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ぼっちOLが行くイタリア一人旅~本編~

 皆さんこんにちは。紺色です。以前投稿した以下の記事に引き続き、今回は本編をお送りします。

 4泊6日でイタリアのローマとヴェネツィアへ行ってきた今回の旅行、その充実した中身について語ろうと思います。


0.乗り継ぎドバイ編

 今回、エミレーツ航空を利用してドバイ乗り継ぎからローマへ入ることを選択しました。ドバイは4年半前にヨーロッパへ行った際も利用しましたが、今回も利用した理由があります。それは、4年半前に行くことができなかった場所へ行きたかったからです。
 その名も「世界一美しいスターバックス」。ドバイ国際空港からメトロで約1時間ほど、イブン・バットゥータモールというショッピングモールの中にあるペルシャコートのスターバックスです。ペルシャのモスクのような美しい装飾、ドーム状の空間の下にある店舗になります。

青と黄色のコントラストが美しいですね!

 ちなみにメニューも結構日本と異なっています。台湾に去年旅をした際もスターバックスへ寄りましたが、やはり世界のスタバのメニューを比べるのは面白いです。

カラフルなドーナツ🍩
クロワッサン美味しそう🥐
フラペチーノの種類も随分違います

 頼んだのはストロベリークリームフラペチーノ。24ディルハム(日本円で1000円ほど?)でした。やはり場所の影響でしょうか、日本よりも高かったです。

まさしく「映え」

 実は4年半前に行ったとき、ここは工事中でした。せっかく8時間のトランジット時間を確保したにもかかわらず、無駄足に終わってしまったことを非常に悔やんでいたので、リベンジができて良かったです。

1.ローマ編

 ローマのフィウミチーノ空港に到着したのは、現地時間18時頃。ここから鉄道に乗ってローマのハブ駅であるテルミニ駅に向かいました。

今回乗ったレオナルド・エクスプレス

 流石に日が暮れていたので、この日の観光はなし。ホテルに直行です。泊まったホテルはこちら。

 テルミニ駅から歩いて10分ほどのエリアにあるホテルです。廊下に給水機があるのがたいへんありがたい。カードキーを差し込むところがわからず、少しバタバタしましたが、無事に移動の1日目を終えました。

ローマ観光

 2日目、朝の8時にホテルを出発し、フォロ・ロマーノへ。実はこの日は月の第1日曜日。ローマのすべての博物館・美術館・史跡などが無料で観光できる日です。ゆえに各施設のチケット売り場は長蛇の列となります。当然、ローマ観光の目玉であるコロッセオも並びます。(9時過ぎの時点で500mくらい列ができていたかも)ここが、フォロ・ロマーノのチケット売り場へ行った理由です。フォロ・ロマーノ、コロッセオ、パラティーノの丘の3史跡はすべて共通のチケットで入れます。なので、人が多く並ぶコロッセオよりも、フォロ・ロマーノへ並んだ方が列が短く済むのです。(今回は時間の都合上、フォロ・ロマーノは見るだけでした)

朝のフォロ・ロマーノ

 コロッセオの入場自体はそれほど列に並びません。空港でやるような手荷物検査があるので、そこだけ注意が必要です。中に入るとそこは世界史の教科書で見たコロッセオそのまま!

コロッセオの外観

 コロッセオの中は階層構造になっており、階段(一段一段が少し高い)を昇り降りする必要があります。歩きやすい靴で行くのがいいと思います。なお、エレベーターもあるのでご安心を。
 順路はぐるりとコロッセオを回る形です。途中、コロッセオの歴史や古代ローマの遺物を展示するコーナーもあるので、ちょっとした博物館みたいになっています。

結構高さがあります
地下施設の跡

 ミュージアムショップのようなところも2箇所あるので、気になる人は覗いてみてもいいかもしれません。

 コロッセオを出た後は、真実の口を見に行きました。小さな教会の入口付近にあります。ここはアジア系観光客の割合が高かった印象です。

 思っていたよりも大きく、高さはだいたい180cmくらい。やはり口の中に手を突っ込んで撮るポーズが人気です。一人旅でもスタッフの方が撮ってくれるのでご安心を!

 そして次に向かうのはパンテオン。多神教の時代に建てられた神殿が今でも残っています。コロッセオも人が多かったのですが、パンテオンは街中にあるからか、人口密度がえげつない。イタリアといえばスリ、と言われてしまっていますが、確かにこの人口密度なら気付かれなさそうというレベル。さらに、この近くには(というかローマの観光地には)水やモバイルバッテリー、自撮り棒、子供向けのおもちゃ、謎の布、偽ブランド品などぼったくり(偽ブランド品に至っては犯罪)屋が多くいます。絶対に買わないようにしましょう!

この反対側にあるオベリスクは工事中?でした

 続いて、パンテオンの近くで腹ごしらえです。立ち寄ったのは「Antica Salumeria」というデリ。ピッツァ リピエーナと呼ばれるピザ生地に具をサンドしたピザみたいなものをいただきました。ここはピザ以外にもハムやチーズも売っており、味見もできるので、ぜひとも寄ってみてください。(ハムなどの肉製品は持ち込み禁止ですが、チーズは大丈夫だったので、お土産にもいいかもしれません)

頼めばチーズも入れて温めてくれます
分厚いけどさっぱり

 腹ごしらえは続きます。歩き続けて少し暑くなったので、ジェラートで体を冷やすことにしました。デリから歩いて少しのところにある「Giolitti」です。

カフェスペースもあります

 創業から100年以上の歴史あるジェラート屋さん。イタリア王室御用達でもあり、「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーン演じるアン王女が食べていたジェラートもここのもの!

たくさんのフレーバー

 フレーバーは約60種類もあり、ショーケースの中を見るのがとても楽しいです。今回注文したのは、ストロベリー味と「ローマの休日」味。特に後者は全く味が想像できなかったのですが、洋梨のようなさっぱりした味わいが特徴的でとても美味しかったです。

 腹ごしらえを終えたところで次はトレビの泉へ行きました。後ろを向いてコインを投げ入れればまたローマに戻ってくることができる、的なおまじないで有名な場所です。しかし、今回行ったところ、泉の周りは透明な壁で囲われ、中の水もありませんでした。どうも工事中のようで、年末頃まではこの景色らしいです。ちょっとがっかりでした…

それでも彫刻は変わらず綺麗です

 さらにトレビの泉から歩いて、今度はスペイン広場へ。「ローマの休日」でアン王女がジェラートを食べていた場所ですが、現在ここは飲食禁止。なので、広場のそばにある階段を上って高いところからの景色を見てみることにしました。

下から見るとこんな感じ
途中にあったラテン語の石碑みたいなもの
高層建築がないので、視界が開けています

 この周囲にはGUCCIやPRADA、Diorなど超有名ブランド店が軒を連ねています。私は従姉妹の結構祝いにイルビゾンテの革製品を購入しました。日本で買うより断然安いのもポイントです!

 さて、歩きはまだ続きます。川を渡ってお次はサンタンジェロ城。円形の外壁が特徴的です。今回はあまりにも人が並んでいたため、中を見るのはパスしましたが、お城の上の方からはバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂が見えるようです。次に行く機会があれば、ぜひとも中に入ってみたいです。

 サンタンジェロ城から歩いて約15分。ついにバチカン市国へやって来ました!キリスト教といえば、の場所です。国ではありますが、特に入国の手続きなどはなくすんなり入ることができます。もちろん聖地なので、露出が多い服装などは控えたほうがいいでしょう。

大聖堂とオベリスク

 ローマ観光はこれにて終了!地元のスーパーでお土産を買い、ホテルに戻りました。

鉄道移動

 3日目、この日はローマからヴェネツィアへ約4時間ほどかけて電車で移動します。ホテルをチェックアウトし、テルミニ駅へ。大きな電光掲示板があるので、そこで乗る列車のホームを確認します。

出発が右、到着が左

 しかし、ここは日本ではないので当然列車は遅れます。酷い場合は100分遅れとかも。当たり前ですが、アナウンスはないので、適当に時間を潰すしかありません。あらためて日本の鉄道運行の正確性を実感しました。なお、私の乗る電車は予定より35分遅れで到着。まあ許容範囲です。後の予定を詰め込みすぎなければ、割とおおらかな?心でいることができます。
 ホームを確認し、電車に乗り込みます。今回はなんと1等席を予約したので、軽食のサービスが付いてきました!足元は広々していますし、サイレントエリアだったので大声で話している人もおらず、リラックスして移動することができました。

クッキーとベリー系のパイみたいなお菓子、水にお好きなドリンクのセット

2.ヴェネツィア編

 ローマから鉄道に揺られること約4時間。なんだかんだで1時間半ほど遅れはしましたが、無事にヴェネツィアへ到着しました。

駅を出ると目の前が運河です

 駅から少し歩き、ホテルに荷物を預けます。ヴェネツィアで泊まったホテルはこちら。

 ヴェネツィアのサンタルチア駅からほど近い、人通りの多いエリアにあるホテルです。少し古い部分はありますが、利便性がよいエリアだったので、観光には便利でした。

ヴェネツィア観光

 ホテルに荷物を置いた後、少し時間があったので歩くことにしました。ヴェネツィアは運河が街のいたるところにあり、まさに生活を共にしている感じがありました。

 ホテルから歩くこと約20分、ヴェネツィアで有名な橋の一つ、リアルト橋に到着しました。ここは橋の上にお店があり、ヴェネツィアのガラス製品やカーニバルの仮面などが売られていました。

リアルト橋から沈みかけの日を眺める
橋の外観はこんな感じ

 少し日が落ちてきたところで夜ご飯です。ホテルの近くまで戻り、「Trattoria il Vagone」というお店に入りました。頼んだのはトマトとバジルのブルスケッタ、タリアテッレ ボロネーゼ、ハニーティラミスです。

カリカリのパンが美味しい
量がちょうどいいです
濃厚なティラミス

 イカ墨パスタも挑戦してみようか迷いましたが、海鮮系が苦手なのでちょっとパス。後でこのお店をGoogleマップで検索したところ、イカ墨パスタの評判ばっかり出てきたので、少し後悔しています…
 3日目はこれにて終了。翌日が丸一日観光できる最後の日です。

 4日目、朝食の後はホテルを出てヴァポレット(水上バス)の乗り場へ歩きます。この日は主に島めぐりとヴェネツィア本島の観光が中心の日でした。

乗り場へ向かう途中

 船酔いが心配でしたが、幸い天候は穏やかで風もそれほど強くない日だったので、大きく揺れることなく景色を楽しむことができました。
 まずはガラス製品で有名なムラーノ島です。着いた時間が早かったため、オープンしていないお店もありましたが、ここで祖母へのプレゼントでガラスペンを購入することができました。

 次はブラーノ島です。ここはカラフルな家で有名な島。なんでも、漁から帰ってくる際に霧で家を見失わないようにカラフルにしたとか。よく見てみると、隣同士で同じ色の家がなく、被らないように色を決めているのかな?と思いました。

 再びヴァポレットに乗り、ヴェネツィアへ戻ります。前日に見きれなかったエリアの観光です。ヴァポレットを降りてしばらく歩くと、ヴェネツィアの名所サン・マルコ広場です。ここは大きな聖堂や近くにドゥカーレ宮殿もあり、観光客が多いエリアです。ローマと同じくぼったくりの物売りやスリ、花売りには注意してください。

大聖堂は工事中
ドゥカーレ宮殿

 ドゥカーレ宮殿から海沿いを歩くと、ため息橋があります。宮殿から独房へ引き渡される囚人が最後に見てため息をつく美しさ、ということでこの名前になったようです。どこか物寂しさを感じる橋です。

 そのまま海沿いをさらに歩き、ヴェネツィア本島の東までやって来ました。次は「Che Bon」というカフェで一休みです。

カフェの外観

 マキアートとクラプフェンというドーナツのようなもの、ピスタチオのクロワッサンを注文しました。イタリアでクロワッサンの美味しさに目覚めた気がします。

 カフェでの一休みを終えたら、さらに別の橋へ。次はアッカデミーア橋という橋です。橋の上から写真を撮ったのですが、これぞまさにヴェネツィア!という写真が撮れました。もしかしたらヴェネツィア一の写真スポットかもしれません。

 ここまで散策をしたところで4日目は終了。そして日本へ帰国です。

3.終わり

 今回、4年半ぶりのヨーロッパということで色々緊張しながら向かいましたが、無事何事もなく旅行を終えることができました。毎回のことですが、私の旅行がハイペース過ぎて午前中で疲れてしまい、午後はホテルでひたすら寝るみたいな日程だったので、もう少し余裕を持ったスケジュールを組みたいものです。
 ごはんも美味しく、まだまだ見足りない観光地ばかりのイタリア、いつかもう一度行きたいなと思います!

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