最初から「理想の相手」を求めるのは大変。婚活は「二人で理想にむかうため」のステップと考える。
東京・池袋「婚活エグゼ」チーフアドバイザーの坂田です。
続く猛暑と高湿で、体力が奪われますね。最近は電車の中で「クールリング」をしている人をたまに見かけます。「炭酸対応の水筒」もヒットしているようですね。工夫をして猛暑とコロナを乗り切りましょう!
私は先日、4回目のコロナワクチンを接種してきました。
ファイザー → ファイザー → モデルナ → ファイザー でした。
4回目接種後は微熱も出ませんでした。接種部もモデルナほど痛くはならず、ファイザーは楽だなあと思いました。
今回のテーマ、
最初から「理想の相手」を求めるのは大変。
というところから。
「婚活エグゼ」は、大手ブライダル連盟に加盟していて、会員は様々な条件でお相手の検索ができます。
「年齢」や「年収」、「住んでいる地域」、「資格」「家族構成」「趣味」他、様々な情報が検索したり、データベースから得られるわけです。
そうして検索した理想に近い?ところから、お相手にお見合いを申し込むわけですが、「お見合いが成立」=「理想に近い人との出会いだ❤️」と、性急に考えてしまう人も少なからずいます。
検索は、あくまでも数字や明記できる条件であって、そこから先の考え方や生き方は、(お互いに)会って話してみないとわかりません。条件がよくても、いい人とは限りませんからね(苦笑)。
若い時の成功(モテ)体験を引きずると、婚活が長引く
男女関わらず、10代20代のときに、周囲からモテた人、ずっとモテ続けて、付き合っている人が途切れないような人は、周囲に一人位いたかと思います。
それも30代、40代まで続かなくなっていきます(例外もいらっしゃいます)。
でも自分の「モテた記憶」が残り続けていると、それが無意識にプライドを上げてしまっていて、「ごちそうしてもらって当たり前」「気を遣ってもらって当然」という上目線の心理が働いてしまう。
そうすると、過去を知らずに出会う「婚活市場のお相手」には、引かれてしまうんです。
逆によい条件、理想に近い条件の人と会って、数回デートを重ねていくと「箸の持ち方が気に入らない」「エスコートがスムーズじゃない」、「こんなはずじゃあなかった」みたいに、がっかりしたり、減点法で相手を見て、交際終了にしてしまう人がいます。
出会うまでの条件が良くて、会った後もそれほど印象が悪くないと、お付き合いのスタートがかなり高い位置から始まっているからです。
人間は誰しも良い点、悪い点、あります。それが人間です。理想を追っていても、常に自分が考えるような行動を相手はしてくれません。
実家暮らしで無意識に親に依存しているケース
特に心配なのは、未婚のまま親と生活しているケースです。社会人として自立していると言っても、食事を作ってくれたり、洗濯をしてくれたり、何げに親が「炊事・洗濯・掃除」をしてくれることに違和感なく甘えてしまっているケースもあります。
子供の頃から親と住んでいると、“やってもらえること”に慣れてしまっています。それに近い「居心地の良さ」を結婚(交際)相手に求めると、成婚はかなり難しいことになります。
私は大学まで大阪でしたが、就職で東京に出てきました。知り合いはいない中で、住居を探し、引越し。日々の暮らしも炊事・洗濯・掃除は全て自分でこなさなければなりません。
当時の初任給で、家賃や光熱費を払えば、外食ばかりするわけにはいかないので、できないなりにも自炊していました。
誰も朝起こしてくれませんし、洗濯もしてくれません(笑)。一人暮らしをするだけで、「当たり前のように支えてもらっていた生活」のありがたみと、逆に「社会人としての自覚」が身についていった気がします。
婚活は「二人で理想にむかうため」のステップ
一人暮らしに慣れていても、仕事をしていれば何もかも完璧にこなすことはできません。一人一人、個性がある中で、結婚は、お互いの個性を共有したり、尊重したり、マイナス面を補いながら、生きていくものです。
色々なことを話し合いながら生きていく中で、少しずつ成長していく、最初からよい結婚、よい夫婦ができ上がっているのではなく、それは結婚生活の中で育んでいくものだと思うのです。
よく「夫婦は顔が似てくる」という話を聞きませんか? それは最初から似ているというわけではなく、衣食住を共にする中で似てくるということだと思いますし、まんざら説得力のない話ではないと思います。
子供か生まれれば、さらにチーム化する
20~30代の婚活では、結婚後に子供の出産、育児も視野に入ります。子供が生まれれば、育児は大変ですが楽しいことも多々あります。
大人同士であれば話し合いできることも、子供は理屈では動かず、不確定要素のかたまりです。それを含めれば、今度は「夫婦」から「家族」になり、チーム化していきます。
「不安要素」「不確定要素」をなくしたい、と思う人もいるかと思います。
定職に就き、一人暮らしをしていれば、ある程度生活は安定しますし、お金も自分自身のためだけに使えます。
私は、こういった「ゼロリスク思考」のタイプの方には、無理に婚活をお勧めしません。人にはそれぞれの考え方がありますからね。
ただ「結婚したい」「パートナーと人生を歩みたい」と思っている方が「一緒に歩いて行けそうな人」と出会えたなら、そこから先は二人三脚で、新しい人生を積み重ねていけると思います。
人生は不確定要素の固まり。
それを楽しみながら泳げるか。
この3年間、誰がコロナ禍で世界がこのような事になると想像したでしょうか。緊急自他宣言が出され、また志村けんさん、岡江久美子さんが亡くなられた事は本当にショックでした。
またウクライナ・ロシアの紛争、またそれによる原油や小麦などの値上げ、円安ドル高、国内でも、猛暑やゲリラ豪雨、洪水等、もう世界も日本も、不確定要素だらけです。
いまの時代に、安定、安泰を求める事自体が難しいですし、変わっていく状況に対して、冷静に対応しながら生きていく柔軟性、しなやかさ、もしくはしたたか必要なのかもしれません。
コロナ禍で、結婚相談所やアプリに加入する人が増えたのも、そんな時代に、誰かと繋がっていたい、という思いが強くなったからではないでしょうか。「不確定要素が多い時代」には、共に生きる、話し合えるパートナーがいるのは、一人暮らしよりも心強いと思います。
婚活に適齢期はありません。「パートナーが欲しい」と思った時がスタート時期です。
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