最もライフハックできる姿勢です。

・私の答えは「これ」だと常々、先に明示してしまうこと
・常々、先に「あなたのすべきことはこれだ」と明示すること
・決め事に期限を設定し、背景を共有しておくこと

なぜわざわざ女性が育ててあげないといけないのか

さて、ここまで読んで頂いた方の中には「普通に生きていれば出来る事なのに、なんでわざわざ自分が育てないといけないのか」とモヤモヤされる女性がいらっしゃるかと思います。

はっきり言いましょう。それはバカ丸出しな思考です。
「私(相手)の事を考えたら普通出来る」それ自体を、自ら体現できていないに他なりません。

男性と女性は普段見ている情報も、情報収集方法も、思考経路も、欲求も、発達段階や方法も違う生き物です。違う生き物なのだから、なんとかかんとか融和しましょうと言っているに過ぎません。
それを無視して「自分を一般化」して全ての物事を考える時点で、違いを理解しようともできない時点で、ちょっとした努力や行動を拒否し徹底的に自分が楽をしようとする時点で、「婚活沼に浸かるのがお似合いな人間性・インテリジェンスの程度の女性」だと見ることが出来ます。

「良い男いない」と嘆き男性を捨て続け、友人に愚痴り、婚活エッセイを見て「あははwwそうだよねーwww参考になるわークソ男最悪だわーwww」と思っている時間があれば、自分を見つめなおし、どうすれば今の状況が良くなるのかを考え実践して行った方がはるかに成功率が上がります。

幸せをつかむのは自分自身、王子が降りてくるのを待っているだけではシンデレラになれません。なんせここは残念なことに3次元ワールドですから。

実践あるのみです。


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