HKK入院日記 3日目
ここまでの内容
→38歳(男)がニセコのスキー場にてスノボ中、立木に衝突
→左骨盤を骨折
→入院(札幌徳洲会病院)
骨盤骨折した男の入院日記です。
2019.3.1(金) 入院3日目。
3月を北海道で迎えるとは思っていなかった。2泊して帰るはずだったんだもの...。
入院以来排便ができていないので下剤を飲む。
6:45 朝の痛み止め内服。
牛乳も飲んで少しお腹が動いて来たような感じ。
おいしい。病院食がいつもあったかくて、とても美味しかった。食欲はなかったけど食べれるものを食べれるだけ食べた。飲み物は全部飲んだ。
今日の担当は20代男性看護師のW場さん。スノボが好きでゲレンデパスポート買って行きまくってるそう。スノボトークで少し盛り上がる。
10:30入院以来初めてのお風呂(シャワー)へ。
寝たままベッドごと廊下にでてお風呂場へ。シャワーに行く前に痛み止めを血管から直接投与する。
特別なお風呂場へ。ベッドからお風呂用ベッドへ移動する。女性看護師二名係で、服を脱がしてお湯をかけてくれる。
本当は体を釣り上げて寝たまま湯船に入れるみたいだけど、体を釣ったらどうしても腰が45°以上曲がるので湯船には浸かることができず。涙
体を起こしたり傾けたりすると痛み止めを飲んでいても強烈な痛みに襲われる。ツライのはシャワーのお湯が鼻に入ってむせた時。咳をすると全身が震えるからか、骨に直接振動が伝わって、超強烈な痛みが走る。これは本当に痛い。鼻に水入れないで〜と心の中で泣きながら叫ぶ。
それでもお湯は気持ち良い。本当に気持ち良い。全身を洗ってもらう。気持ち良さとありがたさで涙が出そうになる。
12:00 妻🐼来院。
孫の手を買って来てもらった。
手の届く範囲でしか行動できないのでこれでかなり助かった。かゆいところもかける!
昼ごはん前に痛み止め。妻🐼に昼ごはんをサポートしてもらいながら食べる。まったく食欲がない。それでも食べないと体力が落ちる。手術までに体力をキープしなくてはいけない。血肉を作らないといけない。無理やり食べる。それでも1/3が精一杯だった。
妻🐼「老人介護してるみてーだな」
水分は積極的に摂取した。看護師さんにも言われて1日2ℓを目標にがんがん飲んだ。250ml測れるこぼれないストロー付きコップを使っていたので計算しやすかった。水を入れるたびにメモをして1日何杯飲んだか合計して卓上カレンダーに付けていた。
尿瓶にもかなり慣れたので怖くない。
16:00頃 主治医のO田先生より手術の説明。妻🐼と一緒に聞く。
・週明け4日(月)の昼前から5,6時間を想定
・体の前を20〜25cm切開し2種類のプレートを埋め込む
・全身麻酔
・術後1週間は切り口が痛む
・術後すぐリハビリをスタート
・4〜6週間は体重をかけるのは不可能
・骨折の痛みは術後にはとれる見込み
手術の時期と内容がわかり、少しホッとした。プレートがどんな感じで入るのかまったく想像できない。5,6時間もかかるのか。骨の痛みがとれるのは嬉しいな。全身麻酔どんな感じなんだろ。などなどいろんな考えが飛来していた。
17:15 夜の痛み止め。
今夜の担当は茶髪20代女性看護師のK島さん。元気がよくてすごく気にかけてくれる。先日スノボを始めたらしい。骨折には注意するように伝える。
18:15 妻🐼はホテルチェックインのためホテルへ。
20:35 食後また痛み始める。前日と同じく就寝直前の22:30に痛み止めをもらう。結局排便しなかったので少し強めの下剤も内服。
血中酸素濃度を測るクリップがすぐ外れるので、シールで止めてもらった。暗い部屋に指先だけが光る。E.T.みたいだった。
夜中の3時頃、痛みで目がさめる。ナースコールしてまた別の痛み止めを内服。痛み止めが強いので同時に胃薬も内服。
続く