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木漏れ日

季節によっては、光がちょうどよい角度で部屋に差し込んできて、窓辺に植物を置いていると、美しい木漏れ日が出来上がる。
今が一番角度がちょうど良い季節で、朝は東側の出窓から、昼は南向きの小窓から、夕方も小窓から光が差し込む。
朝の優しい光、昼の強い光、夕方の涼しげな光を味わえる部屋になっている。

やはり光の入る部屋だからか、植物はかなり育ちやすい。
また、光が入りやすい上に湿気もこもりやすいので、クワズイモとモンステラ属の連中は、朝方に葉先から露を出して大喜びしている。
湿気がそうだから、鉢植えの土は、よく言われる基本のブレンドに加えてやや排水性を高めた配合にしている。

木漏れ日を作り出す
マドカズラ。
その木漏れ日を浴びる机の様子。

木漏れ日の角度と季節に応じて、机の位置は変えている。
切り出してやすり掛けを少し行っただけの、正真正銘に天然無垢な木のテーブルに、浮かぶ木漏れ日。
テーブルに置いたコーヒーから上る煙も、木漏れ日に吸い込まれている。
この空間で死ぬまで読書に耽りたい。

そう感じさせてくれる木漏れ日の力、またそれを生み出す植物と太陽の力には、心からの拍手を送りたい。

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