コロナ禍での婚活は 「3中男子」に注目したい
東京・池袋「婚活エグゼ」チーフアドバイザーの坂田です。
急に春めいてきましたね。その分、花粉も飛んでいるせいか、目が痒いです。
皆さんもマスクはされていると思いますが、婚活中の方はマスクの下が鼻水ダラダラ〜とならないように、アレルギー対策をしっかり行ってくださいね。
新型コロナで発令されている「まん防」ですが、解除と延長で各県の対応が分かれていて、まだ先行きが不透明ですね。それでも徐々にピークアウトしてきているので、海外のように“マスクなし生活”が近づいてきている気がします。
婚活では「ハイスペック」という言葉がよく使われますが、バブル時代に「3高」という言葉が生まれました。「高身長・高学歴・高収入」ですね。
その反動もあってか今は「3低(低姿勢・低依存・低リスク)」がいいのでは?ということになっているようです(苦笑)。
コロナ禍で世の中の動きが鈍くなり、職種によってですが、外食産業や観光など大きなダメージを受け、なんだか地味な感じになっています。
「ハイスペック=高収入」を謳えば耳障りがいいですが、世の中そんな人ばかりが婚活をしているわけではありません。
私が思うにこれからのトレンドは「3中男子」だと思うのです。3中とは
「中収入、中身長、中学歴」です。
ベタですみません(笑)
大都市圏の結婚相談所のデータベース登録においては、男性よりも女性会員の方が、人数が多いんですね。婚活が長引いている方のなかには、ハイスペック男子を探しまくっている人も少なくありません。
でもそんな女性に限って、ちゃんと仕事をしてそれなりに収入がある「ハイスペック女性」である場合がけっこう多い。つまり自分と同等以上の条件でお相手を見つけようとして、婚活が長引いてしまうわけです。
でもね。結婚はサポートをし合う関係なので、ハイスペック同士である必要はなくて、お互いに足りない部分を補えればいいと思うんです。そこで大事なキーワードが「3中男子」です。
いや、普通で何が悪いんでしょうか(笑)。
世の中、大半はこの中庸という中にいるわけです。
収入:
GDPが諸外国に比べて伸びず、税金も昔よりも高くなっている日本。平均収入や可処分所得はむしろ減っている中、高収入を相手に望むよりも、普通にがんばっていて収入を得ている人を含めれば、出会える母数は広がります。
ちなみに、国税庁の「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、2020年度における日本人の平均年収は433万円。 男女別にみると、男性は532万円、女性は293万円です(年収は税込金額です)。
ただ平均値を見るより中央値を見る方が現実的と言われています。厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」の結果から20代後半の年収の中央値を算出すると、男性が約291万円、女性が約271万円、というデータもあります。
「私に似合う男は年収1000万円以上」とか、それを前提条件に掲げていると、婚活市場でも出会う機会が極端に減っていきます。
もちろん条件が良くて、素敵な男性、女性なら婚活市場からは秒でいなくなります(笑)。それだけライバルもハイレベル、ということですね。
収入は、二人分を合わせて考えれば、どちらか一方に高年収を望まなくても、家賃や食費、光熱費においてもメリットがあります。共働きが当たり前の現在、二人で稼いで協力していく、という考え方に立つことで、候補の相手の人数はぐんと広がります。
身長:
身長は180cm以上とか、175cmとか、高収入+高身長で、結婚相談所のデータベースに登録されている人は、そんなに多くはありません。
「身長170センチ以下に人権なし」という発言がSNSで拡散し、話題になりました。この発言をした、たぬかな氏というプロゲーマーの選手が、所属するプロeスポーツチームから速攻で契約解除されました。ちなみに彼女は「女性の胸の“Aカップ”も人権はない」と発言していたようですね。
この発言は論外として、最近の中でけっこうショッキングなデータが発表されていました。
男性の平均身長が縮んでいる!
(抜粋)「現在20歳以上の男性の平均が167.7センチと、170センチに満たない状態で、特に18~19歳の平均(170.3センチ)は30~40代(171.5センチ)をわずかに下回っています(2019年時点)
出典 Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8e2cb74dc851a4685f3ea93ad3db9de7e2aba32
日本の成人男性の平均は167.7cmで、「微差ではあるが、18-19歳の男子の身長は、40代の中年おじさんよりも低くなっている」というのです。
身長って、若い人ほど年々高くなっていくと思っていた私は、まさか今の18〜19歳が中年世代よりも身長が低くなっているとは思いもしませんでした。
これは平均値なので、もちろん高い人、低い人がいるわけですが、婚活において「身長165cmの男性」が、平均値から極端に低いわけではないということがわかります。
その点も踏まえて考えた場合、170cm〜175cm以上という条件で検索していた人も、身長の許容範囲を少し下げる(具体的には167cm〜とか)だけで、ご縁の可能性はかなり広がります。
学歴:
学歴は高いほどよい、という風潮がありましたし、過去形ではなく今もあると思います。「難関校に合格してきた人はその分努力している」、というのも正論だと思います。
ただそれと「社会に出て何をしているのか(貢献度)」は必ずしもリンクしませんし、まして婚活において、学歴が最重要視されることはありません。もしそうなら学歴の高い人から順に成婚していく、という理屈になります。
企業の面接も、学歴そのものよりも「そこで何を学んだのか」を重視していますし、社会人になれば、学歴そのものはさほど重要ではありません(政治家や医者など派閥のある職種は除く)。
*ここでは書きませんでしたが、例えば40代の男性が20代ばかり検索をかけてお見合い申し込みをしても、なかなか受諾率が上がらないのも同様です。このあたりは、他の仲人ブログでもたくさん情報が出ていると思います。
一番大事なのは相性や考え方
今回のブログでは敢えて「性格」というテーマには触れていません。ここが一番重要なことは言うまでもないからです。
「収入、身長、学歴」でお話してきましたが、これはあくまでも条件の中の一つです。条件はあくまで条件であって、自分の中でその範囲を広げるだけで、「相性の合う」素敵なお相手と出会える可能性が広がるのです。
オミクロン株の感染も、地域によってはピークアウトしてきています。ロシアによるウクライナ侵攻についても、連日報道されていますが、数ヶ月前にまさか国連の常任理事国で大国のロシアが他国に攻め入るなんて思いもよらなかったし、それによって多くのウクライナ人が家族や家を失っています。
自分の無力さを憂うばかりですが、日本も永久に平和であるとは限りません。婚活はできる限り早く終わらせて、パートナーと新しい一歩を踏み出して頂きたいですし、私もそのお手伝いができればと考えています。
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