なぜ「婚活」するのか? 一人暮らしはラク。 結婚生活は、○○を楽しめるかが重要
東京・池袋「婚活エグゼ」チーフアドバイザーの坂田です。
初夏の陽気になってきましたね。屋外では暑いですが、マスクを外せない典型的な日本人かなと、自分で思っております(笑)。
夜の飲食も制限がなく、デートもしやすい状況になっていますが、婚活中の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
日本は未婚率も上昇中で、また晩婚化も進んでいます。その中で「結婚」について、特に初婚の方は、漠然としたイメージを持ったまま婚活されている方もいます。(未婚だからある意味、当たり前とも言えますね)。
私は、大学卒業後に大阪から東京に出てきて、一人暮らしをしていました。親元、一人暮らし、結婚(二人暮らし)、子供を含めた家族生活、離婚、再婚と、様々な生活パターンを経験しています。その経験値でお話しするならば、
「一人暮らし」は一番ラク!です
自由に時間を使えますし、自分で稼いだお金を趣味に投下しようが、何に使おうが誰にも何も言われません(笑)。全て自己責任です。
親の介護や、特別な事情のある方を除き、結婚がしたくて婚活中、またはこれから婚活しようと思案中の方は、ぜひ「一人暮らし」をしてほしいと思っています。
「結婚する前に自由を満喫せよ!」
とか言いたいわけではありません(笑)。
一人暮らし(独立)をするためには、引越し、電気、ガス、水道、インターネット環境等の登録、住民票や各種証明書、銀行やクレジットカード等、様々な移転手続きが必要です。
その上で、日々の生活、炊事・洗濯・掃除もしなければなりません。一人暮らし経験者からすれば当たり前の話ですが。
でも一人暮らし未経験者は、その「当たり前」がわかりません。生活上の多くの仕事(作業)を親がカバーしているため、生活する上での作業量や必要な時間、金銭感覚がわからないのです。
例えばいま、ニュースで「玉ねぎが高い」と報道されていますが、この情報に肯く人と、あまりピンときていない人の二つに分かれるのだと思います。
敬遠されがちな「子供部屋おじさん」「子供部屋おばさん」
婚活市場で言うと、一人暮らしの経験がない「子供部屋おじさん」「子供部屋おばさん」は敬遠されがちです。
まず前提として、新婚当初から、「相手の親と同居OK」の人はかなり少ないので、このパターンで成婚した場合、必然的に「親と同居」→「配偶者と同居」となります。
結婚生活は二人で暮らしていくわけですが、前述の「子供部屋おじさん」「子供部屋おばさん」は、一人暮らしの経験がない分、相手に依存する、または依存される割合がかなり高いと思われます。
「子供部屋おじさん」タイプであれば、結婚したら親に変わって、女性(妻)が炊事・洗濯・掃除を全部やってくれるなんて思っている人もいるでしょう。専業主婦希望で、それを了解するケースもあると思いますが、共働き希望の場合は、まず婚活自体に苦労されると思います。
一人暮らしが人間を成長させる
一人暮らしをすると、親に頼っていたことがたくさんあることを実感します。家賃や食費、光熱費などは毎月のコストですし、生活のクオリティを維持するための時間とお金、労力がわかります。子供が生まれてこれから育てていくとなると、まさにそれ以上のエネルギーが必要です。
一人暮らしをすることは、「全て自分でこなす」ことです。
それにより、結婚生活においても相手に依存することなく、「お互いが協力して生活する」というスタンスに立てるのです。
今回のテーマですが、
結婚生活は、「起伏」を楽しめるかがカギ
です。
一人暮らしだと自分で様々なことをコントロールできますが、結婚すると相手と色々なことを共有しながら生きていくことになります。
さらに相手の家族や友人など、本人以外の関係性も加わり、その中で生きていくことになります。
それが「めんどくさそう」と思うのであれば、一人の方がよいと思います。結婚って、ある意味、めんどくさいものだから(笑)。
でも好きな人と生活を共にすると、楽しいこともたくさんあります。人生はハッピーなことばかりではありませんが、そのプラスとマイナスの起伏が一人の時よりも大きくなる、というイメージです。
楽しさ、満足感も一人では得られないものがありますし、苦労も一人の時よりも背負うことがままあるからです。
「生きてるだけで儲けもん」という言葉もあるように(笑)、「多少の起伏があった方が人生は楽しい」と思えるなら、結婚した方がいいですし、そのための「婚活」に要する時間は、その先の長い人生において、ほんの少しの間なのです。
一馬力よりも二馬力
令和4年において、共働き生活はもはや当たり前です。トヨタですら「終身雇用は無理」と言われる時代、大手メーカーや銀行に就職すれば安泰の時代はとうに終わっています。
サバイバルの時代、収入は一人よりも二人の方が安定しますし、「安心だ」というのは当たり前の話です。片方が高収入であっても、その人がいつ病気や事故に見舞われるかもしれません。
日本全体の平均年収は4,453,314円、中央値は3,967,314円
男性の平均は4,826,514円、中央値は4,315,314円
女性の平均は3,782,514円、中央値は3,514,914円
この数字を見る限り、夫婦共働きであれば十分やっていけるのではないでしょうか。
そういう意味でも、「高年収の一馬力」よりも、「普通の二馬力」という考え方に時代がシフトしてきている気がします。
起伏のある人生は豊かで楽しいものです(本当に!)。
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