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1日1フェルミ推定 ⑧日目 東京都に鳩は何羽いるか?

こんにちは。今日も元気にフェル推定やりましょう。

今日問いていくのは東京都に鳩は何羽いるのか?です。

前提確認

東京都に住んでいるすべての鳩の数を推定していきます。

アプローチ設定

鳩は都会よりも森林に多くいると仮定します。
そして東京都を都会と森林に分け面積ベースで求めていきます。

東京都にいる鳩の数 =

 東京都の面積 x 面積あたりの鳩の数

モデル化

まず東京都の面積を田舎と都会の割合に分けていきたいのですが、東京の面積がどのくらいか知らないので先に東京都の面積を推定していきます。

画像1

面積は絵に書くことでイメージしたほうがわかりやすそうだと思ったので絵にして考えてみました。日本の面積は38万k㎡です。これはもう覚えましょう。四角で囲った数字が県の数、囲っていないのが面積です。推定です。本州には33の都道府県があり面積は20万k㎡。1つの県の平均は0.6万k㎡となります。東京は平均よりもかなり狭いはずなので半分の3000k㎡と仮定しましょう。実際は2,194 km²でした。これも覚えておいた方が良いかもしれませんね。
次に東京都の都市と森林の面積を考えていきましよう。これは今までの面積ベースの問題で日本の都市と森林の面積を何度も求めてきたので同じように考えましよう。
日本では1/4が都市で3/4が森林です。東京はもちろん他の県よりも都市の面積が多いはずです。1/2を都市、残りを森林と仮定しましょう。
都会では鳩が1k㎡面積あたり何羽いるでしょうか。
ここが一番の難所だと思います。
全く想像がつかないのでまず人の面積当たりの数を求めてそれを基準に考えてみましょう。日本の人口1億2000万人÷38万k㎡=335人/1k㎡です。
鳩は都会にも山にもどんな環境でも生息しており人よりも生存能力が高いことから数も多いと思われるので、都会は800羽/k㎡、森林は1600羽/k㎡と仮定しましょう。

計算実行

東京都の鳩の数 =

都会の鳩:1500k㎡ x 800羽

   +

森林の鳩:1500k㎡ x 1600羽

= 360万羽

合計360万羽となりました。

現実性検証

書籍では14万4000羽となっていました。鳩の存在している場所を駅と公園に分けて求めていました。駅と公園以外は比較的少ないので考慮しないとしていましたがどうなのでしょうか。駅と公園以外のほうが多いと私は思っていましたが実際どうなのでしょうか。
鳩の生息数に関するデータを調べてみましたが見つけられませんでした。
広島市の鳩の数に関するデータはありました。平成10年の時点で2000羽弱です。

東京都のカラスの生息数に関するデータもありました。令和2年時点で11,000羽です。

このことから考えると書籍が導き出した答えである14万4000羽は妥当なような気がします。


次回はピアスの市場規模を求めていきます。


こちらの書籍を参考にしています。



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