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めくるめくプロヴァンス(2日目)

7月12日 アヴィニョンとその近郊&アルル
10時 @
11 Avignon 
今回の旅の目的。去年お世話になり、来年もまたお世話になる、スイス、ジュネーブの劇場Am Stram GramのOzを観に。

子供達のグループも多く、満席!ムンムン!
どのキャラクターも、演出家のJoan氏に見えてくる、ポジティブにカオスでエネルギッシュな1時間。対象年齢は7歳以上。フランス語でキツイかなと思っていたけれど、意外と娘も一緒に笑って楽しみました。
オズの魔法使いの登場人物とかあらすじくらい読んできた方が良かったかもなぁ、、と若干反省。それぞれのパフォーマのクオリティが高く、それもあって、作中どこかで、パフォーマー全員が一緒になったからこそ起きる舞台上の奇跡があったら良かったなぁとちょっと残念に思う。でもこの作品はきっと、普段は100人向けではなく、500人とかの会場でも出来るような大きな劇場でやる作品だもんな〜、そうするとまた感じも違うだろうなぁ、などと想像したり。

観劇後は、久々に教皇宮殿を眺め、周辺を散策。
橋もローヌ川も眺めて満足。

晴天と天使たち

何せ暑いので、、あんまり街中をうろうろしたくない…というのが本音。
まだお昼の時間にもならないけれども、もう街を出て、Côtes-du-rhône(コート・デュ・ローヌ=ワイン)でも買いに行こうよ!という気分に。爆
というわけで、市街地から少しニーム方面(西)へ車で15分ほどのこちら、Château de Boscへ。

2023.07.12 Château de Bosc

Posted by Saya Namikawa on Monday, July 17, 2023

数年前にアヴィニョン中央市場で見つけた亜硫酸塩無添加の赤が美味しく、以前にも買いにきたことがあるのですが、今回はARTEMISという素敵なボトルのロゼも購入。白は100% Viognier、ロゼは80% Grenacheと20% Mourvèdre、飲み比べると、全然違う方向を向いていて、美味しい。

そして今回は、なんとびっくり、グルテンフリー ざくろビールとやらも発見、早速夜に冷やしていただいくと、後味がほんのりざくろ
ビールはあまり好きではない私もお代わりしてしまった…!

グルテンフリー  ざくろビール

そろそろお昼の時間、しかしこの辺にレストランはあるのか?!心配…ということで、ワイナリーのおばさまに聞くと、「それならVilleneuve-lès-Avignonに行ったら小さなお店がちょこちょこあるから、そっちがいいんじゃないかしら?」とのこと。
VilleneuveでもAvignonのフェスティバル中に、Festival Villeneuve en Scèneというフェスティバルがあり、いつもアヴィニョン市内から、対岸に見える要塞を眺め、行ってみたいなぁとは思っていたけれども、まさかご飯を食べに行くとは。笑
おばさまおすすめのお店↓は味はまぁそんなに感動的ではなかったけれども(笑)目の前に大きな広場(駐車場)があって便利で、中庭で気兼ねなくご飯が食べれただけでも良しとせねばです。

ご飯を食べたら、ぐっとやる気がなくなり、せっかく初めて来た街ですが、散策もせず、一旦アパートへ。

夕方は気を取り直して、アルル。
以前にも来ていて、この時期は大きな写真フェス(Les Rencontres de la photographie)があるんだよな〜と思いつつも、何せ時間がない〜。
今回も見たいなぁと思いつつ、たくさんの会場の前を通り過ぎる始末・・・苦笑
でも、メインプログラム以外でも、街中に写真があって、楽しい。

路地に続いていた写真たち

写真好きの我が家のおじさんには申し訳ありませんが、私はこの記事を読んで、ちょっとだけ垣間見た気分。

そしてコロナ明け直後に比べて、なんだか日本関係のギャラリー、ショップ(食べ物含む)が増えているような気が。アビニョンのラーメン屋さんも、より和食っぽいお店がアルルにあるようだし、なんだか日本人のコミュニティがあるようで、面白い。
そして行きたいレストランを探していたら、近くにVAGUEというスペースを発見。AWAHIという展示、日本人の作家さんのお名前が色々。堀尾貞治さんも!?とはいえ、もう閉まっているよね、、という時間。こちらもまた今度だ…!

ジェラートお振舞いも気になる

街中の広場でとっても上手なアコーディオン弾きさんの演奏に聞き入ったり、古代劇場ではサウンドチェックもしている!遠目でよく見えないけれども、なんだか不思議な楽器?があるような。

4人…いた!

何だろう?と検索すると、ちょうど夏の音楽フェスLes Sudsの会期中のよう。プログラムが豪華!めっちゃ楽しそう!

この夜は、なんと、コラ奏者のSISSOKOのアンサンブル!確かにこんな感じの4人が目の前にいるではないか〜。そして当然の如く、完売御礼の印。これまた残念。笑

そして翌日はなんと、Avishai Cohenのコンサートじゃないか〜!一度は生で聞きたいと思っているのに、ニアミス!!!最近は小曽根真さんとのプロジェクトもやっているようで、10月には日本でのコンサートツアーがあるようです。

と、アヴィニョンもアルルも、ほんの数時間の滞在だけれども、、今回も、演劇で消費されている7月のアヴィニョンより、アルルに軍配が上がったのでした。街のサイズと見合った文化的コンテンツが観光ともうまく混じり合ってる感じがする。ゴッホの夜のカフェテラスの絵が描かれたという広場を見たときの感動も忘れられないし(観光客で賑わっているのだけれども、まるで絵の中に彷徨いこんだかのような色合い)、カマルグの風が漂うアルルの空気が私は好きなのかもしれない。

前回、2021年に来たときは、ちゃっかり円形闘技場も入って、古代ローマ人に扮した人たちが色々投げたりしている実演を見て笑い、ゴッホの美術館も小さいけれど、なんだかポップな展示で、これはこれで面白いなぁと思った覚えがある。

空が青い
洞窟感満載
なかなか笑えるデモストレーション

唯一難があるとすれば、市内の美味しそうなレストランはどこも小さくて、席がとっても限られていること…。でも、このバカンスの時期はどこに行ってもそうなんだろうなぁ…
しかし2月にローマに行ったときにも思ったけれども、予約なしで行き当たりばったりを楽しむ旅がどんどん出来なくなっていて、それもなぁ…と思う。インターネット様様で宿を探したりレストランを探したりは便利になって、そのおかげで色々楽しめるようになって、私もその恩恵を十二分に受けているけれど、こんなところにこんなものが!とか、来てみたら入れて良かった!みたいなちょっとした瞬間を楽しむことは少し減ってしまったような気もする。

さて、気になっていたベトナム料理屋さんには断られ(笑)第二候補のモロッコ料理屋さん、VOLUBILISへ!ギリギリ予約なしで滑りこめたけれど、ちょっと遅かったら、テーブルがなかったので本当にラッキー。美味しいタジンとクスクスをいただき、とっても満足。

青い!

友人曰く、上記のアルルの音楽祭のような、とてもいい音楽フェスがあって通っていたとか。
いつかモロッコも行けたらいいな。

めくるめくプロヴァンス(1日目)AvignonとFontvieille はこちら
めくるめくプロヴァンス(3日目)セナンク修道院とアプトはこちら
めくるめくプロヴァンス(3日目)② Digne-les-Bains 到着はこちら

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