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即席ピクニック

遊びの時でも、仕事の時でも、ハイキングの時でも、カバンの中にはメモ帳とペンを忍ばせている。
暮らしを良くするため、あるいは悩みを打破するためのアイデアは、いつもよく分からない時に現れて、その瞬間に書き留め無ければ、その後永遠に思い出せない。
また、服はいつもブラックデニムを下に履いており、それもまた、どんなシチュエーションでも着用している。

メモ帳の携帯性とデニムの汎用性おかげで、たいていの草の上ならいつでも腰を下ろせるようになり、街の中や公園の中を問わず、即席でピクニックが開けるようになった。
近くに自動販売機があればそこでコーヒーひとつ引っ掛けることも出来るから、贅沢なものだ。

バスケットやパン、敷物が必須のように考えていたが、思い込みだったようだ。
つまり、そこまで豊かになろうとしなくなった。
これは頭が硬くなったせいなのか、人と比べなくなった成果なのか、その両方かは分からない。

これからも、草があれば腰を下ろそう。

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